猫が焦るときってどんなとき?
そもそも猫が焦ったり慌てるようなときって、どのような状態のときなのでしょうか。
1. 大きな音がしたとき
猫は人間の4〜5倍程度の聴力があります。突然拍手をしたり大声で話す、インターフォンや電話が鳴ったりすると猫はビックリして焦ってしまうことがあります。
猫にとってはストレスにもなってしまいますので、小さな音にする環境づくりをしてあげることが大切です。
2. 来客などの知らない人が来たとき
猫は縄張り意識が強く、警戒心も強い動物です。
そんな自分の自宅に突然知らない人が来ると「荒らされるのかな?!」「何かされるのかな?!」などと威嚇をしたり、焦ってパニックになってしまうこともあります。
猫の気持ちを考えると、知らない人を自宅にあげるなどをするのは、あまり良くないでしょう。
3. 飼い主さんがいつもと違うことをしたとき
猫は飼い主さんの行動が原因によって、焦ってしまうこともあります。
例えば、突然掃除機をかけたり、ドライヤーをしたりなど、大きな音を発してもビックリしてしまいます。
また飼い主さんがいつもしないようなヘルメットをしていたり、マスクをつけているだけでも焦ってしまうことがあります。
4. トラブルがあったとき
猫は何にでも好奇心旺盛なので、ときにはトラブルを招いてしまうこともありますよね。
例えば粘着テープが体にひっついてしまったり、何かが爪に引っかかってとれないようになったりすると、焦ってしまいます。
猫が焦るときにする仕草や変化
では、猫が焦ってしまうと、どのような仕草をしたり体に異変があるのでしょうか。具体的な猫の行動などについてご紹介させていただきます。
1. 走り回る
猫はビックリして焦るようなことがあると「パニック」を引き起こしてしまって、あちこちを慌てて走り回ってしまうことがあります。
時には滑って転倒をしてしまったり、家具に衝突してしまう可能性もありますので、猫が焦るようなことは引き起こしてしまわないように、日頃から飼い主さんが心がけてあげることが重要です。
2. ソワソワと落ち着きがなくなる
猫は焦ることがあるとあちこちをウロウロとしたり、通ったところも何度も行ったり来たりするなど「落ち着きがなくなる行動」を見せます。
また辺りをずっとクンクンして、警戒するなどの行動をすることもあり、猫にとってはストレスがかかっている瞬間でもあるのです。
3. 毛を逆立てる
猫が毛を逆立てるということは、何らかの刺激によって「アドレナリン」が分泌され、交感神経に作用して立毛筋を収縮させるということです。
猫は突然慌てたり焦るようなことがあると、警戒したり怒るなどの感情を仕草として表し、このように毛を逆立てることがあります。
いずれにせよ、リラックスしているときに見せる体の変化ではありませんので、あまり良いものではないでしょう。
4. 隠れる
猫は「どうしよう!」「怖い!」などと焦りを感じているときにふすまや家具の後ろ、人が見つけられないような場所などに隠れてしまうことがあります。
これは自分が恐怖から回避されるためであったり、落ち着きを取り戻すためにしている行動でもあります。
そのようなときには、焦る原因となっていることを飼い主さんが取り除いてあげ、安心することができる環境づくりをしてあげましょう。
まとめ
猫は大きな音が鳴ったり、突然知らない人が自宅に来るようなことがあれば、焦ってパニックになってしまうことがあります。
猫に焦るようなことがあれば、走り回ったり落ち着きがなくなる、隠れてしまうなどの様々な仕草や体の変化があります。
猫にとってはストレスにもなってしまうことですので、なるべくこのような環境は避けるようにしてあげましょう。