猫への間違ったお手入れ

1.シャンプーのしすぎ
猫は自分で毛繕いをして体を清潔にしているため、汚れが気にならない場合や長毛種でない場合はシャンプーが必須ではありません。
猫は体が濡れることを嫌う傾向があるので、必要以上にシャンプーをすると負担になってしまいます。猫に余計なストレスを与えないためにも、被毛がパサパサになったり皮膚がダメージを受けたりするのを防ぐためにも、シャンプーのしすぎには注意しましょう。
2.長時間のブラッシング
猫の被毛と皮膚の健康維持のために、そしてコミュニケーションの一環として、こまめなブラッシングは大切です。しかし長時間ブラッシングをすると、抜け毛を取り除くだけでなく生えている毛まで抜けてしまうかもしれません。
薄毛や脱毛の原因になるうえに、猫が痛い思いをすることになるので、5分以上続けてブラッシングをするのはやめましょう。
3.爪を深く切りすぎる
猫の爪を伸ばしっぱなしにすると危険ですが、深く切りすぎるのもNGです。猫の爪には血管と神経が通っているので、深爪すると出血したり痛みを感じたりしてしまいます。爪切りの際は、爪の先端だけを切るようにしてくださいね。
飼い主さんが爪切りをすることが難しい場合は、無理をせずに動物病院やトリミングサロンでお願いするのがよいでしょう。
4.過度な耳掃除
耳垢が出ていない猫に耳掃除は必要ありませんが、耳垢が出て汚れている場合は耳掃除をして綺麗にしてあげたいところです。
しかし耳の中を強くこすったり、アルコールで拭いて刺激を与えてしまったりするのはNGです。このような過度な耳掃除は、耳の炎症を引き起こすなど、かえって猫の耳の健康を害する可能性があるので注意してください。また耳の奥まで指や綿棒を入れるのも、耳の中を傷つけてしまって危険なのでやめましょう。
猫への適切なお手入れの方法

1.猫のシャンプーは月1回程度が目安
被毛が汚れやすく毛玉ができやすい長毛種は、シャンプーによるお手入れが必要です。月に1回程度を目安に全身のシャンプーをして、清潔な被毛と健康な皮膚を維持しましょう。人間用のシャンプーは猫にとって刺激が強すぎるので、必ず猫用のシャンプーを使ってくださいね。
短毛種の汚れが気になる場合は、年に1~2回を目安にシャンプーをしてみてください。やりすぎは厳禁ですよ。
とはいえ、トイレをした際におしり周りに排泄物が付くなど、猫の体が汚れてしまうことはありますよね。汚れが気になる時は汚れた部分だけを洗う、濡れたタオルやコットンで拭くなど、できるだけ猫の負担にならない方法で汚れを落としてあげましょう。
2.猫のブラッシングは5分以内
猫のブラッシングは毎日してもOKですが、1回のブラッシングの時間は3~5分程度に留めましょう。被毛や皮膚の負担にならないように、同じところばかりではなく全身を満遍なくブラッシングしてくださいね。
愛猫がブラッシング好きで、5分では物足りなさそうにする場合は、柔らかい獣毛ブラシを使ってもう少しブラッシングをしてあげるとよいでしょう。獣毛ブラシは、抜け毛を取り除く効果よりも被毛にツヤを出す効果が高いので、ブラッシングの時間が長くなってしまっても被毛や皮膚に優しいです。
3.猫の爪は月に1~2回、先端だけを切る
猫は爪とぎをする習慣があるので、爪切りは月に1~2回で十分です。爪の伸びるスピードは猫によって違うので、愛猫の爪の状態をチェックして必要なタイミングでお手入れしましょう。
爪の血管や神経を傷つけないために、先端の尖っている部分だけを切るのがポイントです。猫が爪切りを嫌がって暴れると、手もとが狂って深爪してしまうかもしれません。猫がリラックスできる体勢で爪切りをすることと、嫌がったら暴れる前に爪切りを中断することを心がけてください。
一度に全ての爪を切れなくてもOKなので、焦らず慎重にお手入れしましょう。
4.猫の耳掃除はこすらずに優しく
猫の耳はデリケートなので、こすりすぎて炎症を引き起こしたり、奥のほうまで触って内部を傷つけたりしないように、優しく扱うことを心がけましょう。耳掃除は月に1回程度を目安に、軽く濡らしたりベビーオイルを付けたりしたコットンで行います。
愛猫の耳をめくったら、指に巻いたコットンで優しく汚れを拭き取ってください。耳の奥まで指を入れると危険なので、見えるところだけを掃除します。耳垢がひどい場合やニオイが気になる場合は、病気の可能性もあるので動物病院で相談することをおすすめします。
まとめ

猫が清潔で健康に過ごすためには、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れが欠かせません。しかし飼い主さんが間違ったお手入れをしてしまうと、猫の健康を損ねたりストレスを与えたりすることになりかねないので注意しましょう。はじめてのお手入れの前に、ぜひお手入れの正しい方法や適切な頻度をチェックしてくださいね!