猫を留守番させるための準備と注意点

猫を留守番させるための準備と注意点

共働きで長時間お留守番してもらわないといけない、急な用事で1日家を空けることになったなど、長年猫と暮らしていれば、一度もお留守番をさせずに過ごすことは難しいですよね。猫は1泊2日程度なら問題なくお留守番できるといわれていますが、本当なのでしょうか。猫がお留守番するために必要な環境、準備をまとめました。

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猫の留守番と性格

室内の猫

猫は留守番させることができるのでしょうか。

猫は本来、単独行動を基本とした動物です。そのため、多くの野良猫は生後2~6ヵ月で親離れをし、独立します。このような習性があることや、1日の12~16時間程度の時間を寝て過ごすことから、猫は1人で過ごす時間を寂しいと思うことが少ないといわれています。

ただ、飼い猫の場合は、飼い主さんを親のように思っており、親離れをする必要がないことから、精神面は子猫のまま、体だけが大人になっているような猫も少なくありません。

甘えん坊でいつも飼い主さんから離れないような子は、飼い主さんがいないことでストレスや不安を感じ、嘔吐や粗相をしてしまうこともあります。猫は1泊2日程度ならお留守番ができるといわれますが、あくまで目安なので、愛猫の性格を十分に考慮して留守番の判断をすることが必要となります。

猫の留守番に必要な準備

えさ皿と猫

トイレ

猫はトイレに関して、とてもデリケートですよね。トイレが汚れていると、次の用を足せない子もいますし、梅雨時期や夏場に部屋を閉め切ってしまうと、ニオイがきつくなってトイレに入りたがらないなど、些細な変化でいつも通りにトイレを使用しなくなる場合もあります。

たまたま用を足しているときに、大きな音が鳴って驚いたというだけで、そのトイレを急に使わなくなる子もいます。留守番中に何らかの理由で片方のトイレを使用できなくなっても困らないように、2つ以上のトイレを準備しておくと安心です。

ごはん、飲み水

旅行などの外泊時はもちろん、仕事で長時間家を空けてしまう場合の猫の留守番に便利なのが、自動給餌器や自動給水器です。現在では自動給餌器も、さまざまな便利機能を備えたものが販売されています。

留守番中も、決まった時間に決まった量を食べさせてあげられるのは、大変助かりますよね。ただ、特に梅雨時期や夏場は、フードの腐敗に十分な注意が必要です。半生タイプやウェットフードなどは、在宅時に食べさせるようにし、留守番中は比較的傷みにくいドライフードを選ぶといいでしょう。

ドライフードも梅雨時期などの多湿な気候には弱く、湿気て雑菌が繁殖する可能性もあるので、普段から猫が一度の食事で食べきれる量を把握しておくことも大切です。

室温

家のなかで一番快適な場所を探すなら猫に聞けといいますが、猫は室内の温度や湿度にあわせて、その時一番快適な場所を選びながら過ごします。

特に真夏のエアコンは、留守番中の猫を熱中症から守るために必須といえますが、ただ部屋を冷やすだけでは、猫の体調不良に繋がる可能性もあります。家のなかを自由に行き来できる状態での留守番なら、猫はその時に一番快適な場所を探して過ごすので特に心配はいらないのですが、家のなかの一部屋のみで猫を留守番させる場合は、エアコンの冷風で体が冷えすぎた場合などに、逃げ込むための猫用ベッドなどを置いてあげるようにしましょう。猫が自分で体温調整をするために、冬場はもちろん、夏場も寒さから逃れるための場所を作っておくことが必要です。

危険なもの、場所はないか

いくら猫が1日のほとんどを寝て過ごすといっても、長時間のお留守番になると、家のなかをウロウロしてみたり、外の様子を伺ってみたりと活発に行動する時間帯も少なからず存在します。

そのなかで、留守番中は普段特に興味を示さなかったものに突然興味がわいたり、たまたま引き出しを上手く開けられたりと、どんな悪戯を思いつくか分かりません。電気コードや、猫が口にいれると危険なものは、しっかり片づけておくようにしましょう。

