子猫を守りたい!子育て中に母猫が引っ越しをする理由

子猫を守りたい!子育て中に母猫が引っ越しをする理由

引っ越しをするのは人間だけではありません。猫も子育てのために引っ越しをします。なぜ引っ越しをするのか、引っ越しの段取りはあるのかなど調べてみると母猫の愛情の深さが見えてきました。

猫も引っ越しをします

母猫と生後間もない子猫

人間は自立するためや転勤、結婚など様々なライフイベントで引っ越しをすることがありますが、人間だけがするものではありません。猫も引っ越しをします。猫にもいくつかのライフイベントがあり、その一つが出産です。安全な場所を見つけて出産をするのですが、ずっと同じ場所で子育てをすることはなく、何回か引っ越しをしながら子猫の子育てをしていきます。

引っ越す理由

たくさんの子猫にお乳を与える母猫

安全に出産できると判断した場所なら、子育ても安全にできるのではと感じますが、引っ越さなくてはならない理由があるのです。

ニオイの問題

出産時には羊水や血が出ます。母猫は子猫についた羊水や羊膜を舐めてきれいにしてあげますが、どうしても出産の時の血や子猫などのニオイが残ってしまいます。そのニオイを嗅ぎつけて外敵に襲われる可能性があるのです。このニオイの問題で引っ越しは数回行われます。

暑さ、寒さ

子猫は生後2週間から3週間ほどすると体温調整ができるようになりますが、産まれたばかりの時は体温調整をすることができません。そのため、子育てをする場所は温度が重要です。母猫や兄弟猫が側にいると保温ができますが、そうでない場合は体温が下がってしまい命に関わります。子猫にとって暑すぎず寒すぎない場所を求めて引っ越しを行います。

明るさ

猫は外敵から身を守るために狭くて薄暗い場所に入りたがります。子猫を育てるうえでも同じような理由が考えられます。また、明るすぎると子猫が落ち着かないという理由もあります。

狭さ

猫は狭い場所が好きですが子育てを行う場合、狭すぎるのも問題です。授乳をするときは、母猫は横にならなければなりません。子猫の数が多いとさらに体を伸ばさなければ子猫全員がお乳を飲むことができないのです。また、排せつをさせたり、毛づくろいをするにもある程度の広さが必要となります。

狩りのため

子猫が大きくなり離乳が始まると、狩りをしている場所に近いところへ引っ越します。

室内飼育での引っ越し

人の手で包まれる猫

室内で飼育されている猫も出産後に引っ越すことがあります。飼い主が用意した産箱で出産しても2日から3日経つと家の中で引っ越しをする母猫もいるのです。猫はそういうものだという見方もありますが、同居猫や飼い主が気になって子育てに集中できないのが引っ越しをする理由の一つと言われています。

飼い主が気が付かない場所に引っ越しをするのは困りますが、なるべく手出しをせずに母猫に任せるという考えもあります。また、事故を防ぐためと、母猫が子育てに専念できるために、一部屋を猫親子専用にしてしまう方法などもあります。いずれにしても、母猫は引っ越しをするものと考えて部屋を片付けておいた方が良いでしょう。

引っ越しの段取りなど

子猫の首をくわえようとする母猫

母猫がウロウロしているときは引っ越し先を探している可能性があります。特に初めて出産した母猫は落ち着かないため、不安から何度も引っ越しをすることが多いようです。もちろん、引っ越しを繰り返して以前に寝床として使っていた場所に戻ってくることもあります。

母猫が引っ越し先を決めると子猫を運び出すのですが、元気で丈夫な子から順番に運ぶという特徴があります。なるべく多くの子猫に生き残ってほしいための行動です。ですが、体の小さな子から運ぶ母猫もいるようです。

まとめ

子猫を運ぶ母猫

生き物にとって出産と子育ては緊張が伴います。産まれたことにほっとしていても、子猫を守るためには安全な寝床を探して引っ越しをしなければならないのです。移動にも危険が伴いますが、子猫のために頻繁に引っ越しをすることもあります。飼い主に見守られながらの子育てでも母猫は子猫のために引っ越しをします。生き物が安全な場所を求めるのは自然なことにも感じますが、理由を見ていくと母猫の愛情を感じるのではないでしょうか。

