ブリティッシュショートヘアの毛色はブルーが人気
ブリティッシュショートヘアの毛色で多いのは単色のブルー
「ブリティッシュブルー」と呼ばれるように、ブリティッシュショートヘアの代表的な毛色は青みがかった灰色です。
もともとブリティッシュショートヘアの毛色はブルーのみが正式に認められていましたが、交配の過程で様々な毛色のブリティッシュショートヘアが生まれるようになり、現在では様々な毛色のブリティッシュショートヘアが認められています。
今でも、ブリティッシュショートヘアの毛色は単色のブルーが人気が高く、数も多いです。
ブリティッシュショートヘアのダイリュートキャリコの毛色は希少価値が高い
ブルーの他に、クリームとキャリコが混ざり合い、パステルカラーになっている毛色をダイリュートキャリコといいます。
ダイリュートキャリコのブリティッシュショートヘアは数が少ないため、希少性が高く、子猫を購入しようとすると、他の毛色のブリティッシュショートヘアよりも10万円ほど値段が高くなります。
ダイリュートキャリコは、もともとブルーの毛色のブリティッシュショートヘアでしたが、突然変異で生まれました。
ブリティッシュショートヘアのブルーのハチワレも人気
ハチワレというのは、額から口のまわりにかけての毛色が分かれている猫のことです。
八の字になるように色が分かれているので、ハチワレと呼ばれます。ブルーにホワイトが混ざった毛色の、ハチワレのブリティッシュショートヘアも、人気が高く、他の毛色のブリティッシュショートヘアと比較して割高になることが多いです。
ブリティッシュショートヘアの毛色は種類が豊富
ブルー
かつては、ブルーしか認められていなかったブリティッシュショートヘアの毛色。今でもブルーは一番人気です。
ブラック
黒い毛色のブリティッシュショートヘアは、ペットショップではあまり見かけることがありません。ブラックのブリティッシュショートヘアは、金色の瞳が特徴です。
ホワイト
真っ白な毛色が美しいブリティッシュショートヘアには、オッドアイやブルーの瞳の子が生まれることがあります。中には、先天性の視覚障害がある可能性もあり、ホワイトの毛色のブリティッシュショートヘアでは、深いブルーの色をした瞳の個体だけが血統を認定されます。
クリーム
ブルーに次いで人気が高いのがクリームの毛色のブリティッシュショートヘアです。やわらかな優しい印象のクリームは、単色以外にもホワイトとの2色の毛色や縞模様も人気があります。
ブリティッシュショートヘアの毛色はどんな配色がある?
ソリッド
単色の毛色で模様がありません。ブリティッシュショートヘアの代表的な毛色であるブルーの他、ホワイト、ブラック、チョコレート、クリームなどカラーバリエーションが豊富です。
クラシックタビー
タビーは縞模様のこと。いわゆるトラ柄です。ブリティッシュショートヘアのクラシックタビーは、濃い毛色の縞模様で、幅の違うストライプが渦を巻いています。
しっぽはリング模様です。ブリティッシュショートヘアのクラシックタビーは毛色のバリエーションが豊富で、ブルークラシックタビー、ブラッククラシックタビー、チョコレートクラシックタビー、レッドクラシックタビーの他、シルバーが混ざったものなどがあります。
マッカレルタビー
ブリティッシュショートヘアのマッカレルタビーは濃い毛色の縞模様が同じ方向にのび、背骨に沿って1本の線があります。しっぽはリング模様が見られます。
ブリティッシュショートヘアのマッカレルタビーの種類は、ブルーマッカレル、ブラックマッカレル、ブラックシルバーマッカレルなどがあります。
スポテッドタビー
マッカレルタビーの縞模様が途切れて、斑点のように見える毛色がスポテッドタビーです。しっぽや足はストライプです。ブリティッシュショートヘアのスポテッドタビーには、ブルースポテッド、ブラックスポテッド、チョコレートスポテッド、レッドスポテッドなどがあります。
トーティ
亀の甲羅のような模様で、2色の毛色が同じ比率で不規則に混ざっています。ブリティッシュショートヘアのトーティーには、ブルートーティ、ブラックトーティー、シナモントーティー、チョコレートトーティーなどの毛色があります。
キャリコ
トーティに白が加わったのがキャリコで、三毛猫と呼ばれるものです。
スモーク
※写真はロングヘアです
外側には色がついていますが、猫元は白い毛色のことです。ブルースモーク、ブラックスモーク、チョコレートスモークなどがあります。
バイカラー
ホワイトの他にもう1色の2色の毛色が混ざったものです。ホワイト以外の毛色は、縞模様になることもあります。ブリティッシュショートヘアでは、白とブルー、ブラック、クリームなどがあります。
ポイント
鼻のまわりや耳に色がついた毛色です。ポイントの部分のカラーは、ブルー、ブラック、チョコレートなど様々です。
ブリティッシュショートヘアの毛色は変化するって本当?
