ひな祭りに猫がやりがちなイタズラ4つ
3月の大きな行事といえば、ひな祭りがあります。女の子がいる家庭ではひな人形を飾って、ひな祭りを楽しむ家庭も多いでしょう。
しかし、猫を飼っているお家でひな人形を飾る場合、気を付けておかないと、ひな祭り用に飾ったひな壇やひな人形に猫がいたずらをする可能性があるのです。
猫はとっても好奇心旺盛な生き物。特に、年齢が若い猫ほど目新しいもので激しく遊ぶ傾向にあります。
まずは具体的にひな祭りの時にどのようないたずらをするのか、詳しく見ていきましょう。
1.ひな壇に上がる
ひな祭り中に最もありがちな猫のいたずらといえば、ひな壇に登ることです。人形と人形の間を器用に通り抜けていってひな壇の一番上の段まで上がることだって、猫にとっては容易です。
まるで猫自身がひな祭りのひな人形になったかのように鎮座している姿は、SNSなどでも色々な飼い主さんがアップしています。
2.ひな人形の髪をめちゃくちゃにする
猫がひな祭り用のひな壇に上がった後、真っ先に目をつけやすいのがひな人形です。
猫によっては、綺麗に束ねているお雛様の髪をめちゃくちゃに乱すといったいたずらをしかけることもあり、そうなってしまうとひな祭りの人形の修復にも手間がかかります。
3.ひな壇の物を落下させる
猫がひな祭り用のひな壇に登っている最中やひな祭りの人形をいじっている最中に、ひな壇に置いてあるものを落下させることもよくあります。
猫がひな祭りの時に、ひな人形やぼんぼりといった装飾物を落下させてしまい壊してしまったなんて事態も起こりうるため、ひな祭りの時には猫をひな壇の上に登らせるのは極力防ぐべきだといえるでしょう。
4.ひなあられなどの食べ物を盗み食い
ひな祭り用のひな壇に飾るのは、ひな祭りの人形や小物だけではありません。ひな祭りにつきものの、ひなあられや菱餅といったお菓子を飾っているお家も多いことでしょう。しかし、人間の何倍も嗅覚が優れている猫は、ひな祭りのお祝いにお供えしたひな壇の上にあるお菓子を見つけることも容易にできます。
ひなあられや菱餅を猫が盗み食いした場合、糖分の過剰摂取となってしまいますし、猫の消化機能にも負担をかけてしまいます。猫にとっても人間にとってもメリットはひとつもないので、ひな祭りの時にはお菓子を食べられないようにしましょう。
ひな祭りで効果的な猫のイタズラ対策
せっかくのひな祭りなのに、猫によってひな壇が荒らされてしまうのはかなり残念ですよね。
それでは、上記のようないたずらをさせないためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。具体的な対策をいくつか紹介していきます。
ガラスケースなどでひな壇ごとカバーする
手っ取り早く、そして確実にひな人形を守りたいのであれば、大きなガラスケースなどを用意して、ひな祭り用のひな壇ごと覆ってしまう方法がおすすめです。
ひな壇の上の物に一切手が出せなくなるため、猫がいる家庭だけでなく、ひな祭りの時にひな人形で遊びたがるお子さんがいる家庭にもおすすめの対策といえます。
猫の嫌なにおいを撒く
猫の嫌うにおいをひな祭り用のひな壇の周りに撒いておき、猫を近づけないようにする方法もあります。猫は柑橘系のにおいやミント系のにおいを嫌がる傾向にあるため、そのようなにおいのスプレーをひな祭りの時には撒いておくとよいでしょう。
ホームセンターなどに行けば、猫よけのためのスプレーも売っているため、ひな祭りの時にはそのような商品を利用するのもおすすめです。
ただし、猫によってはにおいを使ったいたずら防止策が全く効かない場合もあるため、もし効果がないようなら他の方法を検討する必要があります。
猫が立ち入らない部屋に飾る
もし部屋数に余裕のある家に住んでいるのであれば、いっそのこと猫が立ち入らない部屋にひな祭り用のひな人形を飾ってしまうというのもひとつの手段です。ただし、この対策をとる場合はひな祭りの時にひな人形が飾ってある部屋の扉をうっかり開けっ放しにしないように注意しましょう。
まとめ
猫は人間の言葉が分からないので、どんなに言葉で「ひな祭り用の人形をいたずらしてはダメ!」と言っても伝わりません。そのため、ひな祭りの時にいたずらされたくないのであれば「ひな人形に触られないための工夫」を事前にしておくことが大事です。
ひな壇の大きさや猫によって効果的な対策は変わってくるので、ひな祭りの時には自分の家庭に合った対策をぜひ見つけてみてください。