ザラザラした表面のベロがクシと同じ役目
ネコは、家猫や野良猫にかかわらず、毎日欠かさずに自身の身体の毛づくろいをしていますよね。ネコちゃんの舌がブラシ代わりで、唾液がシャンプー代わりと言われています。
人間に飼われているネコちゃんは、飼い主さんから、シャンプーやブラッシングをしてもらえます。しかし、野生の猫は、人間にブラッシングをしてもらえません。それなのに、野良猫の身体から臭い匂いなど異臭が漂っていることは、めったにありませんよね。
なぜなら、ネコは毎日欠かさずいつも、自身の舌を使って毛づくろい(グルーミング)をして、きれいに身体を保っているからです。ネコちゃんの舌はザラザラしていて、たくさん小さな突起が付いてます。
この特徴的なザラザラ舌で、自身の身体の体毛を舐めることにより、抜け毛や身体に付着したゴミなどを取りのぞくことが出来ます。
毛艶が悪かったり、毛づくろいを怠ったりしたら病院へ連れて行こう
毛づくろい(グルーミング)によって、ネコちゃんの体毛はふわふわになって、寒い日にも体温を奪われることを防ぐ、断熱効果が高まります。さらに、体毛を舐めて唾液が付着することで毛が滑らかになり、暑い日には身体についた唾液が蒸発することで、猫の体の表面温度を下げる働きもあります。
毛づくろい(グルーミング)は、ネコちゃんの身体の健康を保つための重要な行為です。しかし、交尾期のネコや病気のネコは、毛づくろい(グルーミング)をしなくなるときがあります。
交尾期のオス猫は、メス猫への執着心が関心ごとのほぼ全て占めるので、身だしなみを気にかけることもなくなり、メスをさまよって探し求めます。
また、病気などで具合が悪い時は、毛づくろいどころではなくなり、体力回復を待ちながら、ひたすらじっとうずくまっていて、普段よりも毛艶が悪く見えます。特に交尾の時期でもないのに毛艶が悪いようなら、病院へ連れていきましょう。
まとめ
ネコちゃんは自分自身の体毛を、歯でしごいて舌でとかします。門歯(前歯)で自身の体毛をしごき舌で体毛を舐めることで、ブラシと濡れタオルの両方の役割を果たします。猫自身が毛づくろいで飲み込んだ体毛は、腹の中で毛玉になり定期的に吐き出します。
しかし、上手く吐き出せないでいると毛玉症という病気になることもあります。その時は毛玉対策効果のあるフードに変えたり、食用オイルなどを舐めさせて吐かせるなどの工夫が大事です。
20代 女性 茶々
生息している場所にもよると思いますけどね。
私が保護した野良猫をお湯につけると、最初はあっという間に泥湯になってしまいますよ。
50代以上 女性 匿名
我が家の8にゃん(オール元野良)でシャンプー経験があるのは2にゃんだけ。
(たぶん)ネズミ取りの粘着シートでベタベタになって帰った子と、保護時にあまりにノミが多かった子。でも翌日獣医さんに「仔猫は絶対洗わないで」とお叱りを受けました。。。身体が冷える方が汚れた状態でいるより危険との理由です。
以来、どの子もシャンプーなし。皮膚の状態はチェックしつつブラッシングと清拭、後はネコ自身の毛づくろいに任せています。もちろんアレルギー等で定期的にシャンプーしなければいけない場合もあるでしょうが、幸い我が家はそういうこともありません。
みんな10歳超ですが何も問題なくキレイですよ。