アメリカンカールの平均寿命は？寿命を延ばす方法やグッズ、フードなど

アメリカンカールの平均寿命

アメリカンカールの平均寿命はだいたい12才〜16才といわれています。ちなみに猫全体の平均寿命がおよそ15才程なので、アメリカンカールは、どちらかというとやや寿命が長い猫種といえるでしょう。

アメリカンカールといえば外向きにクルンとした耳が最大の特徴で、性格も活発で明るく警戒心があまりないといわれています。

その魅力もあって、アメリカンカールはアメリカを中心に人気が高く、特徴である耳だけではなく、肌触りの良い毛並みや、フサフサと柔らかいシッポなども、人気を集めているチャームポイントではないかと思います。

ちなみにアメリカンカール以外に、同じく耳に特徴を持つスコティッシュフォールドと比べても、遺伝性の病気や障害が少ないため、長生きしやすく寿命が長い傾向と考えられます。

元々アメリカンカールはアメリカで偶然発見され、その耳の魅力に惹かれ繁殖していったこともあり遺伝性の病気の発生が少ないと思われます。

アメリカンカールの寿命を延ばすには

病気の予防をする

アメリカンカールは遺伝性疾患が少ないといわれていますが、どの猫とも同じように寿命を長くさせるには、病気にかからないことです。その中には未然に防げるものもあるため、病気の予防をおこなうことが大切です。

予防接種をうける

ワクチンを定期的に接種することで感染症を予防することができ、病気にかからず寿命を延ばすことに繋がります。

大人しいアメリカンカールは室内で飼育している事が多いと思いますが、飼い主を介して感染したり、あるいは動物病院に連れて行った際に院内で感染するなど、様々な感染ルートを通して感染症に引き起こす恐れがあります。

その中には症状が慢性化するものや、死亡率が高く完治する治療法がない病気もあるため、年に1回のワクチン接種をすることです。

猫の混合ワクチンで防げる感染症は以下の通りです。

• 猫ウイルス性鼻気管炎
• 猫カリシウイルス感染症
• 猫汎白血球減少症
• 猫白血病ウイルス感染症
• 猫クラミジア感染症

不妊手術をする

不妊手術を受けることで望まない妊娠を防ぐだけではなく、精巣腫瘍や乳腺腫瘍、子宮蓄膿症といった生殖器系の病気を予防することができます。実際に不妊手術を受けたアメリカンカールの方が寿命が長く延び、健康で長生きしています。

また性ホルモンのよる発情行動が抑制し、それに伴うストレスが軽減されることも寿命が延びる要因の1つともいえます。元々明るく大人しいアメリカンカールですが不妊手術を受けることでも性格に変化が生じ、行動に落ち着きが見られるようになります。

太らせないようにする

マンションなどでも飼育しやすいアメリカンカールですが、屋外で飼育しているよりも太りやすい傾向があります。

怪我や感染症の予防で寿命が延ばすためには室内飼いが好ましいですが、肥満体型になってしまうと糖尿病や尿石症などの病気のリスクを高めてしまい、場合によっては寿命を縮めてしまうこともあります。

太らせないようにキャットタワーを置いて上下運動やオモチャを使って遊ばせて運動不足を解消したり、食事量にも注意する必要があります。

病気のサインを見逃さない

平均寿命が長い傾向であるアメリカンカールですが、猫は全体的に、人よりも4〜5倍のスピードで年をとります。アメリカンカールをはじめ、猫は具合が悪くても症状を隠してしまうため、いち早く病気のサインに気づくことが早期発見・早期治療となり寿命を長くさせることができます。

ですがいくら気にかけていても、気づけないこともあると思います。また症状や行動に変化が見られなくても、実際は病気が少しずつ進行していることもありますので、定期的に検査おこなうことでいち早く見つけることができ、寿命に大きく影響をあたえます。

食べ物に気をつける

人と同じようにアメリカンカールも健康で寿命を延ばすためには、毎日のバランスがとれた食事をあたえることです。

アンバランスな食事を食べさせてしまうと腎臓や肝臓などに負担をかけてしまったり、ミネラルバランスにより尿石症を引き起こす恐れもあります。また年齢に伴い必要な栄養分が変わってくるため、年齢ステージに合わせた食事を選ぶことも大切です。

一般の総合栄養食とは違い、病気の治療を目的としてつくられた療法食があります。

病気によっては療法食を食べ続けた方がよく、ある調査では慢性腎不全と診断された猫に療法食を食べさせた場合の方が寿命が延びたという報告があります。症状や病気に合った食事を選ぶことも寿命を延ばすことに大きく影響します。

アメリカンカールの寿命を延ばすグッズ4選

いつまでも健康で長生きしてほしいですよね。数多くある猫用グッズの中から、寿命に大きく関わりそうな健康管理用品を4つ紹介したいと思います。

ラヴィートワレ

獣医師によりつくられた猫砂で、砂の色から健康チェックすることができます。アメリカンカールをはじめ猫は泌尿器系疾患になりやすいですが、トイレの砂によりますが症状に気づきにくいことが多いです。

