メインクーンのトイレ選びのポイントは?
猫用のトイレは品種によって使い分ける必要があります。メインクーンに使用させるトイレ選びのポイントをいくつかご説明します。
メインクーンは大容量のトイレがいい
メインクーンに使わせるトイレは大型のトイレをおすすめします。メインクーンはイエネコでもかなり体が大きい猫種です。
メインクーンにとって小さいサイズだとトイレがすぐに汚れてしまうでしょう。また、トイレからはみでて床に粗相してしまうかもしれません。そうなると不衛生ですし、飼い主さんも後処理が大変ですよね。
砂が散らばりにくいトイレ
猫のトイレで飼い主さんを困らせるのは「砂蹴り」じゃないでしょうか?砂を思い切り蹴る猫ちゃんにはカバータイプのトイレがおすすめ!
なぜ猫は砂蹴りを行うのかご存知ですか?実は猫ってすごくキレイ好きな動物です。うんちやおしっこの後に臭いがもれるのを気にするので砂を蹴って臭いにフタをしています。
しかし、勢い余って砂がトイレカバーから飛び出すことってよくありますよね。メインクーンは筋力があるので、うんちの後に勢いよく蹴ると砂が飛び散ってしまいます。
そこで役立つのが「トイレ砂飛散防止カバー」。蹴った砂が外に漏れ出ない構造になっているので、砂の掃除が軽減されるでしょう。
システムトイレ
システムトイレとは、砂場やトイレシートの下にすのことトレイが付いている二層式のトイレ。排泄物を自動で層ごとにわけてくれるので処理が楽ちんです。
商品にもよりますが、システムトイレなら1週間分のおっしこを吸収することができます。大型のメインクーンにシステムトイレを使用すれば掃除の回数も減るでしょう。
メインクーンにおすすめなトイレ
大型種であるメインクーンにおすすめのトイレを4つ紹介します。他の大型猫(ラグドールなど)や多頭飼いの人にも必見ですよ。
メガトレー 大容量28L
メガトレー は、ベルギーが製作したおしゃれでモダンな猫トイレです。洗練されたデザインなのでお部屋にも違和感なく溶け込むでしょう。
今回紹介したお色は「グレー」ですが、より人気のある「ブルーベリー」というお色もあります。しかしすぐに品薄になってしまうので販売されているのを見かけたらラッキーです!
メガトレーは文字通り普通の猫用トイレよりもかなり大きいサイズです。幅48㎝・奥行き65㎝とかなり広い!大きなメインクーンが入っても余裕の空間で用をたせるでしょう。猫ちゃんだって窮屈な場所よりも伸び伸び出来る方がリラックスできますよね。
このトイレの特徴は大きくて見た目が良いだけではなく、機能性も見逃せません!トイレの背面となる部分はより高くなっているので、砂の飛散防止になります。またトイレの出入り口、猫が足をひっかける部分は小さな穴がいくつもついているのでトイレを出るときに足に付いた砂を落としてくれるのです。
周囲を汚さない上に丸洗いもできるので、お手入れがとても楽になるでしょう。
アイキャット 切り株トイレット
この商品はただユニークな「おしゃれ」なだけのトイレではありません。実はメインクーンの様な大型猫にはうってつけの商品!
切り株の幅は68㎝、高さは20cmもあるのでかなり深く作られています。大きな猫ちゃんでも背中まですっぽりと入るでしょう。子猫や小型の猫だと逆に使いづらいので、大型の猫ちゃん専用としてお使いください。
TOP CAT トップキャット ホワイト 上から入るトイレ
猫ちゃんがすっぽり入れる「上から入る」タイプのトイレです。頭だけひょこっと出している姿がまた可愛らしい!
実はこの形状、猫ちゃんが落ち着く形状で、猫ちゃんも安心しておトイレ出来ます。カバーに囲まれたままおしっこやうんちをするので、砂が飛散するのもおしっこが漏れる心配もいりません。
「上からトイレ」の中でもワイドなタイプでサイズは奥行き59㎝、幅39㎝もあります。これならメインクーンのような大型猫が入っても余裕で使えるでしょう。これだけ大きくても重量は1.9kgでフタを取り外せるのでお手入れは楽ちんですね。
また、このトイレはフタと本体の間に「ゴミ袋」を挟みやすい設計になっています。これを利用してあらかじめ90Lのゴミ袋を入れておけば、トイレ本体を一切汚さず砂やシートを捨てる小技もあるのでぜひやってみてください!
