猫が甘える時にする6つの仕草と心理

猫が甘える時にする6つの仕草と心理

猫が人間に甘える時には、特定の動きを見せる傾向にあります。そこで今回は、猫が甘える時の仕草や、猫が人間に甘える理由について詳しく解説していきます。猫が甘える仕草やその意味を理解しておけば、きっと飼い猫とのコミュニケーションもさらにスムーズになりますよ。

猫が甘える仕草

子供に甘える猫

猫を飼っていると、とても可愛らしい仕草で飼い主さんに甘えることがあります。しかも、猫は様々な「甘える仕草」を見せてくる生き物でもあるのです。猫は甘える時にどのような仕草を見せるのか。よくある「猫が甘える時の仕草」について、ひとつずつ詳しく紹介していきます。

1. ゴロゴロと喉を鳴らす

喉で鳴らすゴロゴロという音。これは、猫が甘える時に発する音でもあるのです。

飼い主さんが猫を抱っこしたり、撫でたりしている時にこのようなゴロゴロ音を出した場合は、「母猫に甘えるような気持ちでいる」と思っておいて良いでしょう。というのもこのゴロゴロ音は、子猫が母猫に対して甘えるときに発する音でもあるのです。

ちなみに、猫が甘えるときに発するこのゴロゴロ音には「セロトニンを分泌させる効果がある」といわれています。セロトニンは別名”幸せホルモン”ともよばれており、脳にリラックス効果を与えてくれる分泌物なのです。なので、猫が甘えてきてこのゴロゴロ音を聞けたら、飼い主さんのストレスも和らぐかも!?

2. スリスリとからだを擦りつけてくる

猫が自分のからだや頭を、飼い主さんにスリスリと擦りつけてくる動作も、甘える仕草のひとつといえます。猫は額やあご、しっぽの付け根といった部分から、自分のにおいであるフェロモンを分泌しています。人間からしてみたら、ほとんど判別できないにおいではありますが、猫はこのフェロモンがついていると安心することができるのです。なので、大好きな飼い主さんに自分のにおいをつけて甘えているのだと解釈できます。

3. 獲物を持ってくる

おもちゃであそぶ猫

ねずみや鳥、虫といった獲物をくわえて飼い主さんの元に持ってくる猫もいます。人間からしてみたらギョッとしてしまいますが、実はこれも、猫の甘える仕草のひとつ。

大きな獲物をゲットできたことを褒めてもらいたくて、わざわざ飼い主さんに獲物を見せつけているのです。要するに、褒めてもらうことによって甘えたいと思っているのでしょう。

4. 仰向けでアピールしてくる

飼い主さんの近くでゴロンと仰向けになって転がる仕草。これも、猫が飼い主さんに甘える時に見せる仕草といえます。

猫にとってお腹は弱点でもあります。そのため、警戒している時にはお腹を見せるようなことはしません。しかし、その弱点であるお腹をわざわざ見せてくるということは、信頼して甘えるしぐさをしていることをアピールしているのでしょう。

ただし、お腹を見せてくれているからといって、弱点であるお腹をいきなり触ると一気に猫の信頼を損なう可能性があります。なので、猫がお腹を見せて甘えるポーズをとったとしても、頭や首といった”猫が嫌がらない部分”を撫でてあげましょう。

5. しっぽをピンと立てる

歩く子猫

猫がしっぽをピンと立てているのは、甘える気持ちを訴えている可能性が考えられます。猫は機嫌が良い時や甘える時に、しっぽを立てるという習性を持っています。実はこの甘える仕草は、子猫が母猫に対して甘える時に見せる行動。というのも、子猫の時はまだ自力で排泄ができないので、しっぽを立てることによって母猫に甘えて、排泄を手伝ってもらう必要があるのです。その甘えるしぐさの名残が成猫になってからも残っているため、甘える時にこのような行動をとるのではないかといわれています。

6. ふみふみをする

猫が人間の膝の上や柔らかい毛布などの上で、前足をふみふみと動かしている仕草を見たことがあるでしょうか。実はこの行動も、猫が甘える時に見せる仕草なのです。

猫を飼っている人の間ではこの仕草のことを「ふみふみ」とよんでおり、猫が見せる可愛らしい仕草として知られています。猫は幼い時に、母猫の母乳がよく出るように「ふみふみ」を行う傾向があります。その名残が成猫になってからも甘える感覚として残っており、柔らかいものや安心できる場所にいると「ふみふみ」をして甘えてしまうのだそうです。

猫が甘える理由

お腹を見せて寝転ぶ猫

猫が甘える理由は様々ですが、主に以下のような理由から甘える仕草を見せることが多いです。飼い猫がよく甘えてくる場合は、以下のような理由に心当たりがないか考えて行動してみましょう。

空腹を訴えている

「お腹が空いた」「追加で餌やおやつが欲しい」そんな気持ちを抱いている時に、猫は飼い主さんに甘える仕草を見せることがあります。可愛い仕草で猫が甘えると、ついご飯やおやつをたくさん与えたくなってしまいますが、ご飯やおやつの過剰摂取は猫の肥満の原因にもなるので注意しましょう。

遊んでほしくて甘えている

「遊んでほしい」「かまってほしい」そんな気持ちを抱いている時にも、猫は甘える仕草を見せてきます。猫がかまってほしそうな時は、猫用おもちゃなどを使って遊んであげると喜んでもらえますし、猫からの信頼も強くなるのでおすすめです。

病気であることを訴えている

猫は病気の時にも、甘える仕草を見せることがあります。いつもは飼い主さんに甘えることが少ないのに、ある時突然しつこく甘えだした時は要注意です。猫のからだに異変がないかよくチェックし、おかしいと思う点があればすぐに動物病院へ連れていきましょう。

まとめ

猫を抱くシニアの手

猫の性格にもよりますが、飼い主さんに対して信頼を置いている猫は、甘える仕草を見せることが多いです。なので、飼い猫が甘えて来た時は、猫が何を訴えているのか読み取ってあげて必要に応じて行動をとってあげましょう。

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