《仙厳園》桜島の絶景も目の前に! ぜったい訪れたい猫神神社!

《仙厳園》桜島の絶景も目の前に! ぜったい訪れたい猫神神社!

鹿児島を訪れたら必ず観光コースに入っている仙厳園。藩主島津家の庭園などけれど、そこには地元民しか知らない隠れた猫好きのための超パワースポットがあった!その名も猫神神社(ねこがみじんじゃ)必見です。

仙厳園 猫好き篤姫も過ごした島津家の庭園

仙厳園からの桜島

仙厳園は、島津家の別邸で、別名『磯庭園』といわれています。なんといってもその醍醐味は庭園の真ん前に見える海に浮かぶ雄大な活火山、桜島!しかし、そこにはありがたーい猫神さまの神社もあるのです。

さて、猫といえば、大河ドラマでも人気があった「篤姫」。そんな篤姫はもともと鹿児島の田舎の武士の家に生まれました。その賢さから島津家の養女となり、京都でのお嫁さん修行をへて将軍家に嫁いだ江戸末期のシンデレラ・ガール!もともとは犬が好きでしたが、将軍が犬を好きでなかったため、猫を女中からゆずりうけて、たいへんかわいがったと言います。

一説には篤姫の愛猫『サト』のためには、今のお金にして年、百万円以上のお金が割り与えられていたとか!そんな篤姫も島津家でちょこっとだけ過ごしているんですね。猫神神社にも立ち寄ったかも?!

猫神神社は、見逃しそうなとっても小さな神社!

石の上で眠る猫

実は筆者も、仙厳園に猫神神社があるとあらかじめ聞いていなければ、通り過ぎてしまうところでした。神社というより、小さな祠(ほこら)。猫神神社は大きな土産物の建物の横、かなり奥まった場所にあります。小さな鳥居も表からは見えず、うっかりすると通り過ぎてしまうのです。

中に入ると、正面に小さな猫をまつる祠があり、その右手には絵馬を飾る場所があります。絵馬には主にペットの猫の長寿などが願われています。やっぱり、みんな長生きしてほしいよね、うちの子には。

猫自体が神様の珍しい神社

横を見る猫

そんな小さな猫神神社ですが、神様に猫のことをお願いする神社ではなく、猫自体が神様だという珍しい神社になります。朝鮮戦争にかり出された猫をまつる神社なのです。

猫神神社の由来(立て看板より)

文禄・慶長の役(十六世紀末)で活躍した島津義弘は七匹の猫を朝鮮半島まで連れて行き、猫の瞳孔の開き具合によって時刻を推測したと言われています。

この神社は、生還した二匹の猫が祀られており、六月十日の時の記念日には、鹿児島の時計業者の人々のお祭りもここで行われています。

うーん、猫を時計代わりにしていたわけです!なるほど!
時間なんか気にしていない代表みたいな生き物のくせに、時計業者の神様にもなってしまうなんて、猫様すごい。

そのほかにも、古来、洋の東西をとわず猫は船の守り神ですね。文豪ヘミングウェイの猫も元々は船の猫だったと言います。なぜ猫が船の守り神かというと、積んだ食糧や大切な美術品などをネズミにかじられたら困るから。そして、船にネズミがいると、船員に病気が蔓延してしまいます。まさに、命の守り神でもある猫様。これは祀りたくなります……。

絵馬の買える猫屋

神社の左横にある黒壁の雑貨屋さんは、猫屋と言って、ここで猫の絵馬を買えるそうです。そのほかにも、猫の焼き物や猫モチーフの染め物、時計など猫神神社にまつわるいろんな雑貨がおいてあります。

ペットのためのお守りも買えたそうなのですが、私は知らずに買わなかった、残念!年々、猫ブームとともに新しいグッズも増えているようなので、チェックしてみてくださいね!

仙厳園 そのほかの見どころ

仙厳園の庭園にある竹林

庭園

広大な庭園は城山方面の崖から、桜島までをみわたせる最高の散歩コース

尚古集成館

薩摩の蒸気機関などのコレクションや明治にかかわる様々な収集品が見られる

グルメ

「じゃんぼ」が食べられる。両餅。鹿児島独自の食べ方で、甘辛くおいしい御餅。

薩摩切子工場

江戸切子と違い、切子に研磨技術でボカシを入れる薩摩独自の切子。
高額だが一見の価値あり。

仙厳園までの行き方

キャリーケースから顔を出す猫

住所

〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町9700−1

市内バス

  • カゴシマシティビュー「仙巌園前」で下車
  • まち巡りバス「仙巌園前」で下車
  • 民営バス(3社)「仙巌園前」で下車

車でお越しの方

  • 鹿児島中央駅から20分
  • 鹿児島空港から40分(姶良IC~国道10号線経由)
  • 桜島フェリー桟橋から10分

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