アイリスオーヤマ フルケース 脱臭トイレ ワイドサイズ
アイリスオーヤマから発売のこのトイレはご覧通り「完全個室トイレ」。トイレのサイズは縦39㎝、幅51㎝とかなり広いのでメインクーンでも余裕で入れます。小さく見える入り口も実は幅23.5㎝、高さ19.5㎝あるので出入りに困ることもないでしょう。
中は砂が敷き詰められており、ケース内ならどこでおしっこしてもOKです。恥ずかしがりやの猫ちゃんは落ち着いてトイレできるでしょう。
もしも、ケースのつなぎ目におしっこをかけてしまっても、横漏れしないようにつなぎ目のフック部分がおしっこを内側に跳ね返す構造になっているのでその心配もいりません!
個室トイレは臭いがこもならいかも気になる点ですが、ケース上部には脱臭剤を入れる専用のスペースを用意。常に脱臭剤を切らさないよう注意してください。
ユニ・チャーム デオトイレ 快適ワイド
メインクーンでも余裕で使用できるワイド設計のシステムトイレ「快適ワイド」です。かなり大きめなので、ご自宅に広いスペースが余っている人におすすめ!
このシステムトイレは他商品と比べて圧倒的に大型設計です。通常の猫用トイレよりも大きさは約2倍!周りを囲むカバーの高さもかなり高いので横漏れと砂蹴りの防止、そして囲まれていることによる安心感が得られるでしょう。
また形状にもこだわりがあり、猫ちゃんがトイレする時の姿勢がやりやすいように細かく設計されています。
しかし、いくら大きいトイレでも結局はお手入れに手間がかかりますよね。しかしこのトイレに使用するトイレシートは「前後交換式」です。トイレシート全体を無駄なく使用できるので、お手入れの回数がいつもより少なく済むでしょう。
市販品にこだわるなかれ!メインクーン用トイレの代用品となる意外なもの
市販の商品でなくても、猫用のトイレは構造自体がシンプルなので自宅で作ることも可能です。
タライで簡易型猫トイレ
洗濯物の手洗いや、洗い物に使用する「タライ」を使用して猫用のトイレを代用してみましょう。作り方は非常にシンプルです。
タライにペットシートとトイレ用の砂を敷き詰めるだけでOK!メインクーンなどの大型種に使用させる場合は幅と深みのあるタライを選ぶと良いでしょう。
また、タライには当然「入り口」なんて無いので、猫ちゃんが出入りしやすいように足場用のブロックを置いてあげてください。
手作りシステムトイレ
使っていない衣装ケースがあれば、100均にあるものと組み合わせて「お手製システムトイレ」を作成することができます!100均で買うものは、水切りザルとサイズが同じトレイの2つ。
衣装ケースにトレイ・トイレシート・水切りザル・猫砂を順番に敷けば簡易システムトイレの完成です。
こちらの動画では子猫ちゃんが使っていますが、100円ショップには様々なサイズの水きりが売っていますのでメインクーンでも十分な大きさの水きりを探せば自分で作る事が出来ます。
ゲージや衣装ケースなら周りが囲まれているので猫ちゃんもリラックスできるでしょう。
使えそうなものは何でも使ってみましょう!
以上が猫トイレの代用例でした。今回紹介した物はアイディアの一部なので、それ以外にも利用できるものはなんでも使ってみてください。
例えば、100均のリメイクシートと自立できるワイヤーネットを組み合わせて「飛び散り&横漏れ防止カバー」の出来上がりです。
でも、手作りのトイレを猫が本当に使用するのかどうか疑問ですよね?安心してください。猫ちゃんが気に入れば普通に使用してくれます!
それでは、ダンボールを使って作成した「簡易猫トイレ」を実際に猫ちゃんに使用させた記事を紹介します。よければこちらでDIY猫トイレの効果をご覧ください。
メインクーンにぴったりな猫トレイを選んであげよう
以上がメインクーン用の猫トイレの選び方とおすすめの商品、家で作れるDIY猫トイレの作り方でした!
メインクーンはイエネコでもかなり大型の部類。成長すると小型・中型の猫をはるかにしのぐ大きさになります。排泄量も多いし排泄時のスペースも相応の物が必要です。
ですが、いくら大きいサイズでもトイレの使い方自体苦手な子もいます。そういう猫ちゃんには高いカバーがついているタイプやケース型のトイレを選んでください。
また、なんらかのアクシデントで新しいトイレを購入しなければならない時もあるでしょう。買い替えまでのつなぎ期間は、家にある道具でトイレを手作りすることをおすすめします。アイディアをいくつか紹介したので参考にしてみてください。
トイレ選びは家の衛生面や飼い主さんの手間が左右される買い物です。メインクーンがゆとりをもって使用できるトイレを選びましょう。