アメリカンカールの平均体重は2.5~5キロ
外側にカールした耳がポイントのアメリカンカールの平均体重は2.5~5kgです。
アメリカンカールは、一般的な猫(平均的な体重3.5~4.5 kg)と同じ大きさ、もしくはそれよりも小型の猫です。
被毛の長さによっては体が大きく見えますが、骨格が太く、筋肉質な体でありながらも、細身の体型です。猫の体型の種類ではセミフォーリンタイプに分類されます。
アメリカンカールのオスメスによる平均体重の違い
アメリカンカールのオスとメスの平均体重の違いはあまりありません。一般的な猫ちゃんに言われていると同じように、女の子よりも男の子のほうが体が大きくなる場合はあるようです。
猫は基本的にオスのほうが骨格や筋肉量の違いから、一回り体格が大きいことが多く、アメリカンカールも例にもれずオスのほうが体格が良いです。
アメリカンカールの年齢による平均体重の違い
アメリカンカールの子猫の平均体重
アメリカンカールの子猫の体重の目安は以下のようになります。もちろん個体差はありますので参考程度にしてください。
一般的な子猫とほぼ同じような成長をします。だいたい生後10~12ヵ月で成長が止まります。
- 生後0週 約100g生後1週間 約150~200g生後2週間 約200~300g生後3週間 約300~400g生後1ヵ月 約400~500g生後2ヵ月 約950~1kg生後3ヵ月 約1~1.5kg生後6ヵ月 約2.5~3kg生後9ヵ月 約3~3.5kg生後12ヵ月 約3~5kg
アメリカンカールの成猫の平均体重
アメリカンカールの成猫の平均体重は2.5~5kgです。
ただ、アメリカンカールが7歳ごろになると、若いころよりも動かなくなって体重が増加したり、消化能力や食欲が低下して体重が落ちる場合があります。
アメリカンカールの体重を適切に管理するには
アメリカンカールが6キロを超えたら要注意
アメリカンカールの骨格にもよりますが、体重が6kgを超えたら要注意と考えた方がいいでしょう。しかし数字だけでみてはいけません。ボディコンディションスコアという、肋骨や背骨の触り具合、くびれの有無など体形をみることで判断する基準を使って評価してみましょう。一般的に猫が1歳の時の体重が理想と言われています。この体重よりも15~20%上回ると肥満です。
肥満になると、関節に負担がかかったり、糖尿病になったり、病気のリスクが高くなるため、日頃からアメリカンカールの体重を適切に管理する必要があります。アメリカンカールの性別、年齢別の平均体重を目安、そしてボディコンディションスコアを参考に体重維持しましょう。
アメリカンカールの体重を維持する方法
- ごはんの量をキッチンスケーラーなどで量って与える
- 定期的に猫の体重測定をする
- 見た目や猫を触って体型をチェックする
- 遊べるスペースを確保する
- キャットタワーの設置や、家具の配置を工夫するなどして運動できるようにする
- おもちゃを使って猫と遊ぶ時間を設ける
アメリカンカールの体重を維持する方法は一般的な猫と同じですが、激しい遊び方はしない猫なので、食べすぎによる肥満には注意が必要です。
食べすぎを予防する方法として、ごはんの量はキッチンスケーラーなどできちんと量ってから与えることをおすすめします。目分量で量ると、思っている以上に多く与えてしまう場合があるからです。
以上のような方法をとっていても、ダイエットが必要と感じた場合や、急に体重の減少が見られた場合は、動物病院に相談をしましょう。
アメリカンカールの耳がカールしている理由は?
なぜアメリカンカールの耳がカールしているのか
とても人気が出てきているアメリカンカールの、誕生のきっかけとなった猫は1981年に、アメリカ発見されました。耳が外側にカールした猫で、とても人懐っこい猫です。その猫が産んだ2匹の耳が外側にカールしていました。
その後なぜ耳が外側にカールしているのか研究が行われ、遺伝子の突然変異であることがわかりました。さらに、耳のカールは奇形ではなく、遺伝的な疾患を伴わないことも分かりました。
耳がカールする確率は50%
アメリカンカールは名前に「カール」とつくので、生まれたすべての猫の耳がカールしている印象が強いですが、耳がカールする確率は50%で、立ち耳タイプもいるんです。
おもしろいことに、生まれたばかりのアメリカンカールの子猫はすべて立ち耳で、生後1週間ほどで耳に変化があらわれます。
さらに、カールしていても成長とともにカールが緩くなったり、カールと立ち耳を繰り返すアメリカンカールもいるそうです。
まとめ
猫の種類としてはまだ歴史が浅いアメリカンカールの体重は、一般的な猫とほぼ同じくらいの約2.5~5kgです。
子猫時代も一般的な猫と同じように体重が増加します。ただ、アメリカンカールの骨格にもよりますが、体重が6kgを超えてしまうようなら注意が必要です。
ごはんの量を正確に量って与えたり、おもちゃを使って遊んだりと体重を維持するようにしましょう。