猫の便秘の解消法を一挙紹介!

猫の便秘の解消法を一挙紹介!

猫は便秘になりやすい動物といわれており、水分不足やストレスなど様々な原因が関与していると考えられています。ですが便秘が慢性的に続いてしまうと自力で排便が困難になってしまい重篤な状態になってしまう恐れもあるため、早いうちから便秘を解消させてあげることが大事です。今回は猫の便秘対策について解消法をご紹介したいと思います。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫の便秘を解消する方法はどんなものがある?

猫草を食べている猫

猫は便秘症になりやすい動物といわれています。元々猫は水分をあまりとらないため便がカチカチに固くなってしまったり、環境の変化などによるストレスや高齢に伴う筋力や腸の蠕動運動の低下、毛球症などの原因があげられます。

更には骨盤や神経などによる足腰の病気や、腎不全などによる内臓の病気も便秘を引き起こす要因でもあります。

便秘がひどい状態が長く続いてしまうと結腸に大量のウンチがたまり巨大化する「巨大結腸症」を引き起こしてしまう恐れがあります。巨大結腸症になってしまうと場合によっては外科的手術をおこなう必要があるため、猫の便秘症を安易に考えずに日頃から便秘解消をおこなうことが大切です。

猫の個体差によりますが丸々2〜3日程ウンチが出ていなければ便秘症と考えられます。また排便時にとてもいきんでいたり、何回もトイレに行くがウンチがコロコロと小さく固い場合も便秘といえます。

猫の便秘の度合いによりますが消化によく食物繊維が豊富に入っているフードを食べさせたり、排便を促すサプリメントや腸マッサージをおこなうなど猫の便秘症の解消法がいくつかあります。便秘症を重篤化させないためにも早いうちから便秘対策をおこなうことが大切です。

猫の便秘を解消するための腸マッサージ

マッサージをされて気持ちよさそうな猫

腸マッサージ

人も便秘対策でお腹をマッサージするとよいと聞いたことがあるかと思いますが、猫も便秘解消で腸マッサージがあります。

マッサージをすることで血行を促進させ、胃腸の働きを良くし排便を促す効果が期待されています。しかしストレス性の便秘や固いウンチにより痛みを伴っている場合はマッサージをするべきではありません。

腸マッサージ①(抱っこできる場合)

抱っこしても抵抗せず嫌がらない場合は、猫を優しく抱っこしながらお腹をクルクルと円のように撫でたり、下腹部中心に「の」の字を描くように撫でます。

腸マッサージ②(抱っこできない場合)

もし抱っこが苦手な猫の場合は伏せの状態にし、後ろ足の付け根部分を背中側から軽く揉んであげます。

便秘解消のツボ

便秘解消法で腸マッサージだけではなく猫も人と同じように体中にツボがあり、便秘解消に効果のあるツボもあります。ツボによる便秘解消法は強く押して刺激をあたえる必要性はなく、指の腹を使って優しく押してあげます。

百絵

百絵(ひゃくえ)のツボは背骨と腰の横幅が一番広いところの交差する部分で、整腸作用や免疫力のアップの効果があり、猫の便秘解消に大きな期待がります。人差し指を使って5回程軽く押し、2〜3セットをおこないましょう。

神門

神門(しんもん)は腸の動きを良くする働きを持っています。前足のみある肉球の手根球のそばにツボが位置しており、少し押すとややへこみます。このツボは小さいので、だいたい30秒程優しく押してあげます。

この他にも猫も便秘解消に効果のあるツボは

  • 搶風(そうふう)
  • 次髎(じりょう)
  • 尾端(びたん)
  • 尾根(びこん)
  • 天枢(てんすう)
  • 中脘(ちゅうかん)の6つがあげられます。

また詳しい腸マッサージの仕方やツボについては、リンコさんが投稿した「猫への便秘マッサージの効果とは!そのやり方や効果的なツボ」に記載されています。

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猫の便秘は様々な不調を引き起こすので早めに解消してあげたいですね。軽い便秘ならマッサージするのも効果的です。ツボなどを刺激してあげると、更に効果が高まるので場所を覚えておくと良いでしょう。

  • 健康
  • 便秘に関する健康情報

猫の便秘を解消するためのフード

銀の器でご飯を食べている猫

猫の便秘症の解消法としてマッサージやツボも効果の期待がありますが、便秘対策用のフードを選ぶことも大きな効果があります。

ですが猫の消化器用のフードといっても可溶性繊維や、不溶性繊維が豊富に入っているフードなど色々なタイプがあります。選択を間違えると、かえって便秘の改善が期待できない場合もあるため、かかりつけの獣医さんと相談して便秘の原因やタイプに応じて適切なフードを選択することが大事です。

ペット用の乳酸菌やオリゴ糖は腸の動きを良くする作用があり、猫の便秘解消に効果があると言われています。ですがその一方ですがヨーグルトや牛乳などの食べ物は返って下痢を起こす場合があるため注意が必要です。

猫の便秘の解消が自力で難しそうな場合

人用のトイレで排泄している猫

動物病院へ連れて行く

猫の便秘症といっても状態によっては腸マッサージやツボをおこなったり、便秘解消に効果のあるフードやサプリメントを与えることで改善することができます。ですが、元々骨盤が狭い骨格の猫は便が骨盤を通過することができずに排便が困難なこともあります。

更に毛球症や猫の高齢化により腸の蠕動運動が低下することで便秘になりやすく、慢性的な便秘になってしまうと便が更にカチカチと固くなってしまい、マッサージや食事療法などでもあまり効果がみられなくなってしまいます。

そのような自力で排便が困難な場合になってしまうと食欲不振や嘔吐などの症状が見られたり、猫の体調を崩してしまうため動物病院へ受診し、適切な治療を早いうちにおこなう必要があります。

動物病院でしてもらえる便秘治療

猫の便秘が慢性的に続いてしまうと食欲不振や嘔吐などの症状を起こしてしまったり、自力で排便できずに便が結腸にたまる巨大結腸症を引き起こしてしまう恐れがあります。

そのためマッサージや食事療法などでもあまり便秘が改善されない場合は、便の水分量を増やし排便を促進させる薬や下剤を処方したり、それでもえあまり効果がみられない場合は摘便をおこなったり、浣腸を使い排便を促す処理をする必要があります。

猫の食事量にもよりますが2〜3日も全く便が出ていなかったり、便がコロコロと小さく、いつもより排便量が少ない、トイレ時に踏ん張っているなどの状態でも便秘といえるため、このような様子がみられたら早いうちに対策をおこなうことが必要です。

まとめ

人用のトイレとトイレットペーパーと猫

猫は便秘になりやすく、元々水分をあまりとらないため便がカチカチに固くなってしまったり、環境の変化などによるストレスや猫の高齢化による腸の蠕動運動の低下、毛球症などの原因があげられます。

食事量にもよりますが健康な猫は1日1〜2回排便をしますが、2〜3日経っても便が出ていなかったり、コロコロと小さく踏ん張っていきんでいるなど見られたら便秘といえます。

便秘解消方法は腸マッサージやツボ、食事療法やサプリメントなど色々あります。ですがそれでも場合によってはあまり効果がみられないことがあり、慢性的な便秘になってしまうと食欲不振や嘔吐などの症状が起こったり、大量の便がたまってしまうことで巨大結腸症を引き起こしてしまう恐れがあります。

状態によっては排便を促進させる下剤や摘便、浣腸などをおこなう必要があるため、動物病院へ受診し早いうちから治療をおこなうことが大切です。

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