猫の尻尾が震える8つの理由

猫の尻尾が震える8つの心理

猫が尻尾で気持ちを表すことをご存知ですか？尻尾は猫にとって特に敏感な部分なので、気持ちの変化が現れやすい場所なのです。気持ちに応じて尻尾の振り方も微妙に違ってきます。では実際に猫が尻尾を震わせるのはどんな時でしょうか

• 甘えたい時に猫の尻尾が震える
• 遊んでほしい時に猫の尻尾が震える
• 寝起きの時に猫の尻尾が震える
• すごくうれしい時に猫の尻尾が震える
• 興味深いことがあった時に猫の尻尾が震える
• 獲物が見つかった時に猫の尻尾が震える
• 餌やおやつをおねだりする時に猫の尻尾が震える
• 機嫌が悪い時に猫の尻尾が震える

うれしい！を表現する時に猫の尻尾が震える

尻尾を立ててプルプル震える時は、基本的に「うれしい！幸せ！」という気持ちの表現の場合が多いようです。このときの猫の表情や鳴き声を観察してみましょう。

ご機嫌な表情で、甘えた声で鳴いていませんか。こんなときは思いっきり話しかけたりナデナデしてあげたりすると喜ぶでしょう。尻尾をピンと立てて甘える仕草は、本来は仔猫時代に見られる行動です。

家の中だけで暮らす猫はいつまでたっても仔猫のように、尻尾を震わせて甘える姿が多く見られます。

一方、成猫の野良猫にはほとんど確認できません。また、気持ちよく目覚めたときなどに体全体で伸びをしながらビリビリと尻尾を小刻みに震える様子もよく見られます。

猫は獲物に出会った時に尻尾を振る、震える

ベランダの鳥や、家の中の小さな虫などを発見した時、猫の尻尾が震えるような事はありませんか。これは興奮状態になって気持ちの高ぶりが尻尾に表れているのです。

元々狩りが得意な猫は獲物を発見すると大興奮。目をまん丸に見開いて身構え、飛び掛かるタイミングを狙います。タイミングを計る時には尻尾をゆっくりと振ります。

不機嫌になったときに尻尾を振ったり震える

不機嫌になると、ムッとした表情で尻尾をパタンパタンと左右に振ります。攻撃的になっていることもあるのであまり構わない方がよいでしょう。非常にわかりやすいイライラ表現です。

猫の尻尾の付け根が震える理由

• 猫の尻尾の付け根が震えるのは神経が集中している部分だから
• マーキング行動の時にも猫の尻尾の付け根が震える

猫の尻尾の付け根が震える理由は、尻尾の付け根部分に神経が集中しているからです。この部分を撫でてあげると、気持ちよさそうに尻尾を持ち上げてブルブルと震わせます。

猫にとってはマッサージされているような状態なのでしょう。しかし、猫の尻尾の付け根は敏感な部分なので強く刺激したり、しつこく触っていたりすると、逆にご機嫌を損ねる結果になるようようです。

また、猫はマーキング行動でも尻尾をピンと立てて付け根付近を中心に痙攣したように尻尾が震える事があります。オスの場合は尻尾が震える時に強烈な臭いの尿をあちこちに吹きかけるので、かなりやっかいな行動です。

一方メス猫の尻尾が震える時ははフェロモンを擦り付けて自分の匂いを残しています。壁などに向かって尻尾を震わせているときはマーキング行動をしていると考えて良いでしょう。

猫の尻尾が震えるのは病気？

• 体温の低下で猫の尻尾や体が震える
• 熱中症で猫の尻尾や体が震える
• 知覚神経過敏症で猫の尻尾や体が震える
• てんかんで猫の尻尾や体が震える
• 毒物による中毒症状で猫の尻尾や体が震える

猫の尻尾が震えるのは、ほとんどの場合健康上の問題はありません。猫の尻尾が震えるのは感情が高ぶった場合などに起こる神経反応の一種なので、元気があれば病気の心配はないでしょう。

尻尾だけでなく背中や体全体が震える事がなかなか治まらないようなら、体温の低下や熱中症などの可能性も考えられます。ストレスなどが原因で知覚神経過敏症を起こしている可能性もあるでしょう。体全体の激しい痙攣は、てんかんの発作や毒物の摂取も疑われます。

まとめ

• 甘えたい時や遊んでほしい時に猫の尻尾が震える
• 寝起きの時に猫の尻尾が震える
• すごく嬉しい時に猫の尻尾が震える
• 獲物が見つかった時や興味深いことがあった時に猫の尻尾が震える
• おねだりする時に猫の尻尾が震える
• 機嫌が悪い時に猫の尻尾が震える
• 尻尾だけでなく体が震える時：熱中症や低体温、てんかん、知覚神経過敏症

尻尾をプルプル震わせながらニャーニャー鳴いてすり寄って来る猫の姿は、本当に可愛らしいですね。この姿でおやつのおねだりなどされたら、ついつい「今回だけね！」を繰り返してしまうのではないでしょうか。

基本的に猫がうれしそうな表情で尻尾が震える時はワクワクしているときです。

一緒にワクワクを共有して「へぇーそうなんだ」「良かったね」などと声をかけて、しっかりかまってあげましょう。猫がうれしそうに尻尾を震わせるのは飼い主さんへの愛情のサインです。