猫がお風呂場でパニックになる5つの理由と対処法

猫がお風呂場でパニックになる5つの理由と対処法

猫とお風呂と言えば、どちらかというと相性の悪い組み合わせです。一部の猫さんで、お風呂を愛することもありますが、非常に稀な例です。大抵の猫さんはお風呂が嫌いという前提で、なぜお風呂場でパニックになってしまうのか、その理由を探っていきましょう。パニックにならなくする方法も、お伝えします!

猫がお風呂場でパニックになる5つの理由

湯船の中で驚いて目を丸くする猫

猫がお風呂でパニックになる理由は、こんなものがあるようです。

  • 水に濡れるのが嫌
  • 顔に水にかかった
  • シャワーの音が怖い
  • 体に触られるのが嫌
  • ドライヤーが嫌〜!

1 水に濡れるのが嫌

頭からシャワーをかけられている猫

大半の猫は、水に濡れるのを嫌がります。祖先が砂漠に住んでいたリビアヤマネコの影響だと考えられています。砂漠では、夜とても気温が下がるので、体が水に濡れてしまうと命が危機にさらされるからです。ですから、本能的に水に濡れるのを嫌がるようです。

2 顔に水にかかった

シャワーをかけられて嫌がる猫

水が顔にかかると、パニックになりやすいです。中には、平気な猫もいますが・・・。

3 シャワーの音が怖い

下からシャワーを浴びる猫

シャワーの音は猫にとって、恐怖を感じさせる場合が多いようです。お風呂場には入っても、シャワーの音がすると一目散に逃げ出す猫も。

4 体に触られるのが嫌

シャンプーで体を洗われる猫

しっぽや足先などは、猫の体の中でも敏感な部分なので、洗うときに触ると嫌がることも。

5 ドライヤーが嫌〜!

ドライヤーを持った猫

お風呂に入り終わった後、濡れてしまった被毛を乾燥させる必要があります。その際にドライヤーを使うと、嫌がる猫がいます。音や風圧が、嫌みたいですね。

猫がお風呂場でパニックにならないための5つのポイント

おもちゃのお風呂と子猫

猫は自分で毛づくろいをして体を綺麗に保っているので、どうしても必要があるとき以外は入れなくても問題はありません。

拾ってきたばかりでとても体が汚れていたり、何かをくっつけて汚れてしまったりしたとき、長毛種などは、お風呂に入れなければいけない場合もありますが、猫をパニックにせずに入れる5つのポイントがあります。

  • 桶の中で洗う
  • 嫌がる部分は洗わない
  • 顔と頭は濡らさない
  • 自然乾燥でもOK
  • ドライシャンプーを使う

1 桶の中で洗う

シャワーを嫌がる猫の場合、桶に水を張って、その中で洗ってあげましょう。できれば2人いると、やりやすいです。一人がおやつなどで猫の気をそらしつつ、もう一人が洗う方法です。体を濡らしたら猫用シャンプーで優しくキレイに洗ってあげましょう。

流すときはシャンプーが残らないよう、何度もお湯を変えて流します。シャンプーが残っていると、猫が体を舐めたときに一緒に飲み込んでしまいますので、流し残しのないよう、注意してください。

2 嫌がる部分は洗わない

敏感なしっぽや足先は、嫌がるのであれば洗わなくても良いでしょう。もし汚れているときはギュッと掴まないようにして、軽く撫でるようにして汚れを落とします。おもちゃなどで気をそらしながら行うのも、良いですね。

3 顔と頭は濡らさない

顔と頭に水をかけると、パニックになる猫はいます。顔や頭は、濡らした指やタオルで撫でる程度でOK!

4 自然乾燥でもOK

シャンプー後、乾かすのにドライヤーを使うと早く乾くのですが、嫌がる場合は暖かい部屋で自然乾燥でも大丈夫です。その代わり、タオルドライをしっかりとしてあげてください。

5 ドライシャンプーを使う

どうしても水が嫌な猫の場合、水を使わなくて良いドライシャンプーを使うのも一つの方法です。猫が舐めても問題のない成分を使っている、ドライシャンプーを選びましょう。

まとめ

洗面器の中で洗われる猫

気持ち良さそうにお風呂に浸かる猫も世の中にはいますが、大抵の猫は、夢のまた夢。お風呂の良さに目覚めてくれれば、入れる飼い主さんとしても楽なのですが、現実はそう甘くはありません。

なるべく猫のご機嫌を取りながら、行っていきましょう。お風呂に入れ終わった後は、最上級のおやつを用意して、猫さんを労ってあげるのも重要!

とにかくご機嫌をとって、次もお風呂に入ってくれるようにしておくと、良いでしょう。

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