猫が警戒している時の6つのポーズと鳴き声

猫が警戒している時の6つのポーズと鳴き声

猫は警戒すると様々な仕草を見せます。また、鳴き声をあげて警戒することもあるのです。そこで、この記事では具体的にどのような仕草の時に警戒心を見せるのか、6つのポイントを挙げて紹介します。

猫は警戒心が強い

警戒する猫

猫は比較的警戒心の強い生き物です。いつ危険なことに遭うか分からない野良猫はもちろん、飼い猫でもちょっとしたことで警戒する性格の猫もいます。

子猫の頃から飼い主さんがいて、安全な環境で育てられた場合は、警戒心の薄い猫へと育つこともありますが、野良出身の猫など生まれつき警戒心が強い猫の場合は、人に対して警戒することもあるのです。そこで今回は、猫が警戒した時にどのような仕草を見せるのかについて紹介します。

猫が警戒している時のポーズ4つ

毛を逆立てる猫

猫が警戒しているサインは、猫の仕草を見ていれば分かります。「警戒しているかな?」と感じた時は、しっぽや耳、体勢などを見て判断するとよいでしょう。以下の項目で、猫が警戒している時の具体的な仕草について紹介します。

猫が警戒する時は『しっぽを太くする』

しっぽの毛を逆立てて太く膨らませている時は、猫がかなり警戒している証拠です。天敵がいる時や嫌いな人などに対して威嚇をしており、「これ以上近づくと攻撃をしかけるぞ」と警告をしています。

気持ちがとても高ぶっており興奮していることが多いため、むやみに触ることは絶対にやめましょう。

猫が警戒している仕草は『しっぽを巻き付けた状態で座る』

猫が警戒している時は、普通に座っているのではなく、しっぽをからだに巻き付けた状態で座るポーズを取ることがあります。これも警戒しているサインのひとつです。

しっぽが短い猫の場合だとこの行動を見ることができませんが、しっぽが長くて警戒心が強い性格の猫だとこのような行動を見せます。

猫の肉球には汗腺とよばれる、汗を分泌する腺が存在しています。自分の汗のにおいによって天敵に自分の存在がばれることを防ぐために、警戒中の時はしっぽをからだに巻いて手足を隠すといわれているのです。

猫が警戒している時は『頭を低くし、背中を高くして丸める』

頭を低い位置にし、背中を高い位置にして丸めている場合、かなり警戒心が強い状態を表しています。この姿勢と同時に「シャー」や「ウー」などといった威嚇の鳴き声を発することも多く、「これ以上近寄るな」と相手に伝えているサインなのです。

この仕草が見られる時もかなり攻撃的な気持ちになっているため、間違っても猫にしつこく接触するようなことは避けましょう。

猫が警戒している時『イカ耳になっている』

イカ耳の猫

猫の耳が横に寝た状態でピンと張っていることを「イカ耳」といいます。このイカ耳も、猫の警戒心を表す仕草のひとつです。

イカ耳とよばれるようになった由来はいくつかあり、「怒(いか)っている耳」から付けられたという説や、上から見た時の形がイカに似ていることから付けられたという説などが存在します。

ただし、単に聞き耳を立てているだけで機嫌が悪いというわけではないケースもあります。

そのため、怒りや不安からイカ耳になっているのか、それとも好奇心からイカ耳になっているのか、その時の状況も考慮して判断しましょう。

猫が警戒している時の鳴き声2つ

怒っている猫

猫が警戒している時は仕草以外に、鳴き声を伴う時もあります。以下のような鳴き声が聞こえた時は猫が警戒している証拠なので慎重に接しましょう。

猫が警戒している時『シャー』と鳴く

猫は警戒するとシャーという鳴き声を出すことがよくあります。キバを剥きだした状態で「シャー」と鳴く様子はとても必死で、警戒していることが分かりやすいです。

そのため、猫に詳しくない人でも「嫌がっている」と判断しやすいことが特徴として挙げられます。

猫が警戒している時は『唸り声をあげる』

「ウー」といった犬のような唸り声も、猫の警戒心を表現しています。「こっちに来るな」「もし来たら攻撃するぞ」と脅しているため、このような状態の猫に近寄ると、攻撃される可能性が高いです。

そのため、もし唸っている猫がいたら、そっとしておくのが賢明といえます。

まとめ

怯える子猫
  • 猫が警戒している時はしっぽを太くする
  • しっぽを巻き付けた状態で座り警戒する
  • 頭を低くし、背中を高くして丸め警戒する
  • 猫が警戒している時はイカ耳になる
  • 猫が警戒している時は『シャー』と鳴く
  • 猫が警戒している時は唸り声をあげる

猫が警戒している時の仕草や鳴き声について紹介しましたが、いかがでしたか。野良出身の猫を引き取った時や、怖がりな性格の猫を育てる時は、警戒しやすいということを念頭に置いた上で飼うことが重要です。

また、そうではない猫でも、嫌な出来事や不安を駆られるような出来事があった場合に警戒することは大いに考えられます。猫が警戒心を見せた時は、いたずらに接触することはせずに、そっと見守ってあげることが大切なポイントです。

また、不安や怒りの要素となる原因を解決してあげることも猫のストレス軽減に繋がるので、適切に対処してあげましょう。

投稿者

40代 女性 なち

猫ちゃんが警戒しているとき、確かに尻尾が太くなりイカ耳になりますね。
我が家の猫ちゃんは2匹いてるので、互いに威嚇しあったりするときがあります。そんなとき、イカ耳になっています。実家の猫ちゃんが一度、外猫ちゃんと威嚇しあった時尻尾が太くなり高くあげていたようです。猫ちゃんは、自分が一番強いと思っているので、威嚇は絶対しますね。自分を大きく見せるために尻尾を太くしたりするのだとか。
投稿者

40代 女性 みなちゃん

猫ちゃんが警戒して威嚇しているときはすごく、怖いですよね。いつもは甘えてばかりの猫ちゃんでも、威嚇すると歯をむいたりしますし、ぎゃおーと大きな声を出したりもします。
しっぽを太くして背中を丸くしたまま歩いたりもします。近所の猫ちゃんが庭に入ってきたときに実家の猫ちゃんが威嚇をしたときには、そんな様子で近寄れなかったものです。
その猫ちゃんも、自分の子供ができて出産や育児を経験してからは、穏やかな性格になり威嚇はほとんどしなくなりました。
シャーという声がすごかったのですがいまは、ニャーニャー言うくらいで、あまり他の猫には興味がないようで安心しています。

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