特に家のなかを開放している場合は、何かの拍子にドアが閉まってしまい、猫が閉じ込められてしまうことがないよう、ドアストッパーなどを設置しておくと安心です。ほかには、猫が脱走してしまうことがないよう、戸締りはしっかりと確認し、網戸のまま出掛けることはなるべく避けましょう。梅雨時期や夏場など、閉め切った室内が多湿になってしまうことを避けるため、換気扇や除湿器、空気清浄機などを利用し換気を行うとより安心ですね。

猫も留守番中は退屈

タワー上の猫

猫も長時間の留守番になると、退屈を感じる場合もあります。猫の気分次第ではありますが、出窓の部分で猫がくつろげるようにしたり、キャットタワーなどで外を見ることができる場所を確保したりと、猫が退屈を感じないように工夫してあげることも大切です。1人で遊ぶことができるような、電動のボールやレール式のおもちゃなどを用意するのもいいかもしれませんね。

猫に長期の留守番をさせる注意点

猫と飛行機

比較的留守番が得意といわれる猫でも、あまりに長い期間、完全にひとりぼっちで留守番させることはおすすめできません。トイレも1日、2日程度なら、複数設置することで何とか凌げるかもしれませんが、それ以上になると、閉め切った室内で排泄物が放置されたトイレがあることは、衛生的にも良くありません。

いつもと違う環境に不安を感じ、食べ残しが多くなる可能性もあります。長期間の留守番は、不可能ではないかもしれませんが、猫にとっては大きな負担になります。どうしても長期間猫を留守番させる必要がある場合は、以下のサービスや友人に頼り、猫にかかる負担を最小限に抑えてあげましょう。

ペットシッター

現在では、猫を専門にしたペットシッターさんもいらっしゃいます。1日1~3回ほど訪問してくれる場合が多く、不在時の猫の体調管理や、トイレの掃除、ごはんや水の管理、遊びと、猫のお世話全般を任せられます。写真付きメールでの現状報告や、猫の体調に変化があれば、動物病院へ連れていってくれるなどのサービスもあります。

実際に留守中猫を任せる前に面談がある場合がほとんどなので、今のところ予定はないという飼い主さんも、前もって登録だけしておき、いざという時に頼めるよう準備しておくのもいいかもしれませんね。

ペットホテル

飼い主にとって一番安心なのは、ペットホテルなどの施設に預けることかもしれません。常に誰かがそばで見ていてくれるというのは、とても安心ですよね。

ただし、猫にとっては、飼い主さんのいない知らない場所で、知らない人と過ごす時間は、とてもストレスになる場合もあります。なかには飼い主さんが迎えにくるまで、ご飯も水も全く口にせず、常に興奮状態で、威嚇し続けながら過ごすような猫もいます。愛猫の性格によって、どれくらいの負担になるかを十分に考慮してあげましょう。

家族や友人

近くに家族や友人がいる場合は、何度か様子を見に行ってもらい、掃除やごはんをお願いするのもいいかもしれません。ただ、普段から猫をよく知っている、またはその人も猫を飼っているなど、猫の知識がある場合は安心ですが、そうでない場合は、異変に気付くことができない可能性もあるので、全く猫と面識のない家族や友人に頼むより、プロであるペットシッターさんにお願いするほうが安心な場合もあります。その状況によって一概にはいえませんが、常に万が一を頭において、留守番中も猫が安全に過ごせるよう最善策を練りましょう。

猫の留守番を見守るwebモニター

スマホを見る女性

現在ではたくさんの種類のwebモニターが販売されています。安いもので5000円前後から販売されており、留守番中の猫の様子をスマホからいつでも確認できることから、仕事をしている飼い主さんなどが多く愛用されています。

  • 24時間監視、リアルタイム映像の確認
  • 動作を感知すると作動する録画機能、登録されたスマホへ通知
  • 複数のモニターを1台のスマホで管理可能
  • 動きを感知し、追うカメラの首振り機能
  • 音声通話可能
  • 海外でも利用可能

