猫に人間のシャンプーは使っていい?
基本的にはNG!
猫は全身を毛で覆われていて、人間よりも皮膚そのものはデリケートな部分となっています。そのため普通の人間用のシャンプーは猫の皮膚には不要な成分が含まれており、猫の皮膚には人間用のシャンプーは刺激が強いとされます。
しかし、人間用のシャンプー全てが刺激が強いわけではなく「無添加」や「アミノ酸」を選ぶことで代用は可能と言えますが、長期の使用であれば、やはり猫用のシャンプーを使用することをおすすめします。
シャンプーの成分の違い
猫用シャンプーの成分
猫用のシャンプーは基本的に「アミノ酸系」や「無添加」の物が多く、これはデリケートな皮膚を持つ猫の肌と同じアミノ酸系という理由と、グルーミングをする猫が毛を食べたりしても大丈夫なように無添加の物が主流となっているようです。
また匂いに敏感な猫達に優しい無香料のシャンプーや消臭効果を重視した物が多く販売されています。
人用のシャンプーの成分
人間用のシャンプーは主に、「アルコール系」、「石鹸系」、「アミノ酸系」という3つの種類に分類され、それぞれ洗浄力や皮膚への刺激が違います。では3つのシャンプーを詳しく説明していきます。
アルコール系
人間用のアルコール系シャンプーは、非常に洗浄力が強く、皮脂の油を落としてしまい乾燥肌やフケを引き起こしやすくなります。
猫は人と違い、べたべたした汗をかきますが、日常のグルーミングで皮膚の保湿や状態を整えているため、シャンプーで強引に皮脂の油を落とすことは控えた方が良いとされています。
またアルコール系は刺激が強い成分が多く含まれているため、長期の使用は猫が皮膚トラブルを起こす原因となります。
石鹸系
主に動植物の油脂成分で作られている人間用の石鹸系シャンプーは、ノンシリコン、着色料不使用の物が多く低刺激ですが、洗浄力は強いです。
環境に優しい天然油脂成分のため、自然に分解されやすい面もあり推奨されてれますが猫用のシャンプーとして使用するには刺激が強いシャンプーです。
アミノ酸系シャンプー
人間用の石鹸系シャンプーの中にはアミノ酸せっけんシャンプーがあるので、使用する際には人にも猫にも優しいM-markアミノ酸せっけんシャンプーをおすすめします。
アミノ酸系シャンプーは人の肌と同じ弱酸性、アミノ酸で出来ています。洗浄力が弱い代わり、皮脂の油を落とし過ぎず、低刺激で安全性の高いシャンプーです。
猫用シャンプーとして代用する場合、「アルコール系」や「石鹸系」より刺激が少なく、デリケートな猫の皮膚を傷めずに洗えるので、人間用シャンプーを代用する場合はアミノ酸系のシャンプーを水で薄めて使うことをおすすめします。
またアミノ酸系シャンプーは、人間用のみだけでなく猫用の物もあります。
猫のシャンプー時期はいつ?
猫は毎日グルーミングしており、自身の毛や皮膚の具合を調整しています、そのため猫のシャンプーは、長毛品種、無毛品種、白猫などの白い毛を持つ猫である場合、毛色や毛質などの維持の為に、月に1度が目安とされています。それ以外の猫であれば、住んでいる環境や汚れ具合を見ながら年に1~2回のシャンプーでも問題ないと言われます。
猫用おすすめシャンプー
人間用のシャンプーは皮脂の油を落とすための洗浄力が強い物が多いので、デリケートな猫の皮膚には刺激が強く、長期間の使用はおすすめ出来ません。長期の使用は、やはり猫の皮膚に適した成分や香りが調整されている猫専用のシャンプーを使う方がいいようです。
ここでは飼い主の方に高評価のおすすめの猫用シャンプーベスト3をご紹介していきます。
猫用おすすめシャンプー第3位『薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー200g』
微香性で殺菌と消臭効果に優れた薬用タイプの犬猫用シャンプーです。犬と猫の両方に使えるように成分が調整されており、主に殺菌と消臭効果に優れているため真菌や細菌、ウイルスへの抗菌作用で使用後は、皮膚疾患、フケ、かゆみを改善します。また皮膚が弱い猫でも安心して使えるほど、猫の皮膚に優しい薬用シャンプーと高評価されています。
猫用おすすめシャンプー第2位『ゾイックキャッツシャンプー300ml』
商品情報
・猫専用リンスインシャンプー
・低刺激アミノ酸系ベース
・グリーン フルーティ フローラルの香り。
微香性のアミノ酸系、低刺激の猫専用シャンプーです。猫の皮膚に合うようにアミノ酸を主体とした低刺激で、猫の皮膚と毛を優しく洗浄できることから人気度の高い、猫用シャンプーです。また使用後は、サラサラの毛並みになることや、ほのかに香るグリーンフルーティーフローラルの良い香りがすると飼い主の方々に愛用されているシャンプーです。
猫用おすすめシャンプー第1位『ノルバサンシャンプー236ml』
医療部外品として販売されている微香性の動物用シャンプーです。しっかりとした洗浄力があり消臭効果、殺菌効果に優れていますが、刺激成分を含んでいないので子犬や子猫が洗えるほど優しいシャンプーです。酢酸クロルヘキシジンが真菌や細菌から皮膚を守ってくれるほか、コンディショナー配合なので、洗い上がりの手触りが滑らかな毛並みになります。
まとめ
今回は猫に人のシャンプーを使うなら、アミノ酸系シャンプーなら短期間の使用が可能ということが分かりましたね。
ですが、長期の使用なら、猫の皮膚に合わせて作られた猫用のシャンプーを購入して使用してあげる方が皮膚トラブルを避けることが出来るので、ぜひ、猫用のおすすめシャンプーを使ってあげてくださいね。