猫の食欲が凄い時に考えられる病気

では、猫の食欲が凄い時には、具体的にはどのような病気が考えられるのでしょうか。
1.甲状腺機能亢進症
甲状腺は首にあり、そこでは甲状腺ホルモンを作っています。甲状腺機能亢進症は、甲状腺が腫大して甲状腺ホルモンが異常に多く作り出される病気です。高齢の猫に多い病気です。
甲状腺ホルモンが多く作り出されることで代謝が活発になり、活動的で食欲旺盛になりますが痩せていきます。
その他の症状としては、落ち着きがなく攻撃的になったり、よく動き回るようになったりします。ただし、このような典型的な症状が見られないこともあります。
この病気の治療は、抗甲状腺薬の服用、外科手術、ヨウ素を制限する食事療法などがあります。
2.糖尿病
糖尿病は、インスリンがうまく分泌されなかったり、インスリンがうまく作用しなかったりすることによって起こる病気です。肥満は、インスリンがうまく作用しなくなって糖尿病になるリスクを高めます。
発症初期は食欲は旺盛になりますが、体重は減っていきます。大量のおしっこをすること、水を多く飲むことも特徴です。病気が進行すると、食欲不振、元気がなくなる、かかとをつけて歩く、艶のない毛並みになるなどの症状がみられます。
糖尿病の治療には、血糖値をコントロールすることが必要になります。糖質や脂肪の少ない糖尿病用の療法食を与えたり、インスリンの投与をしたり、具体的な治療内容は猫によって異なります。
また、太らせないことは糖尿病の予防のためにも重要です。
3.認知症
ごはんを食べてもすぐに食べたがる、夜中に鳴く、トイレの失敗、性格が変わるなど、猫が認知症になった場合には様々な症状が現れます。
猫の認知症もまだわからないことが多く、治療薬はありません。猫や飼い主さんが抱える問題に合わせて対応してくことになります。
病気に気づくためにできること

では、上記のような病気にできるだけ早く気付くためには、飼い主としてどのようなことができるのでしょうか。
定期検診
定期的に健康診断を受けることで病気の早期発見、早期治療ができます。
若い猫でも1年に1回、高齢の猫は半年に1回は受けましょう。
食事の管理
体重を基にして猫に必要なカロリーを調べ、適正な量の食事を与えます。猫が欲しがるからといって多く与えて肥満にならないようにしましょう。
決まった量を与えることで食欲の変化もわかりやすくなります。
体重測定
ちょっとした体重の増減は、気が付きにくいものです。自宅で定期的に体重を測ることで、少しの体重の変化に早く気づくことができ、早めに動物病院に相談をすることができます。
まとめ

今回は、猫の食欲が凄い時に考えられる病気について解説いたしました。
猫の食欲が旺盛だと元気があって良いことのように思うかもしれませんが、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの病気の症状である場合があります。
定期検診や食事管理、体重測定などを正しく行い、できるだけ早く愛猫の病気に気づけるようにしましょう。