ラグドールがなりやすい病気
ラグドールは、どんな病気にかかりやすいのでしょうか。ラグドールがかかりやすい病気を3つ、説明させていただきます。
毛球病
- 長毛種のラグドールがかかりやすい病気
- 毛づくろいの際、飲み込んでしまった毛を排出できず、毛玉が体内にたまるのが原因
- 症状は、食欲不振や便秘、嘔吐
- 治療法は、毛玉除去剤をなめさせ、毛を排出する
- 日頃から丁寧にブラッシングし、毛玉がたまらないように予防する
肥大性心筋症
- 心臓の病気で、0~4歳までのオスがかかりやすい病気
- 心臓の筋肉が厚くなったり、薄くなったりし、心臓の働きが悪くなる
- 特に左心室で発症、呼吸が荒くなり、悪化すると、心不全、麻痺、突然死の危険がある
- タウリン不足も原因のひとつとされている
- 早期発見、早期治療、日頃の健康チェック、健康診断が必要
尿結石
- ラグドールがかかりやすい病気、食事の偏りが原因のひとつ
- 腎臓、尿管、膀胱、尿道などに石ができる病気
- 症状は、血尿が出る、頻繁にトイレに行くようになるが、排尿時、痛がる、尿量が少ない
- 悪化し、石が大きくなると、手術が必要になる、再発しやすい病気
- 薬、ミネラルを含む食事、水分補給をし、対処する
ラグドールを病気から守るためにも、バランスが取れた食事、日頃の健康チェックが必要です。また、定期的な健康診断も行うと良いでしょう。かかりつけの動物病院を見つけ、もしもの時のために、信頼できる獣医師を見つけておきたいですね。ラグドールが病気になり、動物病院で受診される場合、高額な治療費の支払いも予想されます。愛猫のために、ペット保険への加入もオススメします。
ラグドールを病気から守るために
ラグドールは、病気にかかりやすいとされています。日頃から体調の変化をよく確認し、尿の量や色がいつもと違ったり、排尿回数が急に多くなるなどの変化にいち早く気づきたいものです。また、長毛種なので毛玉ができやすく皮膚病になりやすいため、ブラッシングをまめに行い定期的にトリミングをお願いしたほうがよいでしょう。
ラグドールの被毛の特徴
ラグドールの被毛の特徴について紹介します。被毛の特徴を知って、ブラッシングなどのケアをしっかりと行いましょう。
被毛の特徴
- 直射日光から皮フを守るオーバーコート、体温調節するアンダーコート
- ダブルコートで、ふわふわで触り心地が良い被毛
- 生まれた時は真っ白だが、少しずつ、色や模様が変化する
- 基本は白ベースで、ポイントカラーが入っているが、体温が低い所に濃い色の毛色が現れる
- 被毛色は、こげ茶、ブルーが多く、薄いこげ茶、灰色、薄い灰色、茶、クリーム色、小鹿色と様々ある
被毛の模様
- ポイントは、被毛が明るく、ヨーロッパを中心に人気がある
- ミテッドは、まるで、靴下を履いているみたい、額、鼻や頭あたりに白い筋が現れる場合がある
- ドティは、白い毛、2色が混ざっている
- バイカラーは、明るめの被毛が多く、顔の白毛が八の字の模様が特徴
ラグドールの病気と寿命について
ラグドールの病気は、長毛種特有のものや食事の偏りによるものもあります。ラグドールが抱える病気や個体差にもよりますが、平均寿命は14~16歳と言われています。一般の猫の平均寿命が15歳くらいなので、差はあまりありません。
そもそもラグドールとは?