子猫の毛色は遺伝子で決まる
ブリティッシュショートヘアの子猫の毛色が何色になるかは、受け継いだ遺伝子の組み合わせによって決まります。その変化は、成長する過程で現れます。
子猫が成長する過程で、黒猫だったものが、茶色が混ざった毛色になったり、模様があったのがなくなったりと変化するのです。毛色の変化には個体差があり、ほとんど変わらない子もいます。
ブリティッシュショートヘアは被毛が生えそろうまで3年かかる
ブリティッシュショートヘアという名前の通り、被毛は短いですが、密集しており、触るとビロードのようです。この美しい被毛が生えそろうのには、時間がかかります。
ブリティッシュショートヘアの子猫の成長期は1~1年半ほどですが、被毛が完全に生えそろうには3年かかるといわれています。そのため、被毛が生えそろうまでに毛色が変化して見えることがあります。
豊富な毛色のブリティッシュショートヘアを販売しているブリーダーやキャッテリー
CATUS PARK UNIO
ブリティッシュショートヘア専門のキャッテリーです。飼い猫であるブリティッシュショートヘアの子猫が見たいという思いから、ブリティッシュショートヘアの飼育と繁殖が始まりました。子猫たちは生後3ヶ月前後の2回目のワクチン接種が済むまで、きょうだいと一緒に育ち、社会性を身に着けます。お迎えできる子猫が掲載されていないこともありますが、出産の情報などはブログで確認できます。
キャッテリーナ カネセイ
ブリティッシュショートヘア、ロングヘアを専門に扱うブリーダーで、衛生管理・健康管理には細心の注意を払い、日当たりの良い広いスペースでブリティッシュショートヘアをのびのびと育てています。見学は予約制。子猫は手渡しになります。公式サイトでは、親猫や子猫の写真を見ることができますよ。ブログでは、最新の情報も掲載されています。
キャンディメイ
ブリティッシュショートヘアの他、ロシアンブルー、マンチカン、ラグドールなどを飼育している長野県の猫専門ブリーダーです。食事管理を徹底し、母猫の健康に配慮しています。子猫の価格は20~25万円ほどです。希望の毛色を伝えておくと、ブリティッシュショートヘアの子猫が産まれた際に連絡をもらうこともできます。店舗やホテルも併設しています。
リトルギャング
静岡県でブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールド、フレンチブルドッグの繁殖を行っているブリーダーです。愛情を注いで育てられた子たちは、人懐こく飼いやすいので、ブリティッシュショートヘアを初めて飼う方にもおすすめ。引き渡し後のサポートも万全です。健康第一で、運動や食事にも配慮しています。様々な毛色のブリティッシュショートヘアの子猫に出会えますよ。
キャッテリー トンカーズ
長野県で猫の繁殖を行っているキャッテリーです。TICA Asia開催のキャットショーに定期的に参加。表彰された猫ちゃんもたくさんいます。定休日はありませんが、キャットショー参加日はお休みです。
まとめ
ブリティッシュショートヘアの代表的な毛色はブルーで、一番人気のカラーでもありますが、その他にも多くのカラーやパターンが存在します。カラーやパターンで印象も変わりますが、ブリティッシュショートヘアの特徴である短く密集した美しい被毛は同じです。
ブリティッシュショートヘアの毛色は、成長過程で変化することもあり、最終的にどのようなカラーやパターンになるのかも楽しみなところですね。ブリティッシュショートヘアの子猫をお迎えしたい場合、人気の猫種ということもあり、ブリーダーも多いのでチェックしてみて下さいね。