猫の発情期の鳴き声はいつまで続く?
猫の発情期の鳴き声は10日前後
猫は一度発情期が始まると10日間ほど続きます。そのため、それにともなって鳴き声も10日間ほど続くと考えて良いでしょう。ただし、猫によって発情期の期間は変わるため、なかには2週間近く発情期が続く場合もあります。
猫は発情期になると鳴き声を出す生き物
猫の鳴き声の中でもひときわ独特なのが発情期の鳴き声です。猫が発情期に入ると何度もうるさく鳴き声をあげるので、参ってしまう飼い主さんもいるほどです。そこで、今回は発情期に入った猫の鳴き声の特徴や対策について紹介します。
猫が発情期になった時の鳴き声
猫が発情期の時の鳴き声は「おーん」
発情期に入った猫は「おーん」といったような鳴き声を出します。
特に、発情期に入ったメス猫がオス猫に向かってアピールする際に、このような鳴き声を出すことが多いです。
またオス猫も「ぐおーん」といったような発情期特有の鳴き声を上げることがあります。
猫の発情期の鳴き声がうるさい時の対処法
猫の発情期の鳴き声がうるさく感じる時や、近所からクレームが入りそうな時は、以下の対策をとることをおすすめします。
猫の発情期の鳴き声対策1:避妊手術を受けさせる
猫の発情期の鳴き声を止める方法の中で、最も効果的なのは避妊手術を受けさせることです。生殖機能をとってしまうことによって発情もしなくなるため、自然と鳴き声もストップします。
また、発情期特有の鳴き声がなくなるだけでなく、あらゆる場所に尿を飛ばすスプレー行動や攻撃的な態度もなくなる傾向にあるのです。
そのため、猫の繁殖を計画していないのであれば発情期を迎える前1才までに避妊手術を済ませることをおすすめします。
ただし、ごくまれに避妊手術をしたにも関わらず、取り除いた部分から性ホルモンが分泌されて再度発情することもあります。
非常にレアなケースのため、手術を受ければ再度発情することはほぼないと考えてよいですが、可能性はゼロではないということも頭の片隅に置いておきましょう。
猫の発情期の鳴き声対策2:メス猫は妊娠すると発情しなくなる
メス猫の場合、妊娠をしてしまえば発情しなくなり、発情期の鳴き声も出さなくなります。そのため、猫の繁殖を考えている場合は、発情期が始まったら早めに交尾をさせて妊娠へと移る方法をとりましょう。
ただし、メス猫は出産をして子育てが終わると再度春先や秋に発情する特性を持っているため、そのことも念頭に置いておきましょう。
オス猫の場合は、発情期に関係なく近くにメス猫がいるとそれだけで発情をします。つまり、オス猫を発情させないためには近くに発情期のメス猫を近寄らせないなどの対策が必要です。
また、発情期のメス猫が近くにいない環境のオス猫は、メス猫を探すために本能から外へ飛び出す傾向があります。そのため、気がついたら脱走していたということにならないよう、戸締りなどは徹底して行いましょう。
逆効果になる猫の発情期の鳴き声対策
猫の発情期の鳴き声対策として、一見効果的なように見えて実は逆効果となってしまう策もあります。例えば以下のような方法は、猫の発情期の鳴き声対策としてはあまりおすすめできません。
猫の発情期の鳴き声NG対策1:またたびやキャットフードで気をそらす
猫が発情期の鳴き声を出した時に、またたびやキャットフードを与えて気をそらすという方法は、緊急的な処置としては使えます。しかし、発情期の鳴き声は頻繫に出すことが多く、その度にまたたびを与えてしまうと猫のからだに良くありません。
また、キャットフードを与えすぎてしまうと肥満などの原因にも繋がります。
猫の発情期の鳴き声NG対策2:防音効果のある部屋やゲージに閉じ込める
猫の発情期の鳴き声対策の手っ取り早い方法として、防音効果のある部屋やゲージなどに閉じ込めてしまうという方法がありますが、この方法は猫にとってストレスがかかりやすいため、おすすめできません。
過度なストレスは、猫の体調不良などにも繋がってしまうリスクがあるため、うるさいからといって猫を閉じ込めるのはやめましょう。
ただし、防音効果のある部屋がかなり広く、猫が快適に過ごせるような対策をとっている場合は、猫へのストレスもないため猫の発情期の鳴き声対策として有効といえます。
まとめ
猫の発情期は本能的に起こるものなので、発情期の鳴き声がうるさいからといってむやみに怒っても猫には伝わりません。また、一方的に猫を閉じ込めたり、餌やキャットフードを与えてごまかしたりする方法も根本的な解決にはならないでしょう。
もし、飼い猫の発情期を迎えた場合は、避妊手術を受けさせることをおすすめします。
また、繁殖を考えている場合は多少の鳴き声は我慢が必要です。責任を持って繁殖させ、生まれてきた子猫が幸せな生活を送れるように入念に準備をしましょう。