猫のルーズスキンとは?役割や病気・肥満との見分け方

猫のルーズスキンとは?役割や病気・肥満との見分け方

猫のルーズスキンの原因と見分け方についてまとめました。猫のルーズスキンをご存知でしょうか。「うちの子、最近太ったのかしら…?」それは、ルーズスキンかもしれません。ルーズスキンの原因や、病気との見分け方、ルーズスキンになりやすい品種までをご紹介します♪

2655view

猫のルーズスキンとは

窓辺でくつろぐベンガル

猫のルーズスキンとは、後ろ足の付け根からお腹にかけての「たるみ」のことを言います。

お腹の皮膚や、皮だけがたぷたぷと柔らかいのが特徴であり、年齢や性別に関係なく見られることがあります。猫のルーズスキンは、太っているからできるものではなく、実は猫の身体を守る重要な役割を担っているのです。

猫のルーズスキンの役割①素早く動くため

猫は高いところへジャンプしたり、瞬発的に猛スピードで走ったりすることができますよね。このような動きをしたときに、皮が突っ張らないように、皮膚に余裕を持たせているのではないかという説があります。

確かに、猫は体がとても柔らかく、「にゃん体動物」などと表現されることもあるほど、私たち人間にとっては考えられないような動きをすることがあります。

猫は骨や筋肉だけではなく、皮膚もそのような動きに対応していると考えれば、ごく自然な現象なのかもしれませんね。

猫のルーズスキンの役割②急所を守るため

ルーズスキンは、ライオンやトラなどの大型ネコ科動物にも見られることから、血管や内臓、急所を守るためにあるという説も。

つまり、猫がお腹を噛まれたときに、致命傷を負わないためのクッションのような役割があると考えられています。

猫にルーズスキンができる原因

上を見る二匹のピクシーボブ

猫のルーズスキンは、上記でもご紹介したように猫本来の体質であり、年齢や性別に関係なく見られます。成長とともに、徐々にお腹がたぷたぷしてくるため、心配される飼い主さんも多いようですが、お腹のたるみがルーズスキンであれば、特に心配する必要はありません。

猫のホルモンバランスによるもの

また、猫のルーズスキンは比較的メス猫に見られることが多く、ホルモンバランスや不妊手術の傷が関係していると考えられているようです。

不妊手術

しかし、一般的に不妊手術を行うことが多いとされているのが生後半年頃であり、成猫になった頃からルーズスキンが見て分かるようになる場合が多いことから、時期的な関係もあるかもしれませんね。

ルーズスキンになりやすい猫の種類

お腹を出して寝転ぶアメリカンショートヘア

猫のルーズスキンは、年齢や性別、品種に関係なく見られます。しかし、なかでもルーズスキンになりやすい品種とされているのが、下記の品種です。

アメリカンショートヘア

獲物を狙うアメリカンショートヘア

ベンガル

草原の中で舌を出すベンガル

エジプシャンマウ

窓の外に立つエジプシャンマウ

ピクシーボブ

家具に乗るピクシーボブ

上記4種の猫における共通点と言えば、短毛種であることや、骨格がガッシリしている運動量が多いなどでしょうか。

特にベンガルやエジプシャンマウ、ピクシーボブは大きめの骨格や、長い足を持ち、運動能力が高く、野性的な一面を持ち合わせている品種です。

やはり猫には、瞬発的な動きに対応するためや、本能的に急所を守ろうとする性質が強く残っていることで、ルーズスキンが現れやすいのかもしれませんね。

また、上記の品種のルーズスキンは、何とキャットショーの審査基準になることもあるようです。ルーズスキンの状態によって、高得点を得られることもあるようですね。

キャットショーチャンピオンのルーズスキン、是非お目にかかりたいものです…。

猫のルーズスキンと病気の見分け方

テーブルの下で眠る猫

猫のお腹のたるみが、ルーズスキンであれば、特に処置を行う必要はありません。しかし、他の病気が隠れている可能性もありますので、しっかりとチェックしておきましょう。

ルーズスキンと病気の見分け方①触って確認する

まず、猫のお腹のたるみが気になった場合、たぷたぷしている部分は触ってみましょう。

触ったときに皮が伸びたような状態なのか、脂肪も掴めるのか、固く張っていないかをチェックします。猫が横向きで寝ているときや、4本足でしっかり立っている状態のときなどが分かりやすいですね。

ここで、皮だけが伸びたような状態であれば、ルーズスキンである可能性が高いと言えます。その他の場合は、以下のような病気に注意しましょう。

ルーズスキンと病気の見分け方②肥満

ルーズスキンと見分けが難しいのが、やはり肥満ですね。猫の適正体型は、猫を真上から見たときのくびれや、触れたときに肋骨を感じられるかなどを目安にします。肥満かどうかをチェックしましょう。

ルーズスキンと病気の見分け方②腹水

腹水とは、その名の通り何らかの原因で、腹腔内にたまった液体のことをいいます。

猫伝染性腹膜炎(FIP)などの感染症、心筋症などの心疾患、肝リピドーシスや肝炎などの肝疾患によって引き起こされることがあります。

腹水がたまると、猫のお腹がぽこんと膨らんだり、固く張ったりすることがあるため、ルーズスキンと間違えないように注意しなくてはなりません。

猫に食欲低下や嘔吐下痢、元気消沈など、他の症状がある場合は、すぐにかかりつけ医を受診しましょう。

ルーズスキンと病気の見分け方③排泄障害

猫は腸や泌尿器に何らかのトラブルが生じた場合、ウンチやオシッコ、ガスなどがうまく排泄されず体内に溜まってしまい、お腹が膨らむことがあります。ウンチやオシッコの回数が減った、嘔吐下痢などの症状には十分に注意しましょう。

猫のルーズスキンと病気の見分け方として、やはりお腹を触ってみることが重要です。ルーズスキンの場合は、伸びた皮を触っているような感触ですが、肥満や病気が原因となっている場合は、パンと張っていたり、猫が触られることを極端に嫌がったりすることがあります。

ただ、子猫の場合はお腹がぽっこり出ている子も多いので、その他の症状も併せてチェックし、何か少しでも気になることがある場合は、獣医師に相談してみることが大切です。

まとめ

猫を抱き上げてキスする女性

猫のルーズスキンの原因と、見分け方についてご紹介しました。たぷたぷとしたお腹は、どこかまぬけで愛おしい感じもしますが、猫本来の野生的な性質が関係しているのは意外でしたね。

我が家の愛猫も立派なルーズスキンを身に纏っていますが、触ってみるとダイエット後に余った皮のような感触がします。ただ、ルーズスキンによってお腹の張りや、しこりの発見が遅れることもあるようなので、定期的な触診は必要です。

スキンシップの中で、異変がないかチェックするようにしたいですね♪

人気のキーワード