なぜ猫は手をバツにするの?

ふと猫を見ると前足をバツの状態にして、交差させてながらくつろいでいた…といった光景を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
とても可愛らしい姿ですが、実はこの手をバツにする行動にはさまざまな心理が隠されているのです。今回は猫が手をバツにしている時の心理について、紹介していきましょう。
1. リラックスしている
リラックスしている時に、手をバツの状態にする猫は多いようです。手を大きく伸ばして交差させている姿勢が落ち着くのかもしれませんね。
ゴロゴロといった鳴き声を出していたり、自分のにおいがついている大好きな場所で眠ろうとしている時に、手をバツにしていたら「リラックスしているよ~」というサインと見てよいでしょう。
2. 安定していて寝やすい
手をバツの状態にすることにより、体勢が安定し眠りやすい…といった理由から、このようなポーズをとっている場合もあるようです。
猫のなかには眠りやすさを追求する子もいます。どのようなポーズで眠ったら心地よいか追求した結果、手をバツの状態にするポーズにたどり着いたのかもしれません。
3. もともとクセでやってしまう子もいる
子猫の時から手をバツの状態にするのがクセになっている猫もいるようです。眠る時に無意識でやってしまう子や、ふとした瞬間にふとやってしまう子もいます。
猫も人間と同じで、小さい頃のクセが大人になっても抜けないといった状態はよくあることです。昔から手をバツにしている猫は、もしかしたらクセになっているのかもしれません。
手をバツの状態にしない猫もたくさんいる

猫のくつろぎ方や好きな姿勢は、猫によって変わってきます。手をバツの状態にするのが好きな猫もいれば、違った姿勢を好む猫もいるため、全ての猫がこのようなポーズをとるわけではないのです。
手を折りたたんで隠すのが好きな猫、手を交差させずに真っ直ぐと伸ばすのが好きな猫、おばけのような手のポーズをするのが好きな猫、顔を手で隠して眠るのが好きな猫など、手のポーズひとつとっても、猫の好みはさまざまなのです。
なので、猫を飼っている人や、猫と接する機会が多い人は、身近な猫がどのようなポーズを好んでいるのか観察してみるのも面白いですよ!もしかしたら新しい発見があるかもしれません。
まとめ

今日のねこちゃんより:ミィちゃん♀ / 10歳 / 茶白トラ / 5kg
猫は手をバツにする心理はさまざまです。手をバツにする頻度も猫によってバラバラといえるでしょう。ただ、手をバツにしている時は、比較的穏やかな気持ちになっている傾向があるようですね。
もし、愛猫が手をバツにして眠っているのを見かけたら、猫のリラックスタイムや睡眠時間を邪魔しないように、そっと見守ってあげることをおすすめします。