猫の正しいトイレの体制
たまに「うちの猫がおかしな体制でトイレをする」という飼い主さんもいらっしゃいますが、そもそも猫の正しいトイレの体制をご存知ですか?
猫はおしっこの時とうんちの時で体制を変えますが、うんちの時の体制を初めてみた飼い主さんは、「痛そうにトイレをしている」と勘違いしてしまうこともあります。まずは猫の正しいトイレの体制から見ていきましょう!
猫の正しいおしっこの体制
猫を多頭飼育している場合はどの子も同じ体制でトイレをすることで、「これが正しい姿勢なんだ」と気が付くことが多いのですが、1匹だけを飼育している場合、他の猫と見比べる機会も中々なく、「もしかしておかしな体制なのでは?」と心配になってしまう飼い主さんも多いですよね。
猫がトイレをする時、うんちとおしっこで体制が違うことには何も問題はないので心配はいりません。
猫がおかしな体制でトイレをする3つの理由
先ほど紹介した猫のおしっこの時の体制と、うんちの時の体制以外の体制をとる場合は、猫に何らかの問題がある場合があります。
猫がおかしな体制でトイレをするのはただの癖
猫がおかしな体制でトイレをする場合でも心配のいらないケースもあります。人間や犬、ほかの動物でもそうですが、もちろん個体差や癖というものが存在しますので、変な体制でトイレをするのは”ただの癖”という場合も考えられます。
わたしのトイレのしかた、ちょっと変わってるかしら?【つぶ】#cat #neko #猫 #ねこ #ネコ #ウチの猫 #こんな格好で失礼します #変なトイレのしかた pic.twitter.com/x2ODfOOQIh
— キクつぶ (@kikumarutubuann) 2016年7月18日
最初から猫がおかしな体制でトイレをしている場合などは問題がないことが多いのですが、ある日突然、あるいは気が付いた時には、猫がおかしな体制でトイレをしていたという場合には注意が必要になります。
猫がおかしな体制でトイレをするのは便秘だから
猫がうんちをする時に苦しそうにしたり、うんちを出そうとしてやめる、それ以外にもおかしな体制をするなどの場合、猫が便秘になってしまっている可能性があります。
↓猫が変な体制でうんちをしている動画です↓
猫が便秘の場合はうんちがなかなか出ずに、トイレに行き、おかしな体制をする→うんちが出ない、という動作を繰り替えすことが多いです。
このような行動が見られた場合には必ず獣医師へ相談するようにしましょう。猫の便秘症は異物の誤飲や大腸の病気から起こる場合もあります。
猫がおかしな体制でトイレするのは病気の可能性も
猫がおかしな体制でトイレをする場合、便秘症以外の病気になってしまっている場合もあります。例えば、猫の尿結石でおしっこをする時に痛みを感じ、おかしな体制になってしまう・手足や腰に痛みを感じている等です。
他にもてんかん発作やストレス性の物や消化不良なども考えられますので注意しなければいけません。猫がおかしな体制でトイレをする時に、ほかの症状が見られる場合は、そちらの方も獣医師へ相談することをオススメします。
まとめ
今回は猫がおかしな体制でトイレをする理由についてまとめました。
最初から猫がおかしな体制トイレをする場合、問題のないケースが多いのですが、ある日突然おかしな体制でトイレをするようになった・気が付いた時にはこんな体制でトイレをするようになった、などの場合には要注意です。
猫の病気は飼い主さんが気が付いてあげられずに悪化してしまうことも珍しくはありませんので、少しでも様子がおかしいと思った場合にはすぐに動物病院へ連れていきましょう。病院でしっかりと検査をし、何も問題がなくただの癖だということが分かれば飼い主さんも安心出来ますよね。