猫の「盗み食い」が招く危険とは

猫の盗み食いが招く危険には、具体的にどのようなことがあるのでしょうか。
1.肥満
猫がキャットフードの袋を破って食べたり、パンや生クリームなどの人間の食べ物を食べたりと、与える食事以外に盗み食いが多いと、カロリーオーバーで肥満になってしまいます。
猫でも肥満は健康に悪影響を与え、関節炎や糖尿病などの病気を起きやすくさせたり悪化させたりしまう可能性があります。
2.尿石症
ミネラルを多く含む食べ物を猫が食べすぎると、尿石ができやすくなります。かつお節や魚の干物など、猫が好きそうなものにはミネラルを多く含むものがあり、注意が必要です。
3.中毒など
人間の食べ物の中には、猫が食べると中毒や病気を引き起こすものがあります。
ネギ類を猫が食べると、量によってはネギ中毒を起こします。元気がなくなる、食欲がない、下痢、血尿などの症状が出て、重症な場合には死亡することもあります。たとえ加熱しても、ネギ中毒の原因となる成分の毒性はなくなりません。ネギ類を使った料理にはネギの毒性成分が溶け出しているので、ネギそのものを食べていなくても注意が必要です。
他にも、チョコレート、コーヒー、アルコール、ブドウ、干しぶどう、アボカドなどは猫が食べると危険な食材ですので、管理方法に注意しなくてはなりません。
同じ種類の食べ物でも、製品や猫によって中毒を起こす量は異なります。しかし、猫は体が小さい上に様々な中毒物質に感受性が高いことが多いので、猫にとって毒となる成分を含む食べ物は絶対に盗み食いされないようにしましょう。
猫が盗み食いする心理とは

では、猫が盗み食いをする心理とは、どういったものなのでしょうか。
お腹が空いた、栄養が足りない
1日のキャットフードの量が足りておらず、お腹が空いていて盗み食いをしている場合があります。量は足りていても、例えばたんぱく質の含有量が足りなくてフードに物足りなさを感じることもあるようです。
お腹がすいていると、手の届くところに食べられるものがあれば食べようとする可能性が高まるでしょう。
今のうちに食べておかなくては!
飢えを経験したことのある猫は「食べ物があれば食べる」「食べられるときに食べておく」という習慣が身についていることがあります。
そのような習慣がついている猫は、食卓に人間の食べ物があったり猫のいる場所にキャットフードが保管されていたりすると、盗み食いをしてしまうことがあるでしょう。
好きな味だ!
人間の食べ物をもらったことがありそれを気に入った場合、猫はその食べ物をとても欲しがるようになります。その好きな食べ物が置きっぱなしにされていたら盗み食いしてしまうでしょうし、キッチンや食卓から探し出してまでその食べ物を食べるようになることもあります。
そのようなことが起こらないよう、食卓から人間の食べ物を分け与えることはしない方が良いでしょう。ちなみに、猫の食べ物の好みは生後6ヵ月くらいまでに決まると言われています。
おもしろそう♪
猫は好奇心旺盛な動物です。飼い主さんが食べているものが気になって食べようとしたり、生ゴミを遊びながら漁ってしまうことがあります。
猫の盗み食いを予防する方法

では、猫に盗み食いをさせないためには、どのような方法があるのでしょうか。
適正量のキャットフードを与える
必要な栄養が足りなくなることがないように、キャットフードのパッケージに記載されている給与量を目安に、猫の運動量や体調などを見ながら調節して与えます。単に食べる量が十分であるだけではなく、必要な栄養が十分摂取できていることもポイントです。
何度もおねだりする猫は、1日の食事量は変えずに食事回数を増やして空腹の時間を少なくしたり、満腹感を得やすい工夫がされているフードを与えます。
人間の食べ物に近寄らせない、与えない
盗み食い防止のために猫を叱っても、効果はあまりないので、盗み食いしそうになってから猫を叱るのではなく、まずは以下の方法のように盗み食いができる環境を作らないことを徹底しましょう。
- キッチンに入れないようにする
- 食べ物や生ゴミを出しっぱなしにしない
- キャットフードのストックは猫が触れられないように管理する など
器用な猫は棚の扉やフタを開けられるので、開けられないようにストッパーをつけたり、猫が入れない部屋に食べ物やキャットフードのストックを置くなどしましょう。
また、人間の食べ物を猫に与えると味をしめて欲しがるようになり、盗み食いにつながることがあります。愛猫の健康のためにも、人間の食べ物は基本的に与えないようにする方が安心です。
まとめ

猫が盗み食いをすると、肥満になったり中毒を起こすおそれがあります。
猫が盗み食いできる環境であればそれを改善しましょう。人間の食べ物を与えることは盗み食いのきっかけになることがありますので、食卓の食べ物をちょっと猫に分けてあげることは避けましょう。