猫はどんな気持ちの時に飼い主さんを踏みつけるの?
猫を飼っていると「ふとした瞬間に猫に踏みつけられた」という経験をすることもあるでしょう。人間の世界の中では”相手を踏みつける”という行為は失礼に値しますが、猫が飼い主さんを踏みつける場合は、意味が全く異なります。
一体どのような心理の時に、猫は飼い主さんを踏みつけるのか、ケース別に解説していきましょう。
1. 飼い主さんに甘えたい時
飼い主さんにからだをくっつけて甘えたい時に、猫は飼い主さんを踏むことがあります。特に、飼い主さんのからだの上で、行進するように前足をふみふみと動かしている場合は「甘えさせてほしい」というサインである可能性が高いです。
悪気があって飼い主さんのからだを踏みつけているわけではなく、むしろ信頼してくれているからこその行動だということを理解しておきましょう。
2. 虫やおもちゃなどに夢中になっている時
猫が虫やおもちゃを夢中で追いかけていて、その通り道に飼い主さんが寝転がっていた場合は、踏みつけられる可能性は高くなります。通り道にいる飼い主さんのことを思いっきり踏みつけて、獲物のいる場所へと走り去っていくこともあるため、猫に飛び乗られたくないという人は、猫が遊んでいる横で寝転がらないように注意しましょう。
子猫が飛び乗る場合はさほど重みは感じませんが、成猫が飛び乗った場合は、それなりの重みを感じますし、勢いで爪などが刺さってしまうと、怪我に繋がる恐れもあるため、猫が遊んでいる時は要注意です。
3. 何かを要求している時
「お腹が空いた」「トイレの掃除をしてほしい」「ドアを開けてほしい」など、飼い主さんに対して何か要求がある時に、わざと猫は飼い主さんを踏みつけることがあります。
特に飼い主さんが眠っている場合「飼い主さんを踏みつけて起こせば、自分の要求を叶えてくれる」と思って、行動に移することもあるようです。
もし、眠っている時に猫に踏まれやすいという人は、今一度猫の食事を与える時間帯やトイレ掃除の頻度などを見直してみるのも良いかもしれません。
4. 寒い時
猫が寒さを感じている時、からだを温める目的で人間のからだを踏みつけることもあります。人間の体温は、猫の体温よりもやや低いため、人間にからだをくっつけることにより”ぬるま湯のような温度”を感じることができるのです。
あまりにも室内が寒い時は、猫用のカーペットや毛布を用意する、エアコンで室内の温度を上げるなどの対策をとるようにしましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:あっくん / ♂ / 雑種(ミックス) / 3.5kg
猫はさまざまな理由から、飼い主さんを踏みつけることがあります。しかし、決して飼い主さんのことをバカにしているわけではなく、猫なりの愛情表現だったり、やむを得ず行っているケースがほとんどなので「猫に踏まれたから嫌われているのでは…?」と落ち込む必要は全くありません。