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1件の書き込み

  • 投稿者

    1:ガブリエル 女性 40代 2018/01/19 19:45 [通報]

    「驚くべきヒミツ」というタイトルにワクワクしながら記事を読みました。
    ああ、本当に驚きました!野良猫はネコ語を使わないの!?猫はグルメ!?耳の房毛はアクセサリーではなかった!?
    …どれも、知りませんでした。

    ネコ語の発達が実は飼い主とのコミュニケーションのためと知り、納得するとともに、いっそう猫が愛くるしい存在になりました。猫が飼い主のために試行錯誤していたとは。人との距離を縮め、少しでも理解し合おうとしていたのですね。ゴハンの要求だけが全てではなかった!

    そのような視点から我が家の猫5匹を観察してみると、ネコ語はお互いの関係においてはあまり使っていないようです。
    「シュー」「シャー」というような威嚇音を出して、「近づくな」「こっちへ来るな」という場面を見ることはあります。ところが飼い主であるわたしに頻繁に「ニャア」と目をキラキラさせて挨拶するのですが、猫同士ではネコ語で挨拶はしません。鼻と鼻を近づけ合う、耳元を舐め合うという挨拶の仕方です。

    猫がグルメだということは、ペットショップやホームセンターに陳列するキャットフードの種類や、オヤツのバリエーションの豊富さをとおして知っています。猫友はもちろん、猫の雑誌やインターネットを介して、猫の味覚へのこだわりは聞いたことがあります。
    しかしながら我が家の猫たちは、それほどグルメ猫には育ちませんでした。
    確かに友人宅の猫が、あれもこれも、と話題になっているキャットフードを食べているのを目の当たりにしたこともあります。「この間まで好きだったけど、もう嫌いみたいだから」と、友人は積極的に新商品を猫に食べさせていました。
    我が家では、そんなことは滅多にありません。というのも、おそらく多頭飼いのせいだと思います。各々に嗜好性はあるとは思います。しかし5匹とはいえ、生存競争のような暗黙のルールがあるのでしょう。弱肉強食という動物的な本能が、好き嫌いを超えているのかもしれません。

    猫の耳は人間より、遥かによく聞こえるのですね。長毛種の我が家の猫たちの耳にも、以前は房毛が僅かにあったような気がします(今、確認したら、ありませんでした)。あの房毛は別名リンクスティップと言うのですが、アンテナの役目もしていたのですね。

    わたし自身、愛猫家として猫を知ったつもりでしたが、まだまだ分かってないことばかりです。
    猫は人との暮らしを安定させるために、本来持っている能力を最大限に引き出す一方で、実は自然に能力を抑制したり、退化の方向に向かっている能力もあるのではないかと思っています。マーキングやスプレー行為も本当は、本来的な猫のあり方だったのかもしれないし、住宅などの制約がない暮らしの中では、木に勢いよく上ったり、突発的に走り回ったりするのかもしれません。

    猫は試行錯誤してネコ語を生み出し、人との日々の会話を成立させてくれました。わたしたち飼い主は、そんな猫にこれから何をしてあげられるのでしょうか。そんなことを考えながら、今日も膝の上の猫を撫でています。
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