猫が死んだ後の処理
私有地に埋める
猫が死んだ後、土に埋めてお別れをする場合、いくつか注意点があります。一般的に、家の庭など私有地の中で、土に埋めてあげることは問題ありません。
ですが、猫が死んだ後、公園や川、砂浜などの公共の場所、他人の土地に埋めるのはやめましょう。自分の土地以外にペットの死体を埋めるのは、法律で「不法投棄」となります。
埋める穴は1mくらい深く掘り、猫は綿や麻などの布でくるんであげましょう。
清掃センターで火葬する
猫が死んだ後、自治体によって、清掃センターでペットの死体を処理してくれるところがあり、自治体によって方法や料金が異なるので、問合せをして確認をしましょう。
例えば、猫など動物の死体は一般廃棄物として扱われるため、可燃ごみの日に他のごみとは別に、段ボールに入れ、「猫」と書いて引き取ってもらう方法や、清掃センターに直接持ち込み、焼却してもらう方法があります。
猫が死んだ後、持ち込んで焼却する方法には、他の廃棄物と一緒に焼却する方法、ペット用焼却炉で1匹ずつ火葬する方法があり、前者は遺骨は持ち帰れませんが、後者は希望すれば持ち帰ることができます。
これは例なので、猫が死んだ後にこの方法で処理をする場合は、市役所や役場で確認をしてください。
ペット葬祭業者に依頼して火葬する
猫が死んだ後、ペットの葬祭の専門業者に依頼する方法では、直接連れて行き火葬してもらう方法や、移動火葬車で自宅で火葬を行う方法があります。
猫が死んだ後に直接連れて行き火葬する場合、合同火葬と個別火葬を選ぶことができる場合があり、合同火葬は他の亡くなったペットと一緒に火葬し、立ち合いと遺骨の持ち帰りはせず、遺骨は合祀埋葬となります。
個別火葬は猫を1匹ずつ火葬し、骨壺に遺骨を入れ受け取ります。これらも、葬祭会社によって内容やサービス、料金が異なります。
近年、ペットの葬祭業者を利用して火葬するのが一般的になっていますが、追加料金や、移動火葬車は煙やニオイなどのトラブルの事例もあります。
猫が死んだ後、きちんとお別れができるように、見積りをしてもらうなど注意して業者選びをしましょう。
猫が死んだ後の供養の方法
猫が死んだ後の供養には、決まった方法はありません。遺骨の供養の仕方、思い出の残し方など、飼い主さんが納得できる形で供養してあげましょう。
遺骨の供養方法
- ペット霊園の個人墓地、合同墓地、納骨堂
- 散骨
- 手元供養
猫が死んだ後、火葬して遺骨を持ち帰ることにした場合、供養は様々な方法があります。ペット霊園の個人墓地や、合同墓地に埋葬、納骨堂の利用や、散骨などです。
四十九日や猫の誕生日、命日などの区切りに行ったり、飼い主さんの気持ちに合わせて行ったりと様々です。また、かわいらしいカバーなどを用意して、猫が死んだ後も骨壷を手元に置く「手元供養」をする飼い主さんも多いです。
色々な供養グッズがある
かわいいデザインのペットのための仏具など、供養グッズが販売されています。特に写真入りのペット用位牌は、猫が死んだ後も思い出を残す意味や、毎日手を合わせられることなど、供養グッズの中でも選ばれています。位牌にペットの魂入れをすることもできるお寺もあります。
その他にも、毛や骨をペンダントにするなど様々な方法があるので、猫が死んだ後どういった方法が愛猫のための供養、飼い主さん自身のためになるのか考えて決めましょう。
猫は死んだ後も飼い主を見守り続ける
猫への感謝の気持ちを大切にする
愛する猫が死んだ後、深い悲しみによってつらい日々を過ごす方もいます。そんなときは、我慢せずに悲しむことが必要です。
亡くなった猫に悪いからと我慢はせずに、きちんと泣くことも大切なことなのです。
そして、猫が死んだ後も時々、一緒に過ごした楽しかった日々を思い出してみてください。楽しく過ごせたことを愛する猫に感謝をしましょう。
アニマルコミュニケーションを利用する
アニマルコミュニケーションとは、テレパシーを使って動物と会話をすることです。アニマルコミュニケーターさんが、猫と飼い主さんの意思疎通を図ってくれます。
アニマルコミュニケーターさんによっては、猫の写真があれば、猫が死んだ後も会話することが可能です。「亡くなった猫が、病気でつらい思いをしていたのではないか。飼い主を恨んでいるのではないか」など気になりますよね。
しかし、多くの猫たちは死んだ後、「幸せだったよ」「いつも飼い主さんの近くにいるよ」「過去を悲しんでばかりいないで笑顔でいてね」と、飼い主さんを見守っていることが多いようです。
また、天国で人気者で忙しくしていると話す猫がいたり、これから飼い主さんが出会う新たな猫を教えてくれたりと、猫たちの方が前向きです。
飼い猫が死んだ後、悲しみが続くようなら、こういった方法で猫の気持ちを聞いてみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
愛猫との別れは老衰の場合もあれば、突然の場合もあります。人間よりも寿命が短く、いつか来る最期の日は、感謝の気持ちでお別れしたいですよね。
猫が死んだ後は、土葬か火葬になります。土葬の場合は、自宅の敷地内に埋めてあげましょう。火葬は、個別や合同など選択肢がいくつかあり、遺骨の供養にも種類があります。
供養グッズは、位牌がメジャーですが、猫が死んだ後に毛や骨をペンダントにしたり、骨からダイヤモンドにしたりするなど、とても様々です。
愛猫ために、飼い主さんが納得する供養の方法を選びましょう。