ブリティッシュショートヘアのマイペースな性格とその魅力

ブリティッシュショートヘアのマイペースな性格とその魅力

ブリティッシュショートヘアはイギリス土着の猫です。ブルーの被毛が人気ですが、実は多種多様な毛色がある猫なんです。筋肉質な体とおっとりとした性格の対比が魅力的なブリティッシュショートヘアは飼いやすく、世界的にも人気の高い猫となっています!特にふるさとのイギリスでは飼育頭数ナンバー1です。ブリティッシュショートヘアとは果たしてどのような猫なのでしょうか?

ブリティッシュショートヘアとは

毛糸に絡まって眠るブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアの歴史は紀元後2世紀頃の古代ローマ時代まで遡ります。当時ネズミハンターとして活躍していた猫がブリティッシュショートヘアの起源だと考えられています。

ブリティッシュショートヘアの被毛はブリティッシュブルーと呼ばれるブルーの美しいカラーが一般的で、1番人気のカラーでもあります。顔が丸く、厚い被毛の為にずんぐりして見えるのも特徴的です!

ブリティッシュショートヘアの性格

リラックスしている肥満気味のブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアの性格はどのような傾向があるのでしょうか?

ブリティッシュショートヘアの性格① おっとりマイペース

ブリティッシュショートヘアは元ネズミハンターとは思えない程おっとりとしていてマイペースな猫です。

それ故の面白行動に出ることも。狭いスキマに挟まってみたり、まるでウルトラマラソンのようなポーズをしてみたり、「何故そのカッコ?!」と思わずツッコミたくなるような仕草がたまりません(笑)そんなコミカルなブリティッシュショートヘアにハマる飼い主さんも多いのではないでしょうか?

ブリティッシュショートヘアの性格② 運動好き

でもやっぱり元ネズミハンターとしての性質は今も健在で、ブリティッシュショートヘアの身体能力は高いです。柵をヒョイッと飛び越えたり、おもちゃを素早く捕獲したり、まだまだ現役ハンターとして活躍出来そうです!

ブリティッシュショートヘアが運動不足になるとストレスが溜まることもありますので、適度な高さのキャットタワーを用意したり、おもちゃで一緒に遊ぶなどして運動量を確保してあげましょう。

ブリティッシュショートヘアの性格③ 独立心強し

ブリティッシュショートヘアは独立心が強いと言われています。そのためあまり手が掛からず、飼いやすい傾向にあります。

逆に構い過ぎは良くないようです。あまりにベタベタと接するのはブリティッシュショートヘアに嫌われてしまう可能性がありますので避けましょう。ただ、中には甘えん坊のブリティッシュショートヘアもいるようですので、愛猫の性格を見て接してあげましょう☆

▼ブリティッシュショートヘアの性格について詳しく知りたい方はこちら
ブリティッシュショートヘアってどんな性格?ツンデレで可愛らしい猫♪

ブリティッシュショートヘアの多種多様な毛色

草むらの陰からじっと見るブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアの代表色とも言えるブリティッシュブルー以外にも、実はバラエティに富む毛色があります。これはブリティッシュショートヘアという種類を確立する上で、様々な異種交配をしてきた事による結果です。
ブルー以外の毛色のブリティッシュショートヘアは数が少ないですが、それでもお目にかかる事はあるでしょう♪

ブリティッシュショートヘアの毛色① ソリッド(単色)

単色には

  • ブルー
  • ホワイト
  • ブラック
  • チョコレート
  • レッド
  • ライラック
  • クリーム
  • シナモン

があります。若干縞模様が入っている事もあります。

ブリティッシュショートヘアの毛色② トーティー(シェル)

トーティー(トーティーシェル)とは2色の毛色が不規則に混ざった毛色の事です。

  • ブラックトーティー
  • シナモントーティー
  • チョコレートトーティー
  • ブルートーティー
  • ライラックトーティー
  • ブラックシルバーシェル

があります。

ブリティッシュショートヘアの毛色③ スモーク

スモークとは毛の根本側半分が白く、毛先側の半分に色が付いている毛色です。
ブリティッシュショートヘアのスモークカラーには

  • ブラックスモーク
  • チョコレートスモーク
  • ブルースモーク

があります。

ブリティッシュショートヘアの毛色④ シェーデット

シェーデットとは根本側が白く、毛先から2分の1〜3分の1に色が付いています。

  • ブラックシルバーシェーデット
  • チョコレートシルバーシェーデット
  • ライラックシルバーシェーデット
  • ブラックゴールデンシェーデット

があります。薄く縞模様のように見えるのが特徴です。

ブリティッシュショートヘアの毛色⑤ クラシックタビー

クラシックタビーとはアメリカンショートヘアのような渦巻き状の縞模様が出る毛色です。
クラシックタビーの毛色は種類が多く、

  • ブラッククラシックタビー
  • チョコレートクラシックタビー
  • レッドクラシックタビー
  • ブルークラシックタビー
  • ライラック
  • クリーム
  • ブラックシルバー
  • チョコレートシルバー
  • ライラックシルバー
  • ブルーシルバー
  • レッドシルバー
  • チョコレートトーティーシルバー