上記のほかにも、給水器や自動給餌器と一体型になっているタイプや、遠隔操作でおやつをあげられたり、レーザーポインターなどで遊んであげたりできるものもあります。留守番中の動きや行動量をグラフ表示してくれるなど、面白い機能もたくさんあり、比較的安価なものも多く販売されているので、まずは愛猫が一番多く過ごしている部屋に、1台設置してみてもいいかもしれませんね。

まとめ

窓辺の猫

安心して猫をお留守番させられるよう、日頃から準備しておくことが大切です。特に子猫の場合は、狭い場所に入り込んでしまったり、思いもよらないことをしたりと、飼い主さんの頭を悩ませることが多々あるかと思います。物が汚されたり、壊されたりするのも、できれば避けたいところですが、何より大切なのは愛猫の安全ですよね。今のところ予定はなくても、いつ急な予定が入るか分かりません。そんなとき、すぐに対応できるように、さまざまな状況を想定して、愛猫に合ったお留守番環境を整える準備を始めてみるといいかもしれません。

50代以上 男性 イチロウ

我が家では、飼い主が一人暮らしなので週末を除く日々は、猫のみでお留守番でした。

長男猫の「とら」のみの数年間は、心配でした。 一時は、外出可にしていたもので飼い主が留守中に外出しないか、ととても心配でしたので、特に外に出ないように施錠には注意しました。

火事の心配から暖房・冷房はせずに、冬には温かいベッドを設置し、夏には、二階の窓から外気が入るように窓に施錠した上で隙間を開ける工夫をしました。 更に、冷気のあるクッションも用意しました。 何より、長男猫が自分で風の入る処で寝られるように工夫しました。 北側の窓から風が入り、涼しい空間で寝られるように、です。 ただし、窓には用心のために警報機も設置した上で、です。 空き巣対策でした。 これ等の対策用には、色々な器具が販売されていますので対策には充分でした。

充分以上に用意したのは、水飲みの容器を普通よりも多く用意し、暑い夏の日中にも冷たい水を飲めるように瀬戸物の容器に浄水器を通した水を入れて多数置いたことでした。 水は、毎日交換しました。 これは必須のことと思われます。 特に長男猫が腎臓病に罹患してからは起床すると何よりも先に家中の水飲み容器中の水を交換しましたし、今もそうして居ます。 

ご飯は、ドライのものをステンレス製(日本製)のものに入れ置いています。 猫缶や、魚を与えるのは、帰宅してからでした。 夕方に出した猫缶は、翌朝に残したものは、全て捨てることにしています。

長男猫の「とら」のみの折には、寂しがるようなことは無かった、と思います。 ただ、帰宅の折に、ガレージから出た私が自宅二階の窓辺を見上げると、「とら」が此方を見ていて、私と眼が遭った途端に窓辺から見えなくなり、玄関のドアを開けると其処に待ち構えていたことがあります。 

あの様にして飼い主が何時帰って来るか、と待っていたのか、と思うと胸が潰れるように思えました。

何時も、何時も、私が帰宅すると、其処に座って待っていた「とら」。 亡くなった今でも外出から帰ると思わず「とら、帰ったよ。」と言い、居ないのに気付く日々です。

写真は、そのような幸せな日々の或る夕方のものです。 

40代 女性 かえで

 今のねこちゃんに留守番をさせるときは、だいたい昼から夜までですが、それでも毎日、危なくないかとか空調とか、水とおやつの場所などを考えて配置したりトイレを二つ置いておいたりと、万全にしてから出掛けます!
 私がいるときは、キャットタワーはエアコンに近い場所にあるのですが、出掛けるときは中ぐらいの高さにキャットタワーを縮めておいてから、出掛けます。
 水は、新鮮な水がいいのでミネラルウォーターを、出掛ける間際に入れてあげて二つ置いていきます。
 夢中で遊べるおもちゃを置いてあげます。
 体調の優れないときや、精神的に敏感な時期は、一時預かりにお願いすることにしています!