まるで人間のようなしぐさをする我が家の猫たち
子猫は母猫の行動をよく観察し、それを真似ながら生きる術を学んでいきます。人間と暮らす飼い猫も、知らず知らずのうちに飼い主さんの行動やしぐさを真似ていることがあります。
筆者は猫と暮らしはじめて16年になりますが、歴代の猫たちがそれぞれ個性的な人間らしいしぐさを見せてくれています。ここでは我が家の猫たちが人間のように感じるしぐさを紹介させていただきます。
1.テレビを観る
テレビをつけていると猫が夢中になって観ていることがありますよね。後ろから見ていると、まるで幼い子どもが真剣にテレビを観ているように感じてしまいます。
もちろん内容を理解しているわけではありませんし、別のチャンネルに切り替えても文句を言われるわけではありません。でもなぜか、まだ見ているからこのままにしておこうと思ってしまいます。
我が家ではもうすぐ2歳になるミルク(メスのラガマフィン)が子ども向け番組を好むため、猫が観始めてしまったときは童心に帰りながら一緒に観ています。
2.枕を使って寝る
猫の中には枕を好み、気がつくと人間なように寝ていることがあります。とくに大好きな飼い主さんの枕には飼い主さんの匂いがついているので安心できるのでしょう。
我が家の先代猫ハリー(オスのキジトラ)は筆者の枕がお気に入りでした。毎晩占領されてしまい思うように眠れなくなってしまったため、その枕を譲り、新たに枕を購入したことがあります。
その後、亡くなるその日までずっとお気に入りの枕を使い続けてくれました。
3.椅子の背もたれに手をかけて覗き込む
ミルクは好奇心旺盛で人間のやることは何でも気になってしまいます。時には椅子の背もたれに手をかけて「何してるの?」と言わんばかりに覗き込んできます。
はじめてミルクがこの行動を取ったときは思わず笑ってしまいました。筆者も幼い頃、母親の行動が気になりよく覗き込んでいたからです。猫の行動から幼い頃の懐かしい記憶が蘇るのは予想外でした。
4.椅子に座る
メロン(メスのオシキャット擬き)は時々椅子に座り、そっとその場に溶け込んできます。食事の前もまるでご飯を楽しみに待つ子どものように座っていることがあります。思わずそのうち会話に参加しはじめるかもとありえない期待をしてしまいます。
猫は人間をどう認識しているのか
まるで人間の行動をやしぐさを真似るような我が家の猫たち。筆者は勝手に人間のようだと喜んでいますが、猫は人間をどう認識しているのでしょう。
猫は人間をなぜか大きくなりすぎてしまった猫だと認識しているようです。猫社会には犬社会のように主従関係はありません。よって、人間は時に母猫であり、きょうだいであり、仲間だと思っています。
もしも飼い主さんを母猫のように感じているのであれば、何気なく行動を真似ることもあるのでしょう。また、本来単独行動で生活する猫も、人間と暮らすうちに多少の仲間意識を持ち、テリトリーを保ちつつ呼応するのでしょう。
そして結果的に人間から見ると人間っぽいと感じるのかもしれません。
まとめ
今回はまるで人間のようなしぐさをする我が家の猫たちを紹介させていただきました。皆様の猫ちゃんたちも似たような行動を取りますか?
それとも猫らしい行動を取る猫ちゃんでしょうか。いずれにしても猫は愛おしい存在だと思います。また時々我が家の猫たちを紹介させていただくかもしれません。そのときはしばしの間お付き合いしてくださると嬉しいです。