ラグドールは、ふわふわしている、触り心地がたまらない被毛の持ち主です。ラグドールは、「ぬいぐるみ」という意味を持ち、人気の猫です。
ラグドールとは、1960年代にはアメリカで、1980年代にはイギリスで登録された猫種で、歴史が新しい猫です。しかし詳細は不明のようです。
性格と特徴
ラグドールの性格は、おおらかな上、飼い主には従順で扱いやすい猫です。人懐っこく、鳴き声が静かで、抱っこされるのが大好きです。ぬいぐるみのような、ふわふわした触り心地をしていて、じっと大人しいのも特徴です。初めて猫を飼う人にも安心の猫ですし、多頭飼いのお家にも適していると言えます。
ラグドールの特徴は、白ベースのふわふわの被毛、青く大きな瞳と、丸みのある体をしています。筋肉質で、骨太な足、長くてふさふさのしっぽ、ポイントカラーも特徴のひとつです。
ラグドールは、他に猫と比べて、ゆっくり成長していきます。3~4年をかけて、ゆっくりと大人の体つきになります。ラグドールを子猫の時から、じっくりと時間をかけて飼育したい人にオススメです。ラグドールは、一般的に、オスが4.5~7キロ、メスが4~6キロまで成長します。
また、ラグドールは、帰巣本能が強い猫です。新しいお家に迎い入れた時、引っ越しの時など、神経質になる傾向にあるようです。ラグドールが、ストレスで病気を患わないよう、ケアが必要です。
まとめ
ラグドールがかかりやすい病気について、どんな猫であるか、性格や特徴について紹介しました。ラグドールは、温厚で、人懐っこく、飼い主に従順しているため、初めての方も飼いやすい猫です。お伝えした3つの病気に気をつけ、愛猫との時間をじっくりと過ごし、日々変化していく成長を、ゆっくり見守ってあげてくださいね。
女性 Keiko
女性 tonakai
30代 女性 コウバコ
長毛種のねこちゃんの大変さ、短毛種でも抜け毛に悩まされる日々なので、とても共感しました。お洋服もうかつに黒やグレーは買えない・着れないのが猫飼いの悩みの1つです。
猫を飼い始めて、初の毛玉吐きの時には、自分でも驚くほど慌てた記憶があります。
うちの子は毛玉を吐くのが上手な方で、毎回1.5センチ程度の綺麗な楕円の毛玉が出てきます。
その大きさで、もしかして毛球症??
と慌ててしまったんですが、先生からしたら「この大きさは全然普通の範囲」でした。
むしろ、上手にグルーミングして、器用に吐き出してます!
と、爪だけ切ってもらって、お誉め言葉と一緒に帰宅。
上からの毛玉吐きが不安であれば、毛玉ケアのフードに切り替えると、便と一緒に排出されますよ、とアドバイスもいただきました!
女性 ひなまま
あのふわふわでゴージャスな被毛は、お金持ちに飼われている猫!というイメージが強く、今でもそんなイメージがあります(*^^*)
ラグドールは長毛種なので、綺麗な被毛を保つことも大変ですし、その綺麗な被毛ゆえにかかりやすい毛球病という病気があったりとお手入れが簡単ではない猫種です。この記事を読み、それ以外にも、肥大性心筋症や尿結石にも掛かりやすい猫種だということで、飼育する上では気をつけなければいけない点が多くあるということがよくわかりました。
40代 女性 ここね
熱が出てしまい、ぐったりとします。抗生物質を処方していただき、お薬を飲ませれば、早く治りますね。食事も牛肉を少し与えたり、お野菜もボイルしてすこし与えるとビタミンも摂れて体にいいですね。
どんな、病気も早期発見がきめてなので、小さな変化も見逃さないようにしたいですね
40代 女性 いずみ
思わず触りたくなります。数年前に飼っていたラグドールは、片目が見えませんでしたが、全く不自由なく過ごしていました。
子猫の頃に、風邪がこじれて目が見えなくなったようなのです。獣医師もラグドールの目が治るかを調べてくださいましたが、それは叶いませんでした。それでも、元気一杯なラグドールはあっという間に5kgになりたくましくなりました。性格も、優しくて人懐っこいし人に好かれていました。
12歳まで生きてくれました。丈夫な猫ちゃんで育てやすかったです。