猫が脱走!
猫ちゃんが脱走してしまったことはありますか。広い外の世界で見失ってしまうと、飼い主さんも心配になるかと思います。今までは脱走したことがなかったのに、急に今になって脱走するのはなぜかと、考えを巡らすこともあるかと思います。
猫ちゃんの視点から、なぜ脱走しようと思うのかと、万が一脱走してしまったと判断したときに、どのような手段をとるべきなのかを紹介します。いざというときのために把握していただければと思います。
1. 外の世界に興味があった
元々窓から外の世界を見ることが好きで、機会あれば出てみたいと思っている猫ちゃんもいます。割とメスよりは広いテリトリーを持ちたがるオスに多く、また好奇心が旺盛な若い猫ちゃんにも多いです。
うっかりドアや窓が開いていて、かつ興味がもてる小鳥などがいつもより見えていたりすると、そのまま出て行ってしまうことがあるのです。しかし、今まで外に出たことのない猫ちゃんにとっては外に出るだけで混乱します。パニックになり家までの帰り方が分からなくなってしまう子もいます。
猫を探す範囲の目安
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、なるべく脱走に気づいたら早めに50~100メートル以内の場所を探してください。外への外出経験のある猫ちゃんであれば、範囲は広くなり500メートルの範囲にあるかと思われます。なるべく猫ちゃんの気持ちになって隠れやすい場所(車の下や植込みの影など)を探すようにしましょう。
2. 発情期だった
去勢や避妊をせずに猫ちゃんを飼っていると、発情期を迎えます。オスもメスもパートナーを見つけようと外に出ようとする傾向が強くなります。本来猫ちゃんは初春と早秋のころに発情期を迎えることが多くなるのですが、日照時間にも影響されます。そのため明るい室内で生活をしていると、1年の内に3~4回ほど発情期を迎えることがあります。
オスは迷子になりやすい傾向
特にオスはパートナーを求めて、長い距離を探し求める傾向がありますので、気づいた時にはかなり遠くまで来ていたということもあるので、迷子になってしまいやすいとも言えます。なるべく優しい声で名前を呼んで探すようにして下さい。猫ちゃんもいきなりの外の世界で、恐怖心から動けなくなっている可能性もあります。
3. 今の生活場所に不満がある
保護したばかりの猫ちゃんや引っ越しなどのイベントで、外に出たがる猫ちゃんや前の家に戻りたがる猫ちゃんもいます。猫ちゃんの性質上、環境が変わることをとても嫌がるので、住み慣れておりかつ安心のできる前と同じ環境に戻そうと家を出ようとするのです。
窓の開放時に脱走リスク
家の模様替えや、大掃除などで窓を開けっぱなしにしてしまうと、脱走される危険性がありますので飼い主さんは十分に注意して下さい。対処法としてはなるべく猫ちゃんが安心して環境に慣れるまで、飼い主さんが一緒にいてあげるといいでしょう。一緒にいる時間を増やしてあげると、猫ちゃんは徐々に環境に安心感を覚えますので、それまでの辛抱です。
まとめ
今日のねこちゃんより:コマ / ♀ / 1歳 / スコティッシュフォールド / 3kg
脱走されても落ち着いて探すことで、早く発見できる可能性が高まります。普段の生活では注意しつつも、万が一の脱走のときにはなるべく早く動き出しましょう。