歳をとってもかわいい、老猫あるある

歳をとってもかわいい、老猫あるある

子猫が可愛いのはもちろんですが、老猫も負けてはいません。子猫にはない哀愁漂う姿や、甘えん坊な姿、若い時には見せてくれなかった仕草を見せてくれることだってあります。今回は老猫の隠された魅力をご紹介しましょう。

老猫の可愛いところあるある4つ

毛布の上で寝る老猫

性格が丸くなる

ヒトでも、年を取ると怒りっぽかったヒトが穏やかになったり、今まで怖い表情をしていた人が優しい顔つきになったりすることありますよね?それと同じで、猫も老猫になると性格が丸くなる子が多いようです。飼い主様以外には威嚇をしていた猫ちゃんが、急にお客様の前でものんびりくつろぐようになったり、時にはお客様に甘えてみたりと、若い時には考えられないような行動を取る猫ちゃんもいます。

全ての老猫にあてはまるわけではなありませんが、もし老猫になった愛猫が急に穏やかになったら「年を取ったんだな」と思うようにしましょう。

甘えん坊になる

老猫になると、甘えん坊になるという話もあります。今まで飼い主様に見向きもしなかった猫ちゃんが、急にスリスリとしてくれる甘え上手な猫ちゃんになってくれたらたまりませんよね。

ちなみに、老猫が急に甘えん坊になるのはちゃんと理由があります。老猫になると、動くことが億劫になってしまい何かと飼い主様に要求することが増えるのです。「動くの面倒だから、ごはんをここに持ってきて~」「水飲み場まで行くの面倒だからお水ここでちょうだい」「トイレここに持ってきて~」「動きたくないけど猫じゃらし振って~」など、とにかく自分が極力動かなくて済むように、飼い主様に要求することが増えるのです。そのため、今まで甘えたりしなかった猫ちゃんが年を重ねることで甘え上手になるということです。

おとなしくなる

今まで暴れん坊でやんちゃな猫ちゃんだったのが、老猫になるにつれておとなしく穏やかになっていくというのは決して少なくありません。これにもちゃんと理由があり、年を取るとどうしても体を動かすのが面倒だったり、遊んでも長時間体を動かすことが難しくなりますよね。そのため、今までヤンチャで、ジッとしていることの方が少なかった猫ちゃんでも、老猫になることでおとなしく窓の外を眺めることを好むようになったりするのです。

ただ、ヒトでもアグレッシブで大変元気なご老人がいるように、年をとっても運動が大好きな猫ちゃんも存在しています。そのような猫ちゃんの場合は、体は衰えているはずなので気遣ってあげながら無理のないように遊んであげるようにしましょうね。

寝ている時間が増える

猫の寝顔ってかわいいですし癒されますよね。子猫の寝顔はもちろんですが、成猫の無防備な寝顔もたまりません。そんな天使のような寝顔を、老猫になったら思う存分堪能できるのです。というのも、老猫は年を重ねるのに伴って睡眠時間も大変長くなります。そのため、老猫は成猫よりも寝顔をたくさん堪能できるという猫好きにはたまらない特典があるのです。

ゆっくりになる

老猫になると、動きがゆっくりとなっていく傾向にあります。歩くのもゆっくりのんびり、ご飯を食べるのもゆっくり、遊ぶのもゆっくり、飼い主様に甘えるのもゆっくりと、とにかく今までは短時間で済ましていたことも、ゆっくりと時間をかけて行うようになります。

そんなゆっくりと行動をする猫ちゃんを見ていると、こっちまでゆったりとした気持ちになってきてしまいますよね。のんびりと日向ぼっこをする老猫の隣で、たまにはゆっくりお昼寝をしてみてはいかがでしょうか?

老猫になると性格が変わっていく理由

老人の膝に乗る猫

老猫になると、若い時には見れなかった様々な可愛い姿や仕草を見ることができます。しかし、老猫になるとどうしてこんなにも性格や生活の様子が変わるのでしょう?

その大きな理由は、老化による体の衰えです。身体が衰えてしまうと、ちょっと動くのも億劫になってしまいますし、素早い動きもできなくなってしまいますよね。それは、人間よりも運動神経がいい猫ちゃんも一緒で、年を取ると筋肉が衰え素早い動きができなくなっていくのです。そのため、動きがゆっくりになって穏やかになったり、睡眠時間が増えたり、甘えん坊になったりするのです。

子猫もかわいいですけど、ある程度経験を積んで、全てを悟ったような表情でくつろぐ猫ちゃんも大変魅力的ですよね。

老猫と過ごす注意点

猫とおばあちゃん

今は元気な愛猫も、いつかは年をとり老猫と呼ばれる時期を迎えます。老猫になると見た目の変化はもちろん、生活面でも様々な変化を迎えることになります。筋肉が衰えるため段差を上ることができない、粗相をするようになる、夜泣きをするようになる、徘徊をするようになる、病気がちになる、などなど。

体の変化は誰にも止めることができません。そんな愛猫に少しでも住みやすい環境を提供してあげるために、できれば愛猫の身体の変化に合わせてお部屋もバリアフリーにしてあげましょう。

  • 段差を無くす
  • 床に転倒防止のマットを敷く
  • トイレや飲み水の数を増やす
  • 家具やキャットタワーは上まで登れるように段差を増やす
  • ゆっくり過ごせる環境を用意する

など、愛猫の生活スタイルに合わせてお部屋も変えていってあげれば、ストレスを感じることもなく長生きをしてくれるかもしれません。ぜひ、愛猫に長生きをしてもらいたいならば生活環境をバリアフリーにしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

老夫婦とくつろぐ猫

猫にとって幸せな老猫生活とは何か?と、考えた時にまず第一にあげられることは、老猫になっても飼い主様に変わらず愛され続けることではないでしょうか?老猫には老猫の可愛い部分や魅力がたくさんあります。老猫と過ごすかけがえのないゆったりとした時間を、ぜひ愛猫家の皆様は単横してくださいね。

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