『藝大の猫展』開催概要
かわいい仕草、もの言いたげな表情、いたずらをしそうな瞬間…。我が家のかわいこちゃん、あの道で出会ったあいつ、かつて一緒に暮らした仲間…。
皆さんの中の「猫」が思い起こされ、ここにいる猫にも、あちこちにいる猫にも、たくさんの愛情が注がれることを願っています。
猫のように果敢に挑戦したり、ふとした瞬間じっと見つめたり、好奇心旺盛だったり…そういった猫っぽさを、ご自分の中に見出す瞬間もあるのではないでしょうか?
成長過程にある学生の作品も、皆さんのアートの楽しみ方のひとつに加えていただけると幸いです。
藝大の猫展 開催概要
開催期間:2019年4月26日(金)~5月26日(日)
休業日:5月7日(火)、13日(月)、20日(月)
入場無料
開催場所:藝大アートプラザ
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
公式サイトはこちら
「藝大の猫展」コンペ作品
この展覧会のために、藝大の在校生、本年3月の卒業生を対象に、猫をテーマにした作品を募集しました。
先日、藝大絵画科教授のO JUN先生、藝大彫刻科教授の原真一先生、そして猫好きで、猫に関する著書もある東京大学名誉教授・養老孟司先生、伊藤久美子アートプラザ店長ほか計5名による厳正な審査が行われ、猫大賞1点、準猫大賞2点、猫アートプラザ賞2点、養老孟司特別賞が1点選ばれました。
猫大賞
山田高央(美術学部修士課程 文化財保存学保存科学専攻2年)「シュレディンガーの毛玉/Where did we get that cat from?」
猫大賞に選ばれた作品は、体験型の作品。瓶のなかに砂鉄と磁石が入っており、箱を閉じて揺すると、なかの砂鉄の形が変化して、猫の目玉が表れたり消えたりします。ほかの作品が猫の形を具象的に表しているなかで、異彩を放っています。
準猫大賞
三谷和花(美術学部 彫刻専攻3年)「bless」
加藤健一(美術学部 油画専攻3年)「ねこがいた。」
猫アートプラザ賞
渡邊美波(美術学部修士課程 絵画科日本画専攻2年)「猫だっていろいろ...」
張彬文(美術学部修士過程 絵画科日本画専攻2年)「夏の暮れ」
養老孟司特別賞
御代将司(美術学部修士課程 工芸専攻)「おっとっとっと」
藝大のアーティストによる多彩な猫作品
在校生の作品だけではなく、卒業生や教師陣による、猫作品も豊富です。油画、日本画などの絵画はもちろん、ブロンズや木彫、テラコッタなどで制作されたリアルで可愛い彫刻のほか、お菓子の材料で制作された作品なども出品されます。
「自由が丘×東京藝大 アート&デザイン・プロジェクト」の猫
2017、2018年に「自由が丘×東京藝大 アート&デザイン・プロジェクト」で自由が丘に展示された猫の彫刻。
彫刻科・北郷研究室の学生たちが制作しました。素材も木だけではなく、漆をつかったものや陶でできたものもあります。
寝ている猫、じっとこちらを見つめる猫、のびをする猫など様々な猫の表情をお楽しみ頂けます。
若林祐季「三福」
岩井りと「バーマン」
岡田杏「太陽」
井坂仁美「交差するとき」
佐々木玲奈「この街で生きる」
猫アート本
ピカソやダリにパウル・クレー、猪熊弦一郎、藤田嗣治など猫を愛したアーティストは数多くいます。ギャラリー内の書棚では猫とアートというテーマで猫アート本を展示・販売します。
藝大アートプラザについて
昨年10月2日に、東京藝術大学のキャンパス内に「藝大アートプラザ」がリニューアルオープンしました。ここは、藝大の学生、教職員、卒業生の作品が展示され、購入できる場所。
2学部14学科にわたるアーティストの、多種多様な作品が並びます。1点数十万円もする作品もあれば、1000円程度で買える、けれど1点もののアクセサリーなどもあります。
また、作品だけではなく、藝大らしい意匠が凝らされたオリジナルのビスケットやオリジナルグッズ、書棚ではアート本を中心にコミックや雑誌も販売しております。
藝大の猫展
開催期間:2019年4月26日(金)~5月26日(日)
休業日:5月7日(火)、13日(月)、20日(月)
入場無料
開催場所:藝大アートプラザ
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内