など多種多様です。

ブリティッシュショートヘアの毛色⑥ マッカレルタビー

マッカレルタビーはいわゆるトラ柄です。

  • ブルーマッカレル
  • ブラックマッカレル
  • ブラックシルバーマッカレル
  • ブラックゴールデンマッカレル

があります。

ブリティッシュショートヘアの毛色⑦ スポテッドタビー

スポテッドはヒョウのように斑点が付いた毛色です。背中部分に斑点が出る事が多く、脚や尻尾はマッカレルタビーと同じように縞模様が出ている事がほとんどです。
実はスポテッドタビーはマッカレルタビーの縞模様が所々千切れているだけです。

  • ブラックスポテッド
  • レッドスポテッド
  • チョコレートスポテッド
  • ブルースポテッド
  • ライラックスポテッド
  • ブルーシルバースポテッド
  • チョコレートシルバースポテッド
  • ブラックゴールデンスポテッド
  • ブラックトーティーシルバースポテッド

が存在します。

ブリティッシュショートヘアの毛色⑧ バイカラー

バイカラーとは白とその他のカラーが分かれている毛色です。いわゆる「ハチ割れ」もこのバイカラーの一種です。
ブリティッシュショートヘアのバイカラーには

  • ブラック
  • ブルー
  • クリーム
  • ブルートーティー
  • ブラックスモーク
  • ブラックシルバースポテッド
  • ブラックトーティーシルバースポテッド
  • レッドシルバースポテッド
  • ブラックトーティースポテッド
  • チョコレートクラシックタビー

があります。

ブリティッシュショートヘアの毛色⑨ ポイント

シャム猫のように耳や鼻の先など体温が低い部分に色が付いており、それ以外は白い毛色であるポイントタイプがブリティッシュショートヘアにも存在しています。

  • ブラックポイント
  • ブルーポイント
  • チョコレートポイント
  • ライラックポイント
  • シールシルバーポイント
  • チョコレートシルバーポイント
  • ブラックトーティーシルバーポイント
  • シールリンクスポイント
  • レッドリンクスポイント
  • シールシルバーリンクスポイント
  • チョコレートシルバーリンクスポイント
  • ブルーシルバーリンクスポイント
  • シールシルバーシェルポイント
  • シールゴールデンシェルポイント
  • チョコレートポイントバイカラー
  • ライラックポイントバイカラー
  • チョコレートポイントバイカラー

と舌を噛みそうな毛色が多数あります。

▼ブリティッシュショートヘアの被毛と瞳の色について詳しく知りたい方はこちら
ブリティッシュショートヘアの被毛と瞳の色はバリエーションが豊富!

ブリティッシュショートヘアの美しい目の色

伏せをしてまっすぐ見つめるブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアの目の色は「カッパー」が一般的です。
ブリティッシュブルーの被毛を持った子はカッパーの目をしている事が多いので、「ブリティッシュショートヘアの目の色はカッパー」というイメージが付いている事は否めません。
ですが、実は「カッパー」以外の目の色も存在します。

ブルーの被毛はカッパーの目の色以外でグリーンやヘーゼルの子もいます。
シェーデットシルバーやシェーデットゴールデンの子もグリーン。
ソリッド(単色)ホワイトの被毛の子はブルーやゴールド、もしくはオッドアイを持っています。
ポインテッドはブルーで、ご紹介した以外の毛色の場合はゴールドからカッパーの目の色をしている事がほとんどです。

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ブリティッシュショートヘアの被毛と瞳の色はバリエーションが豊富!

ブリティッシュショートヘアを飼う時の注意点

お腹を見せて寝転がるブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアを飼うに当たっての注意点はあるのでしょうか?

血液型に注意!

8割の猫はA型だと言われていますが、ブリティッシュショートヘアは3割以上がB型です。
例えば輸血が必要になった時や繁殖させる時などには血液型に注意しないといけません。事前に動物病院で血液型を調べてもらい、何かあった時の為に備えておきましょう。

子供や多頭飼いは?

