猫の絵の絵?
絵をほとんど描いたことがない人でも、猫の絵は描けると思います。こんな感じの絵です。
実は上の絵は、猫ちゃんを描いたというよりも、『猫というのは、だいたいこのようなものだ』といった先入観によって『猫の絵の絵』を描いています。これはこれでかわいいかもしれませんが、愛猫と暮らすものとして、できるなら『ちょっとだけリアルな猫ちゃん』を描いてみたい!そう思いませんか?上手く描く必要はないのです。むしろ、飼い主であるあなたにしか描けない『あなた加減』が味になります。とくに愛猫を描くというのは、技術よりも『愛おしさ』が重要なポイントかと思います。それは必ず絵に表現されますし描いてみればそのことが実感できると思います。そこでいささか恐縮ですが、不肖私くしが、みなさまに見本なるものをお見せしたいと思います。今回モデルを担当しくれるのは約3年前に保護しましたピーコです。よろしくお願いします。
耳と輪郭
まず初めに耳と輪郭を書きます。2つの三角の耳と丸い顔を軽いタッチで気楽に描いてみて下さい。写真を見ながらでもいいですし、動かずにジッしているときの猫ちゃんや、遊び回っているときの猫ちゃんの瞬間を捉えるのも面白いです。
目を描く
次に目を描くのですが、猫の目というのは昼と夜では大きく違いますね。昼間の瞳孔が縦になった猫の目は、劇画調のリアル猫ちゃですが、夜は光を集めるために瞳孔がまん丸く開き、愛くるしいマンガのキャラクターのような目になります。その点を踏まえてここでも気楽に描いてみましょう。
重要なポイントは口の周り
次に鼻と口の周りを描くのですが、猫の絵は目が一番大事な部分だという先入観が私にはありました。目がちゃんと描けているのに、いまいちパッとせず答えを探していたところ、最も大事な部分は、口の周りであることに気づきました。
とくに重要なのが、上唇の端から両方に伸びる『ほお骨の線』と、ちっちゃい『下アゴ』です。この2つのポイントを抑えるか否かでだいぶ表情が変わってきます。
まさにこの点こそ『ちょっとだけリアルな猫ちゃんの落書き』の要なのです。この発見によりピーコの顔を描くことが楽しくなりました。
毛の模様
最後は愛猫ちゃんの毛の模様ですが、シンプルな模様から複雑な模様をした猫ちゃんまで、種々さまざまな模様がありますが、上記した下書きのポイントさえ抑えれば、毛の模様はどんな風に描いても、ちゃんとした猫ちゃんになります。軽いタッチで模様が描けたら、色鉛筆や水彩絵の具などで、猫ちゃんに服を着させるような感じで色を塗ってみましょう。耳、鼻、目の色も塗ってあげましょう。ヒゲも忘れずに。眉間に線を一本入れるだけでリアルさはさらに増します。
『愛おしさ』だけ
愛猫ちゃんを描くことにプロである必要はありませんし複雑な技術も必要ありません。道具は100均で十分です。ご家族みんなで愛猫ちゃんを描いて壁に飾ってワイワイ鑑賞するのもいいですし、今まで絵に無縁であった方も、ご自身で描いた愛猫ちゃんの絵が飾られたお部屋には、きっと手作りの豊かさを感じられることでしょう。
難しく考えることはありません。
必要なのは『愛おしさ』だけです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
おまけ
まとめ
猫ちゃんの写真や動画をとる方は多いかと思いますが、本当は愛猫ちゃんの絵を描いてみたい方がいらっしゃるのではないか?だけど、いままで絵に無縁だった方にとって、愛猫ちゃんの絵を描くことはややハードルが高いのではないかという思いから、素人の愚見ではございますが、『ちょっとだけリアルな猫ちゃんの落書き』をお伝えしたく、今回の記事にさせていただきました。
愛猫ちゃんとの暮らしに色どりがそえられますよう願いをこめて