猫が退屈している仕草
1 一箇所を眺める
たまに、猫が遠くを見つめていることがありませんか?ボケーッとした顔で、一箇所を見つめるのは、何もすることがなくて退屈な様子です。
2 毛繕いばかりしている
猫は、一日何度も毛繕いをします。毛繕いは猫の身だしなみと言われていますが、暇だと普段以上に毛繕いばかりしてしまうことがあるようです。
3 ごろごろ寝転がっている
ごろんと寝転がって、お腹をだしていることがあります。「誰か構ってくれないかな」と思いながら隙をみせて、「暇してる」のアピールをしているようです。
4 飼い主に向かって鳴く
猫が飼い主の顔を見て「ニャー」と鳴いてきます。ご飯でもなく、トイレ掃除でもなく、何もないときに目が合うと鳴くのは「暇だー」と言っているのでしょう。
5 飼い主の行動を見つめる
猫が飼い主をじいっと見ていることがあります。ただなんとなく見ているだけかと思いきや、目が合うと「暇だ」と鳴いてきます。退屈に思っている猫は、動く飼い主を見て「暇つぶし」をしているのでしょう。
6 警戒する様子がない
飼い猫に警戒心が感じられないことがあります。猫は本来、寝ている以外は常に警戒しながら行動する生き物。警戒する必要がないからこそ退屈を感じられる余裕がある、ともいえますね。
猫は暇を感じる?
猫は暇を感じていない
人は、やることがなくて時間を持て余しているときに、暇と感じてしまいます。猫の場合は、暇や退屈と言う概念はなさそうです。
本来、猫の仕事は狩りをすることです。しかし、飼い主がいて家の中で暮らしていると、狩りをする必要がなくなります。すると、人間は猫をみて「暇そう」「退屈している」と感じてしまうのです。
待つのは得意
猫の狩りの仕方は「待ち伏せ型」です。獲物がくるのをじっと待つスタイルが基本です。常に体を動かしている活発タイプというよりは、周囲を気にしながら警戒しているときの方が多いようです。
家の中にいても、寝てばかりではなく、たまに縄張りに異常がないかを確認しています。警戒心がなくなることはなく、物音がすれば確認しなければいけないので、暇と言う訳ではなさそうです。
エネルギーが発散できない
猫は暇を感じていないと書きましたが、家の中の猫は、また違った意味で”退屈”に思うことがあるようです。
猫は体を動かすのが好きな動物です。寝ているばかりでは、エネルギーが溜まるだけで消耗できません。狩りをしなくてもいいから暇を持て余すと言うのではなく、それがストレスになってしまうのです。
狩りができない環境や、運動できない環境が、猫にはやることがなくて暇に感じてしまうようです。
猫が退屈しているときの対処法
激しく動けるおもちゃ
どのおもちゃが、猫のストレスを発散できるかはおもちゃの動きや形にもよります。猫が興奮するほどのおもちゃがあれば、運動もストレスも消耗できていると思います。
飼い主さんが一緒に遊ぶときは、動きが鮮明な羽のおもちゃや、光を追いかけるおもちゃなどがおすすめです。猫が遊びたいときに遊べるのは、キャットタワーや蹴りぐるみなどがいいと思います。
嗜好品で気分転換
たまには猫も気分転換が必要でしょう。退屈に感じたりするのは、刺激が足りないからです。嗜好品のマタタビを与えてあげると、猫も気分が変わりよいと思います。
食べるのが好きな猫には、歯磨きおやつなどを与えてあげて、噛んで気分を変えてもらうのも良いかも知れませんね。
スキンシップをする
猫が退屈そうにしていたら、飼い主さんが動いてあげましょう。猫も、構ってほしい気分でいるようです。ブラッシングやマッサージをしてあげると、猫もリラックスできると思います。
もし猫が構ってほしそうに、じいっとこっちを見てきたら「今暇してるよ」の合図なのでしょう。
まとめ
猫が退屈に感じる仕草などを紹介しました。猫は暇そうに見えていても、やることが決まっているようですね。かと言って、日々に刺激がなくなると退屈に思う場合もあるようです。
猫は”狩りをする動物”と言うのを、頭にいれておかなければいけないようです。猫が暇しているときは、飼い主さんが動いて暇つぶししてあげましょう。