オシッコをかけることで、異常な物質に反応をし砂の色が緑色や赤色など、状態によって砂の色が変わります。そのため砂の色をチェックするだけで健康状態を知ることができ、病気の早期発見・早期治療に繋がります。

LION PETKISSベッツドクタースペック デンタルシート

シート自体がエッジ構造&ミクロの網目でできているため、ふくだけで歯の表面に付着している汚れを取り除くことができます。

アメリカンカールは人と同じように虫歯になることはありませんが、歯周病や口内炎といった歯に関するトラブルを引き起こしやすいです。進行すると細菌が歯の根元の血管を通り腎臓などの臓器に影響を及ぼしてしまいます。

寿命が長い猫のほとんどが毎日デンタルケアをしている傾向があります。デンタルシートを使うだけでもある程度歯の汚れや歯垢を除去できるので、健康で寿命が延びることができます。

ファーミネーター 長毛種用 小型猫用Sサイズ

軽くブラッシングするだけで簡単に抜け毛がゴッソリと取り除くことができます。フワフワとした美しい被毛をもつアメリカンカールは、その分被毛のお手入れは欠かせないため、ブラッシングが必要です。

ブラッシングを放置してしまと毛玉ができ皮膚炎を起こしたり、毛づくろいする際に大量に被毛を飲み込み毛球症を引き起こしてしまいます。ファーミネーターの刃は特殊なエッジ加工をしているため抜け毛をすくい取ってくれるため、痛みによるストレスがなく使うことができます。

フードボウル 早食い防止 犬猫用

室内飼いに向いているアメリカンカールですが、その分食べることに執着しやすく早食いになりやすいです。早食い傾向があると食べる量が多くなり、肥満になります。ボウルに突起状の部分があるのでガツガツと早食いをなくし、肥満防止につながります。

アメリカンカールの寿命を延ばすフード4選

猫用フードといってもメーカーが多数あり、種類もたくさんあるのでどれを選べばいいのか迷ってしまったり、安全なものを与えたいと思っているとおもいます。人と同じように毎日の食事が寿命に大きく関わっており、健康で長生きすることができます。

カナガン

トウモロコシや小麦といった穀物類を一切使用していないグレインフリー(穀物不使用)のフードであります。使用されている原料は全て高品質で新鮮なものだけを厳選されており、肉食動物である猫のために高タンパク質なチキンや消化が高いサツマイモなどを使っています。

猫にとって欠かせないタウリンなど栄養面もバランスよく配慮されており獣医師からの評価が高く、およそ獣医師の約88%が推奨しています。

関連記事：カナガンキャットフードの口コミ評判｜安全性はどう？原材料やから評価！

モグニャン

白身魚を多く使い高タンパク質であり、食物アレルギーを引き起こす可能性のある穀物類を一切使用していないグレインフリーです。炭水化物源にはサツマイモを使っています。

このフードは動物愛護先進国イギリスの生産工場の専門の方とともに原材料やフード粒を比較をし、チェックをおこなって製造しているためFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準をクリアをしています。

またよくキャットフードに使用されやすい着色料や香料を使っていないので安全性が高く、子猫から高齢猫までどの年齢ステージにでも対応しています。

関連記事：モグニャンキャットフードの口コミ｜安全性を原材料や評判から評価！

ヒルズ 腎臓ケアk/d早期アシスト チキン

大手メーカーのヒルズが最近発売した療法食で、腎臓を早い時期からサポートしてくれる目的でつくられました。通常のk/dと比べて、k/d早期アシストは腎臓に負担がかかるリンやナトリウムなどの含有量を調整し、早期の慢性腎不全に対応しています。

実際にこのフードにより、早期の慢性腎不全の猫の腎機能マーカーを安定できることが分かっています。その分、通常のk/dより若干価格が高い傾向がありますが早いうちから腎臓ケアをおこなうことで、寿命が大きく延びることができると期待しています。

まとめ

クルンとした耳が特徴のアメリカンカールですが、寿命は猫全体の平均と変わりないかそれよりも少し長いともいわれています。何かしらの遺伝性疾患になりやすく寿命が短いと思われがちですが、元々偶然発見された猫種であったこともあり、生まれつき遺伝性疾患や障害の発生が少なく、寿命が長く生きられると考えられます。

しかし、猫の寿命を延ばしてあげるには感染予防のためのワクチン接種や、生殖器系の病気予防のために不妊手術を受けさせるなどをおこなうことが大事です。

平均寿命が長いアメリカンカールですが、いずれかは何かしらの病気にかかる時がおとずれます。定期的に健康診断を受け早期発見を行うことが少しでも寿命を伸ばすために大切です。

もちろん人と同様に毎日の食事も寿命に大きく関わってくるためバランスがよく、かつ年齢や病気・症状に合ったフードを選んで与えることも重要です。