1. イライラの緩和
猫がストレスを感じたとき、それを解消するために急にバリバリすることがあります。爪とぎをすることで気分をスッキリさせているのです。
例えば無理やり抱っこされた、他の猫に絡まれたなどした後にすかさず爪とぎのところに行き、バリバリッとやっていたらストレスを感じた証拠。「あぁ今イライラしているんだな。」と理解してあげてください。
2. 気を鎮めている
遊んでいて興奮しすぎてしまった、飼い主さんに叱られた、大きな音がしてビックリしたなど、感情が大きく動いた場合にバリバリすることもあります。爪とぎをすると心が静まるようです。
別バージョンに毛づくろいがあります。猫と遊んでいる時に急に体をペロペロしだすことはありませんか?あれはつまらないのではなく、興奮しすぎたので冷静になろうとしているのです。体のお手入れをすることで「落ち着け、自分」と言い聞かせているのでしょう。
3. ナワバリ主張
自分のナワバリを主張するために爪とぎすることもあります。バリバリした後の傷が深ければ強さや元気のアピールになるのです。猫は肉球にある臭腺からフェロモンを出して匂い付けをします。
爪とぎすると同時に匂いも付けているのです。傷の深さと匂い、ダブルでナワバリ主張。猫も頑張ってます!
4. 活動する合図
バリバリっとすることで「これから活動するぞ!」と気合を入れていることも。爪をとげば気分も上がるのかもしれません。本来爪とぎは猫の武器である爪を鋭く尖らせるために行うこと。
活動を開始する前にお手入りして、何があっても大丈夫なように準備していることも考えられます。もし敵が飛びかかってきても、すぐにバリッとできるように。
5. 構ってほしい
飼い主さんに構ってほしくて、甘えの一環で爪とぎすることもあるようです。こちらをじ〜っと見てバリバリしていたらきっと、遊んでほしいのでしょう。
わざと飼い主さんの近くで分かるように爪をとぐこともあるかもしれません。毎回応じていると味をしめてしまいますので、適度に応じるようにしてあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ポンちゃん♀ / 4歳 / サビ猫 / 3.8kg
意外にも猫が爪とぎをする心理はたくさんありました。ただ爪のお手入れをしているだけではなかったのです。どんな場合にせよ、思う存分爪をとげることは大切です。その環境を整えてあげてください。