保護猫カフェの利用方法
動物愛護センターなどの保護施設から飼い主のいない猫を引き取り、猫のお迎えを希望している飼い主さんとの出会いの場を提供してくれる場所が「保護猫カフェ」です。場所によりその形態は様々ですが、その多くが近頃人気の猫カフェに似た形態をとっており、お茶を楽しんだり、里親募集中の猫たちと直接触れ合いながら、ゆったりした時間と環境の中で新しい家族としてお迎えするべき猫たちとの出会いを探すことができます。
入店には規則がある場合が多い
猫をお迎えする側に様々な思いがあるのと同様に、保護猫カフェ側にも猫たちに対する大切な責任と思いがあります。それは「これからは絶対に幸せになってもらいたい」という気持ち。そのためにもカフェのお客さんとはいえ見知らぬ存在である飼育希望者に対しては、ある一定の規則を設けていることがほとんどです。
入店の際には身分証明書の提示や年齢制限、また実際に飼育のトライアルに入る際には家族構成や住居環境など、中にはかなり突っ込んだ個人情報も含まれることがあるため、この時点で嫌な思いをする人もいるかもしれません。ですがこれも一重に猫の幸せを願う保護猫カフェの思いと責任感から必要とされること。もし疑問に思うことがあれば、スタッフの方に尋ねてみてください。なぜそのような質問をするのか、きちんと答えてくれますよ。
もちろん猫カフェとしての利用もOK
ほとんどのお店は飼育希望者だけではなく、猫と触れ合う時間を楽しむ猫カフェとしての利用も歓迎してくれます。お店の収益はそのまま保護猫たちの保護を継続するための運営費用になりますので、実際に猫を飼うことができない方でもカフェ利用することで、猫たちの保護と里親探しに協力することができます。
保護猫カフェでの譲渡について
こういった所から猫を譲り受ける場合、必ず幾らかの費用が必要になります。実際に聞いた話では、よく「もともと飼い主のいない猫のくせに、なぜ無料で譲り受けられないのか」という疑問をぶつけられるとのことですが、実際に猫を保護するにはそれなりの費用がかかってしまうのが現実です。無料で譲り受けられるということはまずないので注意しましょう。
必要経費を支払うことで次の猫の保護に繋がる!
保護猫カフェで保護すべき猫たちは、いま目の前にいる猫たちだけではありません。保護猫カフェで猫を譲り受ける際に支払う費用は、また次に保護すべき猫たちのために使われます。保護猫カフェで猫を譲り受けることで実際に猫を保護し、必要経費を支払うことでさらにまた別の猫を保護するお手伝いをすることができる。これが保護猫カフェのシステムの特徴のひとつといえるのではないでしょうか。
「保護猫カフェ」について
そもそも「保護猫」とは?
人間の生活する社会に生活する猫の多くは人間の飼い主が存在しますが、そういった猫たちとは違い、決まった飼い主や居場所を失い、動物愛護センターや動物病院・保健所などに収容されている猫たちのことを「保護猫」といいます。「保護猫」というと聞こえは良いかもしれませんが、次の飼い主が現れるまできちんと保護してもらっている猫たちはごく僅かで、その多くは残念なことに殺処分され、不本意な最期を迎えざるを得ない猫たちがたくさんいるという厳しい現実があります。
ではこの「保護猫」たち、どうすれば救うことができるのでしょうか?その方法は様々ですが、その一端を担っているのが今回ご紹介する「保護猫カフェ」なのです。
東京周辺の保護猫カフェを紹介
NPO法人 東京キャットガーディアン
https://tokyocatguardian.org/
都内大塚と西国分寺にあります。実際に猫をお迎えするためだけでなく、カフェ利用することで猫の保護をお手伝いできる所でもあるので、興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
保護猫カフェ「まちねこ」
http://machineko.okoshi-yasu.net
元浅草から神田須田町に移転されたとのこと。こちらもカフェ利用歓迎!新品に限りますがオモチャの持ち込みもOK、寄付も受け付けているのとこのです。
ねこカフェ「えこねこ」
http://sakuradai-pet.com/cafe/
江古田にある桜台ペットクリニックさんが運営されています。もちろん猫カフェとしての利用もOK。病院併設の猫カフェですので、初心者の方でも安心して相談することができますね。
保護猫カフェについてまとめ
保護猫カフェについて、いかがでしたでしょうか。昨今の猫ブームもあり、新しい家族として猫をお迎えすることを考えている方も多いかと思います。ペットショップに足を運ぶのも良いですが、それだけではなく、安心して暮らすことができる家族が迎えにきてくれるのを心待ちにしている猫たちがいることも知っていただけたら幸いです。
またペットショップとは違い、保護猫には仔猫だけでなく成猫や老猫もたくさんいます。現実問題として「仔猫以外はなかなか家族が決まらない」という保護主さんの声を聞いたことがあります。もし皆さんが保護猫と触れ合う機会があったなら、可愛らしい仔猫たちだけではなく、ぜひ成猫や老猫たちにも目を向けてみてください。
厳しい環境を生き抜いた賢い子や、人間を信頼しきって甘えてくるような子、病歴はあれど既に完治しており、健康に問題のない子も数多くいます。保護猫には実に様々な個性を持った子たちがいますので、先入観に囚われず、ぜひたくさんの子と触れ合ってみてくださいね。
女性 百日紅
20代 女性 てとまる
20代 女性 めろん
保護猫カフェの方々の中にはボランティアでお手伝いされている方もいます。色々な事情があり保護される事になった猫たち、大人猫や病気がちな猫や色んな猫がいました。譲渡の条件も厳しい事が多く一人暮らしの方は不可。家でお留守番が多い家庭は不可、小さい子のいる家庭は不可、など団体さんによりますが迎える為の条件が厳しかったり色々聞かれ(必要な事でもあるので仕方ないですが)それが嫌になり譲渡を諦めた方もいます。中々引き取り手を見つけるのは難しいかもしれませんが、自分に出来る形で協力したいです。