ブリティッシュショートヘアは子供とは比較的うまくやっていけると言えるでしょう。
多頭飼いに関しては賛否両論ありますが、結局のところ相性の問題です。実際多頭飼いをしている方や犬と一緒に飼っている方もいます。
少しずつ慣れさせていき、様子を見るようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアが気をつけたい病気

毛布を体に巻きつけるブリティッシュショートヘア
  • 歯肉炎
  • 肥大性心筋症

ブリティッシュショートヘアを飼う上では歯肉炎や肥大性心筋症に気をつけましょう。

ブリティッシュショートヘアに限った話ではありませんが、歯肉炎は3歳以上の猫がほとんどかかっている病気と言われています。
歯肉炎の原因は子猫の頃のウイルス感染や歯石などと考えられています。愛猫の歯を守る為にもマメな歯磨きを心がけましょう。

肥大性心筋症は心臓の壁が厚くなり、働きを阻害する病気です。遺伝性の事が多く、家族に肥大性心筋症の猫がいると発症する確率が高くなります。オス猫に起こることが多いようです。
症状は呼吸困難や失神、後ろ足が動かなくなるなどです。突然死する事もあります。
軽度の場合は無症状の事も多く、年1回程度の健康診断を受けるのが予防法になります。親兄弟にこの病気を持つブリティッシュショートヘアは特に注意しましょう。

▼ブリティッシュショートヘアの病気について詳しく知りたい方はこちら
ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気とは?遺伝病から生活習慣病まで

ブリティッシュショートヘアの値段

お金と計算機

ブリティッシュショートヘアの価格はペットショップでもブリーダーでも大体20万円〜40万円程度です。
面白いのがペットショップではブルーの毛色の方が高く、ブリーダーだとブルー以外の毛色の方が高値になる傾向がある事です。更に親猫がキャットショーのチャンピオン猫だと価格が上がります。

また里親募集もあるにはありますが、ブリティッシュショートヘアは人気猫種なので直ぐに決まってしまう事が多いです。
里親の場合はどんな親猫から産まれたのかなど、猫の素性がはっきりと分からない場合もありますが、生体代がかからない事や猫の命を救う事にも繋がります。
もしブリティッシュショートヘアの里親募集を見かけたら、問い合わせしてみるのもオススメです!

▼ブリティッシュショートヘアの価格について詳しく知りたい方はこちら
ブリティッシュショートヘアの価格と飼うための費用はどのくらい?

まとめ

立って見つめる横向きのブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアについてのポイントをまとめてみました☆おっとりしている性格に癒されそうです!
ブリティッシュショートヘアは被毛のカラーも実は随分種類が多いのですね。思わずレアカラーが欲しくなってしまいそうな魅力溢れる猫ちゃんですね♪

投稿者

40代 女性 ままにゃんこ

ブリティッシュショートヘアは、ホントにマイペースです。なので、なるべく放っておくのが、我が家流。他種の猫がほかに2匹いますが、ひとりではしゃいで走り回っているときは、あえてそのままに。時々、遊びに入っていく猫がいますが、ハーッと威嚇して、あくまで、ひとりで盛り上がっています。ごはんも、気が乗らないとちょっとしか食べないとか、なぜか私の部屋が大好きで入りたがるものの、なにをする訳でもなく、立ち尽くしているとか。
たまに、なでて、と来る時のみ、触らせてもらっています。
投稿者

40代 女性 玲麟

我が家は4匹のブリティッシュがいます。
上から、ブルー♀、クリーム♂、トーティ♀、ブルーホワイト♂です。

あえて毛色の違うコを迎えましたが、毛質も全然違うことに驚きました。
毛足の長い高級絨毯のようなフワフワ~とした手触りのブルー。
直毛でちょっと硬めのクリーム。
いわゆる猫っ毛でよくよく見ると細かく縮れているトーティ。
ブルー程ではないけどフワッと感のブルーホワイト。

さらに、毛色の違うと肉球の色も違いまして。
ブルーちゃんは濃い小豆色、クリームちゃんはサーモンピンク、
ブルーホワイトちゃんは薄い小豆色(四肢の先がホワイトだからかも?)。
トーティちゃんは、左前足の毛色は黒一色なので肉球も黒ですが、
右前足は黒&クリームの斑なので肉球も黒い毛色部分は黒・クリーム部分はサーモンピンク。
肉球まで斑になるなんて凄いですよね!
投稿者

30代 女性 かなこ

ブリティッシュショートヘアは、可愛くて賢いですね。
とても、活発で穏やかな性格らしいですね。
トリマーをしている、友人が飼っていましてよく猫ちゃんに会いに行かせてもらっていました。
すぐに、なついてくれましたし、膝にも乗ってくれました。子猫ちゃんの頃からみてきたので亡くなるときは辛かったですが、大きな病気もなく健やかに育ってくれました。
珍しい猫種ですが、病気になりにくいみたいですし、多頭飼いにもむいているかもしれませんね。

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