猫が目を怪我しているときの症状
1.目やに、涙
猫の目やには、茶色のものが少量出ているのであれば問題ありませんが、膿のような黄色や緑色の目やにが出ている場合は、怪我によるものも含め、細菌感染の場合があります。
また、怪我によって涙も多く出ることがあります。
2.まぶたの腫れ
猫がまぶたを怪我した場合、腫れてくることがあります。傷から膿が出てくる場合もあります。
3.出血、目が赤い
怪我によって、猫の目の周辺から出血することがあります。眼球の中で出血することもあります。
4.目を閉じている、瞬きをする、目をこする
怪我によって腫れや痛みがあると、目を気にしている行動をとります。そういった行動がみられたら、怪我がないか確かめましょう。
猫が目を怪我しているときの対処法
猫が目を怪我していることに気付いたら、猫がパニックにならないように、飼い主さんは冷静に対応しましょう。
動物病院で処方された薬以外を使う場合は、獣医師に確認してからにしましょう。
目のまわりを拭く
怪我によって目やにや膿が出ている場合、清潔なやガーゼなどをぬるま湯で濡らして、優しくふき取ります。
出血があるときは軽くおさえる
猫の目から出血している場合は、ガーゼやティッシュなどで押さえて止血します。
猫が目を触らないようにする
目を怪我していると、猫が気になって目をこすってしまいます。目をこすると炎症が悪化したり、感染症になってしまったりするので、猫が目に触れないようにすることが必要です。
エリザベスカラーがあれば装着します。なければ厚紙やクリアファイルで作ることも可能です。装着する際は、猫の首に人間の指2本分の余裕を持たせます。
動物病院を受診する
応急処置の後は動物病院を受診しましょう。また、出血が止まらない、暴れて応急処置ができないときは、動物病院に連絡をして指示をもらいましょう。
緊急で猫を動物病院に連れて行く前は、麻酔下の処置が必要になったり、すぐに手術が必要になることもあるので、水やごはんを与えないで連れて行きましょう。
猫が目を怪我する原因
猫同士のケンカ
野良猫や外に出る猫は、縄張り争いなどによる猫同士のケンカによって、目を怪我することが多いです。室内飼育でも、複数飼育の場合、相性の悪い猫同士ではケンカとなり、目を怪我してしまうことがあります。
猫の相性を考えて、生活場所を分けるなどの対策でケンカを減らすことが必要です。
転落
猫は高いところからも上手に着地できますが、遊びに夢中だったり、高い場所が苦手だったりという理由で、転落してケガをすることもあります。
交通事故
交通事故による怪我は、目だけではなく、全身に及びます。目の出血が、脳のダメージが原因ということもあります。
目をこすって傷ついた
猫が目をこすることで、目が傷ついたり、怪我が悪化したりします。目の怪我以外にも、アレルギーや他の目の病気などが原因となっていることがあるので、その治療をする必要があります。
猫が目を怪我しているときの治療費
動物病院によって治療費の設定が違うため、正確な費用は病院に確認が必要ですが、猫の目の傷の手当だけなら、2000円前後かかるとみておいた方がいいでしょう。
そこに、初診料や、薬代、検査代などが追加することがあります。手術になった場合は、怪我の処置の内容によりますが、3万円前後用意しておいた方がいいでしょう。
まとめ
かわいい猫の目に、目やにや出血、腫れがあったら飼い主さんは驚いてしまうと思いますが、猫がパニックにならないように、冷静に対処することが大切です。
猫が目を怪我していた場合、直接手で触らないように、目やにや血を拭いてあげましょう。
また、猫が自分で目をこすることで傷が悪化してしまうため、エリザベスカラーを手作りでもいいのでつけます。
応急処置の後は、動物病院を受診しましょう。
30代 女性 しおり
とても、痛がり血液も出たので慌てて動物病院に行きました。麻酔をして、とげをとってもらい消毒とお薬を塗ってくださいました。
精密検査で一晩入院させました。
検査の結果は、眼球などには傷がいっていないので大丈夫だということになり、家に連れて帰りましたが、長い間抗生物質軟膏を塗ってあげていました!一週間ほどすると腫れもひいてキレイに治りました。どうなるんだろうと不安だったので無事で安心しました。
問題の柱は、表面に安全なシートを張りまして対策をしておきました。