アメリカンカールの値段は15万~20万円が相場
アメリカンカールの子猫の値段は、15万~20万円程度が相場のようです。一般的なペットタイプであれば10万円程度で購入できることもありますが、ショータイプのアメリカンカールを希望する場合には30万円を超える値段がつくことも珍しくありません。血統書付きで親がキャットショーのチャンピオンだと、子猫の値段がさらに高くなるようです。
アメリカンカールは1981年にアメリカで発見された新しい品種で、人気のある猫種です。比較的流通量が多く、ペットショップやブリーダーなど様々な方法で子猫を探すことができます。次のブロックで価格差が生じる理由を説明していますので、ぜひ購入する際の参考にしてください。
アメリカンカールの値段に差が生じる理由
アメリカンカールの値段の相場は分かりましたが、同じ猫種の中でも10万〜30万円と価格差が生まれるのはなぜなのでしょうか。アメリカンカールの価格を決めるポイントをみていきましょう。
耳のカール具合によって値段が変わる
アメリカンカールといえば、その名のとおり反り返った耳が特徴の猫種です。猫の値段はその猫の特徴を表す部分が、しっかりと出ているほど高くなる傾向があります。そのためアメリカンカールは耳のカールが強く、きれいに反り返っているほど値段が高くなるようです。
アメリカンカールの中でも、全体の約50パーセントは耳がカールしていない個体が生まれます。耳がカールしていない立ち耳のアメリカンカールは、性格や体質などは違わないのに2万円ほど安い値段で販売されています。耳のカールに特にこだわらない方は、カールなしの子猫を選ぶのもおすすめです。
毛の長さでも値段が変わる
アメリカンカールには長毛と短毛どちらの猫も存在していますが、毛の長さによっても値段の違いがあります。気品があり人気のある長毛種は生まれる確率が低いため、希少価値が高く、割高になる傾向があります。
成猫は値段が安くなる
アメリカンカールの生体価格は、子猫は15万〜20万円程度、成猫の場合で5万〜10万円程度になることが多いようです。基本的に子猫を飼いたいと考える人の方が多いことから、成猫に比べて子猫の値段の方が高くなります。しかし、いつまでも買手が見つからず成長してしまうと、子猫の半額以下の販売価格になることもあります。
キャットショーなどで受賞歴があるような親を持つ猫であれば、成猫であっても高値で取り引きされることもありますが、基本的には30万円未満に収まることが多いようです。
病気を持っていると価格が下がる
アメリカンカールの反り返った耳は内部構造が複雑で、病気にかかりやすい傾向があります。またアメリカンカールは、毛づくろいによって大量に飲み込んだ抜け毛が体内に留まって出てこなくなってしまう「毛球症」などの病気にかかりやすいとされています。
まれに、こうした病気を持っていることを公にせず、猫の値段を下げて販売しているケースがあります。販売されている猫の値段があまりにも安いような場合は、販売元に原因をしっかりと確認してから購入することをおすすめします。
毛色別アメリカンカールの値段
毛色別のアメリカンカールの値段
アメリカンカールは、品種改良により様々なバリエーションの毛色が生み出されています。
- グレー
- ホワイト
- ブラウン
- レッド
- ブラック
- ブルー
- フォーン
このように毛色の種類はとても豊富なことがアメリカンカールの特徴でもあります。しかし毛色別で価格の差が生じるということはないようです。
模様の違いによるアメリカンカールの値段
毛色での価格差はありませんが、アメリカンカールは模様によって値段が変わってきます。アメリカンカールといえば、帯状の柄が入った「タビー」が有名です。その中でも人気があり高額になる傾向があるのは、鼻筋から口にかけて漢字の八のように模様が入っている「ハチワレ」やこげ茶色が体の末端にかけて濃くなる模様「シールポイント」です。
ハチワレというだけで1万~2万円高くなりますが、左右のバランスが整っていれば他の模様に比べ4万~5万円程上乗せされることもあります。シールポイントの子猫も希少価値が高く、ブリーダーからの直接購入であっても価格自体が20万円以上になることがあります。変わった柄の猫を飼いたいと思う方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
アメリカンカールの値段の相場は、15万~20万円程度になることが多いようです。また耳のカール具合の他、毛の長さ、血統書の有無、年齢や耳以外の見た目など様々な条件によって価格に差が生じます。
猫の値段は販売しているペットショップやブリーダーによっても異なります。毛色や模様が違っても、人懐っこくて飼いやすいと言われる性格には違いはありませんので、お気に入りのアメリカンカールを見つけてみてはいかかでしょうか。