猫に落ち着きがない原因
- 元々の猫の性格が落ち着きがない
- ストレスや病気によって落ち着きがない
- 環境の変化や嫌がる事で猫の落ち着きがないようになる
猫に落ち着きがない時は、ただ単に、窓の外にいる鳥をみて興奮し家中走り回る子も少なくはありませんし、性格上、子猫なのに随分と大人しい子や、高齢なのにも関わらず活発で落ち着きがない!という猫もいますので、もともとの場合は心配ありません。
しかし、ある日突然猫が落ち着きがないようになった場合は注意が必要です。もしかすると、何かストレスがあったり、病気によるものだったりするかもしれません。
環境の変化で落ち着きがない
- 新入り猫がきた
- 引っ越しや模様替え
- 飼い主が変わる
- 猫砂やエサが変わった
猫が嫌がる事をして落ち着きがないようになった
- トイレが汚れている
- 嫌いなお風呂に入れられた
- 爪を切られた
猫がストレスを感じやすい物としては、猫自身が嫌な思いをした、もしくは不満がある等の理由があります。様々な理由からストレスを感じた猫は、大きな声で叫ぶように鳴いたり、頻繁に毛づくろいをしたり、走り回ったりと、落ち着きがない行動を見せます。
猫の落ち着きがない時に考えられる病気や症状
落ち着きがない様になる猫の病気
- 泌尿器系の病気
- 甲状腺機能亢進症
- 認知症
泌尿器系の病気にかかっていて猫の落ち着きがない
泌尿器系の病気の場合、膀胱炎や尿結石等で痛みを感じ「おしっこをしたいのに痛い、出せない」という気持ちから、ソワソワして落ち着きがなくなる事もあるようです。
甲状腺機能亢進症のせいで猫の落ち着きがない
猫の落ち着きがないようになる病気として、高齢猫に多い『甲状腺機能亢進症』と『認知症』です。まず甲状腺機能亢進症ですが、ホルモンが過剰に産生、分泌されることで色々な症状を引き起こしてしまい、”落ち着きがない様になる”という症状が見られるようになります。
甲状腺機能亢進症になると、ほかにも食欲が旺盛になったり、痩せてしまったり、多飲多尿等が見られたりします。
認知症により落ち着きがない
人間の認知症と同様、今まで出来ていたはずのことが出来なくなり、夜泣きや粗相が繰り返されます。食欲の低下が見られることも多いと言われています。ただ、犬に比較すると猫の認知症は少ない傾向にあります。
落ち着きがない猫への対処法
大きな鳴き声をあげたり、ウロウロしたりと猫に落ち着きがない場合、まずは環境チェックをしてみましょう。
落ち着きがない猫の環境チェック
- 新入り猫がきていないか
- 引っ越しや模様替えをしていないか
- 飼い主が変わっていないか
- 猫砂やエサは今まで通りか
- トイレや食器は綺麗か
- 爪切りやお風呂など猫が嫌がることはしていないか
これらを確認し、思い当たる節があれば改善していきましょう。
新入り猫で落ち着きがない場合
新入り猫がきたという場合は、もしも同じ部屋で飼育しているなら新入り猫をケージに入れ、別部屋に移動させましょう。慣れるまで3か月程かかる場合もあるようなので、猫同士が慣れてくれるまで気長に待ちます。
引っ越しや模様替えで猫に落ち着きがない場合
引っ越しや模様替え、飼い主が変わってしまった等の場合も、猫に落ち着きがない様子を見ていれば可哀想な気がしますが、仕方ありません。オモチャで遊ぶ、たくさん構ってあげる等をして気を紛らわしながら、新しい環境に慣れてもらいましょう。
猫砂やエサが変わって猫に落ち着きがない場合
猫砂やエサを変えてから猫に落ち着きがなくなった場合、その猫砂やエサが気に食わないのかもしれません。もとに戻してみましょう。
トイレや食器が汚くて猫に落ち着きがない場合
トイレや食器が汚れていれば綺麗にしてあげてください。猫はとても綺麗好きなので、排せつ後すぐにトイレ掃除をしてあげる、毎日食器を洗い新しいお水を用意してあげる等、猫が使用する物を清潔に保つことで、ストレスが軽減されます。
これらに思い当たる節がなかったり、改善したにも関わらず猫に落ち着きがない様子が見られたりする場合は、何らかの病気の可能性が高いです。すぐに動物病院へ行き、獣医師へ相談しましょう。
まとめ
普段からよく眠る猫ですが、高齢猫の場合は、猫じゃらしなどのオモチャに興味を持つことも少なくなり、寝て過ごす時間がかなり多くなります。
もともと活発で落ち着きがない!という場合は心配ないことが多いのですが、ある日突然落ち着きがないようになってしまった、という場合には真っ先にストレス、病気を疑いましょう。
猫好きのみなさんならご存知の通り、猫は神経質で臆病な子が多く、ストレスに弱い生き物だとされています。
逆に若い猫なら、1日の中で何度かは活発に動きまわり元気に遊びます。そして疲れてまた眠る...その繰り返しなのが一般的です。
一言で猫の落ち着きがないとは言っても、原因は様々で幅広いものです。飼い主さんが普段から愛猫の様子を観察し、猫のストレスや病気にいち早く気が付いてあげることが大切だと言えます。
40代 女性 しおり
我が家の猫ちゃんの落ち着きがなくなった時には、泌尿器の病気が原因でした。
おしっこがなかなかでなかったりした時には、落ち着きがなくなりました。
しかし、治療をしっかりして完治してからは、ゆったりと過ごすようになり、安心しました。本来の性格に戻り家族みんなで喜びました。