湿度が高いと見られる猫の仕草
1 食欲の減少
湿度が高いと猫の体にストレスの影響がでやすくなります。ストレスから猫の食欲が落ちてしまう場合もあります。
2 運動量が減る
湿度が高いと猫の活動量や、運動量が減ってしまうようです。猫の祖先は砂漠で暮らしていたため乾燥には強いのですが、湿気には弱いようです。疲れやすくなってしまうせいか運動しなくなるようです。
3 寝る時間が増える
猫は梅雨時などの雨が降る前になると、湿度を体で感じることができます。
「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われることもあるように、猫はヒゲを含む顔面で温度や湿度感じることができると言われています。人間よりも湿度に敏感な猫では、湿度が高くなると人間よりも不快に感じるでしょう。湿度が高い雨の日には、無駄にエネルギーを使わずに寝ている時間を増やして体力を温存しようとするようです。
4 ぐったりする
猫が苦手なのは、梅雨の時期だけではないようです。真夏の高い湿度が原因で熱中症にかかりやすくなります。猫の身体には人間のように、全身で汗を蒸発させて熱を逃がすことで体温を下げる機能が備わっていません。そのかわりに、はあはあと呼吸を激しくすることで、口から水分を気化させて体温調節をします。
けれども湿度が高いと、その気化がうまくされず体温を下げられない状態になります。猫は、全身から汗を蒸発させることができる人間よりも体温が上がりやすく、熱がこもりやすくなってしまうため、体力を消耗してぐったりしてしまうのです。
5 体を掻きむしる
湿度が高い梅雨から夏にかけて、猫には皮膚のトラブルが増えます。これは湿度が高いとカビや細菌が繁殖しやすいことが原因。後ろ足で体を掻きむしる仕草が多く見られます。
カビは湿度が高いと急激なスピードで繁殖するそうです。耳のなかなどの熱のこもるところは、カビなどが繁殖しやすく放置すれば皮膚病の原因にもなってしまいます。
6 気分が落ちる
人間と同じように湿度が高いと猫も快適に過ごすことができなくなります。ストレスから体に出る変化だけでなく、気持ちも落ちてしまうこともあるようです。
部屋の湿気対策
換気をする
湿気が多いときには部屋の換気をするのが一番です。ジメジメした部屋の空気を新鮮なものに変えましょう。窓を開ける、部屋を閉め切らないなどを心がけると良いですよ。
エアコンをつける
湿気を取り除くには、エアコンのドライ運転や除湿機能を使うと良いでしょう。暑い時にも冷房よりもドライにしておけば、湿気を取って快適にしてくれることがあります。冷房だと、温度が下がりすぎないよう調節しないといけませんが、除湿をメインにするドライならかけっぱなしでも心配ないのでおすすめです。
水分をしっかりとる
湿度が高いと、猫は水分をとらなくなります。日頃からあまり水を飲みたがらない猫も多いので、水分補給はしっかりさせるようにしないといけませんね。
水入れのお水を頻繁に新しいものに取り換えたり、どうしても飲まないときには流れる水や温かいもしくは冷たい水に換えてあげるだけでも飲んでくれることがあります。猫は水分不足が原因でなりやすい病気などもありますので、飲水量の管理はしっかりとしたいものですね。
ブラッシングをこまめにする
湿度があると、猫の被毛がべたついて内側が蒸れてしまうことも。ブラッシングをこまめにおこなうようにして、被毛の通気性を良くしてあげましょう。ブラッシングをすると、皮膚のトラブルにも気づきやすくなります。
通気性の良い素材に変える
猫の使うベッド、毛布、クッションなどを、湿気を溜め込みやすい素材の物から通気性の良い素材の物に変えましょう。
冬にお世話になったファブリック用品は、カビや細菌を繁殖させてしまう素材のものが多いので片付けるのが吉。夏向けの通気性の良い素材のものに衣替えを。ただし梅雨は肌寒い日もあるので、風邪を引かないように、クール素材ばかりにせず逃げることができる場所も用意しておくと良いですね。
まとめ
ひじき / ♂ / ロシアンブルー / 2.5kg
お部屋の湿度が高いのは、飼い主さんにも猫にも不快と言うことですね。
人間同様、猫も湿度に敏感な生き物です。皮膚が被毛でおおわれているだけに、私たちよりも負担に感じやすいのでしょう。梅雨の時期、蒸し暑い夏日は、湿度が高くならないように注意してあげたいですね。そして、体調管理やストレスにならないように注意していきましょう。