投稿者

40代 女性 さつき

うちの猫ちゃんも、出産してから5回引っ越しをしました。
とは言っても、家の中ですので距離はあまりないのですが、少し困った場所に引っ越したことがありました。その場所は脱衣場でした。
ですが、家族がお風呂に入るときはもあまり気にせずに仔猫の世話をしていました。なのであまり気にせずにすんだのですが、普段お風呂掃除したあとにお風呂場の扉を必ず閉めておくようにだけは気を付けていました。事故にもあわないように特に気を付けました。
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50代以上 女性 雨女

昨年の9月から我が家に通う野良猫が母猫になり、今月半ば、二階の空き部屋に仔猫を連れて来ました。文机の下が子育てスペースらしく、一度、遠目から三匹の仔猫が身を寄せあう様子が見られました。そして、引っ越しからちょうど2週間の今日(5/26)、母猫が往復すること二回、二匹の仔猫を連れ出すところを目撃しました。ここ数日の気温の上昇が引っ越し理由か?残された一匹は?など気になりますが、母猫に一任するしかありません。長年、犬しか飼ったことのない私には「猫」は未知の世界です。
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50代以上 女性 雨女

我が家の二階から引っ越した野良猫ファミリーの続報です。つい昨日、動きがありました。そうです、三回目のお引っ越し!紫陽花の茂みから可愛い仔猫の鳴き声が‥。どうやら一番に連れ出されたらしく、私と目が合うやいなや身を隠し、ピタッと鳴き止みました。そして、今日になって今回の引っ越し先が判明!紫陽花の茂みから北へ約2メートル、風通しの良い家屋とフェンスの間。テラスにも近くて、雨避けも考慮して選んだのでしょうね♪ 引き続き、三匹の仔猫の成長を見守りたいと思います。
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20代 女性 匿名

私は義実家に二世帯で、もともと飼われているオス2匹・メス1匹の猫3匹と暮らしています。我が家ではちょうどこの記事が書かれた頃に5匹出産しました。母猫は外にも行くのですが、出産は家の中の物置でしたようです。1階の中で2度引越しをし、訳あって私と旦那の居住スペースである2階に引越しをさせました。そこからまた2階の中で2度引越しをしようとしましたが、寝室の片付け途中のカラーボックスの中に引越そうとしていて、可哀想ですが流石に止めました…。周りに物が沢山あったのと、広さがとても母猫と子猫5匹が入れるスペースではなかったからです。その後は諦めたのか引越しはしようとしません。また、引越しするとき母猫はいつも同じ子を最初に運んでいたのですが、その子は1番活発で歩き始めるのも1番だったので、元気な子から運ぶ説にとても納得しました。最近は子猫たちも大きくなり母猫は更に大変そうですが、子育ての邪魔にならない程度に見守りたいと思います。
投稿者

50代以上 女性 雨女

我が家の野良猫ファミリーのその後ですが…昨年の七月末のこと、三匹そろって帰って来たのですが、内一匹♀が後ろ脚を引きずるただならぬ様子!? 慌てて動物病院へ駆け込み、レントゲン撮影‥診断結果は、骨盤骨折でした!即、手術入院。どうにか翌月末に退院でき、兄弟猫とのじゃれあいがいいリハビリになったのか、お陰様で後遺症もありません。退院後、正式に家族として迎え入れ、今年の三月に避妊手術も済ませて、居候の兄弟猫♂との同居生活が進行中です。
投稿者

50代以上 男性 匿名

野良猫は家に入れないほうが良いです。
人獣感染症のもとになるウィルス、原虫を持っています。
家に妊娠している方がいるならなおさらです。
家に入れてしまった野良猫は、獣医さんに診ていただき、治療、避妊措置。その後は、外に出さないようにしてください。外に出せば必ず病気を拾ってきます。
猫のため、飼い主のため。

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