猫が走り回るのはなぜ?
猫は、突然スイッチが入ったように走り回ることがあります。夜中にも狂ったように走り回ることがあり、走り回る行動を「猫の運動会」「夜中の運動会」などと呼ばれていますよね。急に走り回るだけでなく、大きな声で鳴くこともありますよね。この運動会のことを専門用語で、「真空行動」と言います。
猫の体力が余っている
猫にとって夜は、狩りの時間なので、昼間は寝ていることも多いです。その蓄えたエネルギーを夜の狩りで発散するのですが、家の中で飼われている猫は、それができません。その結果、体力が余った猫はストレスを感じてしまうことになりストレス解消を行うために走り回る行動をすることになります。
猫が急に走り回るのは、ストレスを抱えているからだと言われます。夜中に走り回る運動会を始められると、飼い主は睡眠不足になり、飼い主の方もストレスがたまるなんてことにもなりかねません。
ストレス発散のため猫に夜中に走り回るのをやめてもらうには、走り回る前に猫のストレスを解消してあげましょう。ストレスが解消できれば、ストレス発散として急に走り回ることも少なくなるわけです。
猫のストレスサイン
鳴く
猫が急に走り回るのは、ストレスのサインであると言われます。運動不足のときは、走り回るだけでなく、切実な声で鳴くようにもなります。
粗相をする
ストレス解消として走り回る行動は運動不足の他に、庭先によその猫が入ってきたなど、自分の縄張りに不安があるときも、走り回ることがあります。 縄張りが侵されるのは、猫にとって大きなストレスなのです。よその猫の侵入が頻繁になると、マーキングで縄張りを主張します。ストレス解消で走り回るだけでなく、猫が粗相をするようになったら、縄張りが侵されてストレスを感じているかもしれません。
猫のストレスを解消できる3つの方法
1. キャットタワーを設置する
猫にとって上下運動はとても大切です。走り回ることを防止する為に上下運動でストレスを解消してあげるには、キャットタワーがおすすめです。運動不足でストレスを感じ、走り回る猫ちゃんが使うキャットタワーなら、しっかりストレスが解消出来る丈夫なものがいいですね。
こちらのキャットタワーは、高さ174センチと大型で、ストレスを感じて走り回る猫ちゃんも十分に遊ぶことができます。ねじで壁に固定できますので、猫が飛び乗っても倒れる心配がありません。上下運動で走り回る猫ちゃんのストレスを解消してあげましょう。
2. 爪とぎの場所を複数にする
猫は走り回ること以外の爪をとぐことでもストレスを発散することができます。爪とぎには種類がいろいろありますので、ストレス解消のために数種類を数か所に置いてあげるといいでしょう。
マルカンどこでもツメとぎタワーは、ネズミのおもちゃがついているので、爪とぎついでに遊ぶことができ、走り回る猫ちゃんのストレス解消に役立ちます。爪とぎがいくつかあれば、走り回ることや壁や家具で爪とぎをされるのを防ぐことにもなり飼い主さんのストレスも減りますよ。
3. おもちゃで遊ぶ
走り回る猫は、狩りができなくてストレスを抱えています。猫の本能の狩りを遊びでやらせてあげましょう。一緒に遊んであげることで、ストレスが解消され、走り回ることが少なくなりますよ。
走り回るストレス解消行動を予防するために10分程度、猫の狩りごっこにつきあってあげてくださいね。例えばこのような釣り竿タイプの猫じゃらしでは、伸縮するスティックの釣り竿1本と羽根が7羽セットになっています。鈴のついた羽根が、走り回る猫ちゃんの好奇心をそそります。猫は狩猟本能を刺激されて夢中に。走り回る猫ちゃんの運動不足解消、ストレス解消になりますよ。
飼い主さんが忙しくて猫と遊んであげられない時は、ストレスがたまり走り回ることも。そんな時はストレス発散とばかりに走り回る猫が、ひとりで遊べるおもちゃがおすすめです。電動の猫じゃらしなら、自動でスティックが動き、猫がひとりでも走り回ること以外でストレス解消ができます。スティックは羽根と紐の2種類。速度は3段階に調節できます。猫が遊んでいる様子を見ている飼い主さんも、日ごろのストレスが解消されて楽しくなっちゃうおもちゃです。
まとめ
猫は、猫本来の習性である狩猟ができないことがストレスになり、突然走り回ることがあります。猫が走り回るのをやめさせるには、猫のストレスを解消してあげる必要があります。そのためには、走り回ること以外でストレスエネルギーを発散させてあげましょう。
走り回ることを防止するにはキャットタワーを設置する、爪とぎを数か所に置く、おもちゃで遊んであげるなどすると、効果がありますよ。走り回るのは猫ちゃんのストレスサインかもしれません。猫ちゃんにとってストレスは万病のもとなのでストレスを抱えて病気になってしまわないよう、走り回る以外で思い切り体を動かすことができるようにしてあげてくださいね。