子猫がうんちしない原因とは
子猫がうんちをしない原因には、どんなものがあるのでしょうか?まず考えられる便秘の原因は以下の4つです。
- 自分で排泄出来ない
- 人工乳を飲んでいる
- 水分・運動不足
- 腸内環境が悪い
自分で排泄できない
生後21日頃までの子猫は、自力で排泄する事が出来ません。そのため生まれたての子猫は便秘になりがちです。本来であれば母猫が子猫のお尻を舐め、刺激を与える事で排泄を促しますが、人が面倒をみる場合は母猫に代わって行う必要があります。
人工乳が引き起こす便秘
母乳ではなく人工乳を飲んで育てている場合、便秘になりやすくなる事があります。人工乳は母乳と比べて消化が難しく、また必要な栄養素のバランスが異なるため、子猫の消化器系に負担をかけ、便秘を引き起こす可能性があります。
水分・運動不足が引き起こす便秘
子猫が自分で排泄出来るようになる生後22日目辺りから、離乳が始まります。その為、水分が不足してしまい、便秘になる可能性もあります。また、運動不足により腸の動きがにぶくなり便秘になる事もあります。
腸内環境の乱れと便秘
人間もですが、子猫でも腸内環境の乱れが便秘の原因となることがあります。腸内環境は食事、ストレス、生活環境などによって大きく影響を受けます。腸内環境が乱れると、腸の動きが不規則になり、便秘を引き起こす可能性があります。
子猫がうんちしないときの解消法
- お腹をマッサージ
- 肛門を刺激する
- 水分を取らせる
- 適度な運動
- 乳酸菌を与える
お腹のマッサージで便秘解消
子猫の便秘解消の為、お腹を優しくマッサージしてあげるのも有効です。子猫がリラックスしている時に、お腹を指でクルクルと円を描くようにマッサージするのです。
マッサージする指は、温かくしてください。冷たいと逆効果になってしまう事がありますし、子猫の体温を奪ってしまい、良くありません。愛情を込め、優しく、マッサージしてあげましょう。
肛門刺激で便秘解消
清潔なタオルやティッシュなどを使って、便秘の子猫の肛門を擦ってあげましょう。ミルクを飲む前に行うと、ミルクの飲みが良くなる事が多いです。
もし普通に刺激をするだけでは出ない場合、5〜10分程度時間をかけて行ってあげましょう。それでも出ない時は、オリーブオイルをティッシュなどに含ませて更に刺激します。
また、刺激するものをキッチンペーパーなど、少しガサガサした感触のものにすると出る事もあります。ミルクの濃さを変えてみるのも良いでしょう。濃くしたり薄くしたりして、様子を見てみましょう。
水分補給で便秘解消
子猫が便を出さないときの対策の一つとして、まずは水分補給を行ないましょう。食事にぬるま湯を加えて水分を増やしたり、離乳食の後にミルクを与えるなどの方法があります。
子猫の体はまだ成長途中であり、適切な水分補給が必要となります。これにより、便の硬さが軽減され、便秘が改善される可能性があります。
適度な運動で便秘解消
運動不足が原因の場合、適度に運動させることで便秘を解消することができます。運動は腸の動きを活発にし、便通を促進します。しかし、子猫の場合、まだ体力が十分についていないため、無理な運動は避け、適度な運動を心掛けましょう。
乳酸菌で腸内環境を整える
猫用の乳酸菌サプリメントを与える手段もありますが、事前に獣医師に相談してからの方が良いでしょう。乳酸菌は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。
しかし、子猫の体はまだ成長途中であり、適切な量や種類の乳酸菌を選ぶことが重要です。そのため、乳酸菌サプリメントを与える前には、必ず獣医師に相談しましょう。子猫がうんちしないときの注意点
子猫が便秘になる原因は成猫とは違います。また、排泄するまでの時間は個体差がありますので「何日出ていないと便秘」という明確な基準はありません。
正常な排泄は1日1〜2回ですが、2日に1度の子もいます。もし数日間出ていなかったとしても、食欲があればそこまで問題視しなくても大丈夫です。
ですが、「あまりにもお腹がパンパンに張っている時」などは便秘を疑い、病院で診察を受けた方が良いでしょう。
子猫の便秘以外に心配な症状
生後22日頃からは、自力で排泄出来るようになってくるので、寝床にトイレを置いてあげると良いでしょう。
置いておくだけでトイレを覚えてくれる場合もありますが、もしトイレ以外で排泄をする場合は、トイレの中で排泄を促す、排泄物のニオイをつけるなどしてあげると覚えてくれます。
トイレトレーニングが終わっているのに粗相が多い、トイレで排泄する際に声をあげたり力んだり、苦しそうにしている場合は異常があるかもしれません。早急に受診するようにしてください。
子猫がうんちしない問題に対するまとめ
子猫の便秘について、ご理解頂けたでしょうか?子猫がうんちをしない時は心配ですよね。
ご紹介した便秘解消方法を試してもダメな場合や、子猫に元気がなかったり、食欲がない、嘔吐をしているなどの症状があった際にはなるべく早く動物病院へ受診するようにしましょう。
便秘になってしまったり、子猫のお世話は大変ですが、いつまでも続くものではありません。期間限定だと思い、少しだけ頑張ってお世話してあげてくださいね!
30代 女性 歩佳
記事にあった通り、排便の回数については個体差もある為、回数より便の質や、食事量に注意するように言われていました。また、ウェットフードやスープタイプのおやつを取り入れる事で、水分摂取を心がけたり、食事の回数を小分けにする事を徹底し、生後4ヵ月を過ぎる頃には1日1回の排便リズムが整っていたように思います。
ただ、今でも後悔しているのが子猫時代にシステムトイレの専用シートを利用していた事です。システムトイレの専用シートは、ニオイも少なく、交換も週に1度程度でいいのでとても便利なのですが、水分を吸収してしまうので、血便や粘液便に気付きにくいというデメリットがあります。実際に、便と一緒に排出された血液混じりの粘液が、専用シートの上に落ちてしまっていて、お腹の不調に気付くのが遅れてしまいました。それ以降は、システムトイレのシートトレイにペットシーツを敷いて利用しています。こうしておけば、万が一便秘によって出血があった場合も、すぐに気付く事ができるのでオススメです!
女性 tonakai
猫によって1日のうんちの回数が違うのでチェックしておくことが大切ですね。子猫の頃はごはんやミルクの飲み方もきちんと記録を付けておくと安心だと思いました。子猫の便秘はお腹の様子でよくわかるので、心配なら写真を取っておくとより分かりやすくなるかもしれませんね。調べてみると子猫が便秘になったという経験がある人は多いようなので、知識として便秘対策を知っておくと良さそうです。
20代 女性 mitsuki
また、水分摂取量を増やす為に自動給水器を取り入れました。やはりカルキ臭等を除去できるフィルターが付いているものを選ぶと、お水が美味しいのか水分摂取量が増え、便の質が良くなったように思います。後は、食物繊維が豊富なおやつを取り入れる事でしょうか。人間同様、やはり水分量や食べ物で便の質は変わります。感染症等の病気が隠れていないかをしっかり検査してもらい、異常がない場合は普段の水分量や食べ物を見直してみるのもいいかもしれませんね!
40代 女性 おはな