猫が迷子に…猫返し神社へ願いを込めて参拝しよう

猫が迷子に…猫返し神社へ願いを込めて参拝しよう

「猫返し神社」と呼ばれる場所があります。大半の方は「猫返し」と聞いても、わからないかもしれませんが、猫返し神社は、猫と一緒に暮らしている方にとっては、とても興味を惹く場所なのではないでしょうか。愛猫が迷子になってしまったときに、望みを込めて足を運ぶ方が多い、猫返し神社をご紹介します。

猫返し神社とは

鳥居と緑の木

阿豆佐味天神社(あずさみてんじんしゃ)

猫返し神社の正式名称は、阿豆佐味天神社 立川水天宮。1929年に建てられた立川市最古の市有形文化財で、立川駅からバスで15分前後で行ける場所にあります。

広い神社ではありませんが、入り口は立派でお社も複数ある為、祀られている神様も沢山いらっしゃいます。ご祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)と天児屋根命(あめのこやねのみこと)の二柱とされていて、医薬や健康、知恵、文学、芸術を司り、立川水天宮は安産や子授けの守り神として崇められています。

また、猫返しのほか

  • 厄よけ
  • 五穀豊穣
  • 招福財福
  • 学問
  • 火難盗難除け
  • 縁結び 安産
  • 交通安全

と参拝できる種類は豊富で、猫返し以外の参拝者様も数多くらっしゃいます。

※猫返し神社は通称名で、正式には蚕影神社(こかげじんじゃ)。阿豆佐味神社の境内にお祀りされています。

猫返し神社と呼ばれる由縁

伏せている猫

この阿豆佐味天神社の中にある蚕影神社(こかげじんじゃ)、通称「猫返し神社」は、江戸時代後期に養蚕が盛んだったこの地域で蚕の天敵、ねずみを狩る猫を崇めていた事がはじまりで、この境内には「ただいま猫」と呼ばれる狛猫が建てられています。

その造りはとてもリアルで、体の曲線もなめらか。今にも動き出しそうな愛らしい狛猫さんです。このただいま猫を撫でながら祈願する事で、願いが叶うとも言われています。また、その近くに養蚕社があるので、ご挨拶を兼ねて、お参りを忘れずにしましょう。

猫返し神社の参拝のマナー

ひしゃく

神社に入り、御手洗で手と口を洗います。

1.ひしゃくを右手に持ち左手に水を掛け、ひしゃくを左手に持ち変えて水を掛けます。

2.拝殿でお辞儀をして、賽銭を入れます。

3.鈴があれば鳴らし、2回深くお辞儀、2回拍手

4.祈願、ご挨拶の際はご自身のお住まいの住所も伝えると良いそうです。

5.1回お辞儀をします。

これが二礼二泊一礼の神社参拝のマナーになります。猫返し神社(蚕影神社)は境内の少々奥にあります。本殿もしっかりお参りして、礼儀正しくお参りをしましょう。

猫返し神社ブームの火付け役

横を向いている猫

実際に、そのご利益があったとの有名なお話があります。それは、ジャズピアニストの山下洋輔さんの愛猫が、迷子になってしまった時に、帰還を祈ってこの神社で参拝したところ、次の日に愛猫が家へ戻ってきてくれたというお話。

1度ではなく、その後も数度、愛猫が迷子になる度にお参りをすると、家に戻ってきてくれた・・・とのエピソードが口伝えで広まり、現在は全国各地から一日でも早く迷子になった愛猫が我が家へ戻ってくれるようにと、猫返し神社(蚕影神社)に参拝にいらっしゃるそうです。

猫返し神社の絵馬とお守り

神社で祈る女性

猫返し神社(蚕影神社)には、猫の絵が描かれた絵馬と小さな猫のお守りが売っています。絵馬はその場で購入するとペンを貸してもらえますので、愛猫の無事を込めて想いを書きましょう。お守りは置物としてお家に置いておけるので、小さな神様としておうちに迎えてあげると良いですね。

まとめ

狛猫と絵馬

一緒に暮らしていた愛猫が突然いなくなってしまうと、心に大きな穴が空いてしまいます。ご利益を求めて、またご自身の心の癒しを兼ねて猫返し神社を参拝されると、その思いが神様にきっと伝わると思います。

投稿者

40代 女性 かず

ねこ返し神社というものがあるのですね。
私の実家で飼っていた猫ちゃんは、阪神大震災の時に3日間行方不明になり、神にもすがりたい気持ちでした。近くにねこ返し神社なるものがあれば、間違いなく拝みに行っていました。しかし、すがるところもないので、家族みんなで探しました。張り紙も作りました。結局、家の納戸の奥からヒョローとでてきました。かなり痩せてしまっていましたが、無事でよかったと家族で嬉しくて泣きました。今ではいい思い出です。
投稿者

40代 女性 もかふさ

我が家のにゃんこたちは迷子にはなっていませんが
それぞれの地域の野良にゃんたちが理不尽なめにあわないようにお祈りしに行きたいです。もちろん我が家の子たちも健康で長生きできるように参拝に行ってみたいです。
投稿者

40代 女性 ねこさん

猫の無事を祈りに参拝に行ってきました。
他の方の絵馬を読むと、皆さん大事にしてらっしゃるんだなぁともらい泣きしてしまいます。
境内に流れるピアノが心を落ち着かせてくれます。

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