旅行中に猫は留守番できる?注意点や家に置いていけない時の対処法

旅行中に猫は留守番できる?注意点や家に置いていけない時の対処法

猫を飼っていると旅行をする機会も減りますよね。旅行をするときに猫は自宅で留守番することができるのでしょうか。今回は旅行中に猫は留守番できる?注意点や家に置いていけない時の対処法についてご紹介させていただきます。

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

旅行中猫は留守番させていい?

窓に手をかけて外を見ている猫

猫などの動物を飼っていると、

  • なるべく一緒にいてあげたい
  • 餌のことがあるから

と、旅行をする機会も減りますよね。

しかし、家族で暮らしていると夏休みなどの休みには、旅行などでどうしても猫を自宅に留守番させなくてはいけないようになることもあると思います。

では、旅行中に猫は留守番をさせてもいいのでしょうか。
ご紹介させていただきます。

旅行中に猫は留守番させてもいい

結論を申しますと、「旅行中に猫は留守番させてもいい」でしょう。
しかし、それは期間が短い場合のみです。
後にご紹介させていただきますが、一週間などの長期間になってしまう場合には、

  • ペットシッター
  • ペットホテル

などに預けなくてはいけないでしょう。

猫が留守番できる旅行期間は「2泊程度」

旅行をするときに、猫が留守番できるのは何日くらいなのでしょうか。
結論として、猫を置いて利用できるのは、2泊程度でしょう。もちろんこれは猫ちゃんの性格にもよりますし、その環境にもよります。

旅行で猫を2泊程度、自宅に留守番させる場合であったとしても、きちんと猫が暮らせるように準備をし、怪我や誤飲などの事故がないように備えなくてはいけません。

旅行中猫を留守番させるときの注意点

鞄の中に座って悲しげな表情をする子猫

旅行中、猫を留守番させるときにいつも通りに自宅に置いていくだけでは、猫にも危険がたくさんありますし、食べ物がなくなってしまうと飢えてしまいますよね。

そこでここでは、旅行中猫を留守番させるときの注意点についてご紹介させていただきます。

ドライフードを複数のお皿に用意しておく

旅行で猫を留守番させるとき、一番大切なのが「餌」です。
餌をいつも通りの量しか入れずに旅行に出掛けてしまうと、飢えてしまいますよね。

ですので、そのようなときには2泊留守番させるときに必要になる餌を、複数のお皿に分けて入れておきましょう。
夏場であるとウェットフードは腐ってしまいますので、ドライフードだけにしましょう。
また、自動給餌器が準備できるのであれば、そちらをおすすめします。中にはせっかく準備した多くのごはんを一度で食べきってしまう子もいます。なので、そういった食いしん坊の猫さんの場合は、自動給餌器を使用したほうがいいかもしれませんね。

水を複数のお皿に用意しておく

旅行で猫を留守番させるときには、猫の「飲み水」もきちんと準備しておかなくてはいけません。
2日程度であれば、お水を複数のお皿に入れてあちこちに置いておくと、きちんと飲んでくれるので問題ないでしょう。

こちらも自動給水器が用意できるのであれば、そちらがおすすめです。

トイレを2つ以上用意しておく

旅行で猫を留守番させるときには、「トイレ」についてもきちんとしなくてはいけません。
トイレの砂が少なかったり、きちんとできる状態ではなくなったりしてしまうと、ストレスや膀胱炎になってしまう原因にもなります。

ですので、トイレの砂は十分に入れて、できれば横に並べて猫トイレを2つ以上準備してあげましょう。

エアコンをつけたままにして温度調整する

旅行で猫を留守番させるときには、「温度調整」もきちんとしてあげなくてはいけません。
夏であれば熱中症に、冬であれば凍えてしまう原因にもなるので、エアコンは稼働したまま出掛けるようにしましょう。
また、他にも、

  • 夏場なら冷却シート
  • 冬場なら毛布や湯タンポ

などのグッズを活用して準備してあげるのも良さそうです。

しかし、炬燵やストーブなどは火災の原因になるので、消してから旅行に出掛けてくださいね。

ケージやキャットハウスを用意しておく

旅行で猫を留守番させるときには、「ケージ」などを準備して環境を整えてあげましょう。
猫は家族がいなくなってしまうとストレスになってしまう場合もあります。
そんな不安を感じたときに、パーソナルスペースでゆっくり過ごすことができるように、ケージやキャットハウスは準備してあげましょう。

旅行中猫に留守番させられないときの対処法

ビーチサンダルに手を入れる猫

旅行期間が一週間以上だとすると、猫ちゃんを自宅で留守番させるのは難しくなってくると思います。
では、そんな旅行中猫に留守番させられないときの対処法についてご紹介させていただきます。

ペットホテルに預ける

旅行期間が長く、猫を1匹で留守番させられないときには、ペットホテルへ預けるのも1つの手段です。
ペットホテルであれば、プロがお世話をしてくれるので安心です。

ペットホテルの場合は、ほとんどがケージで過ごすという点や、場所にもよりますがペットホテルは犬の鳴き声などが猫のいるスペースに聞こえる場合もあるので、ストレスになってしまうことは覚悟しなくてはいけません。

ペットシッターに預ける

旅行期間が長く、猫を1匹で留守番させられないときには、ペットシッターに預けるのもおすすめです。
ペットシッターであれば、1:1で見てくれることが多いので、安心感がありますね。

近所や友人に預かってもらう又は見にきてもらう

旅行期間が長く、猫を1匹で留守番させられないときには近所の方や友人に預かってもらうこともおすすめです。
信頼関係があり、猫好きでお世話経験がある友人や、近所の人であれば安心して預けられますよね。
また自宅に猫を置いたまま友人に鍵を預けて、餌やりなどのお世話をしにきてもらうのも1つの手段でしょう。

まとめ

スーツケースの中でくつろぐ猫

旅行で猫を自宅に留守番させるときには、「2日程度」であれば問題ないでしょう。
しかし、その期間にも何をしているのかわからない不安があるのであれば、ペットホテルやペットシッターに預けるのがおすすめです。

もし猫を自宅に留守番させるときには餌や水、トイレ、温度調整などはきちんとしてあげてくださいね。

投稿者

20代 女性 茶々

ペットホテルは犬等の他の種類のペットがいるところだと怖がってパニックになったり、空気感染する病気に感染することがあります。

ペットシッターと飼い主さんや猫ちゃんと相性が良いとは限りません。その人次第なので、なんともいえません。

いずれの場合も十分に下調べをしてあら預けないと、自宅で留守番してもらった方が良い場合もありますよ。

スポンサーリンク