猫神神社(ねこがみじんじゃ)に行ってみよう!ルーツやアクセス方法

猫神神社(ねこがみじんじゃ)に行ってみよう!ルーツやアクセス方法

猫神神社を知っていますか?鹿児島市の仙厳園内にある神社は、猫神神社と呼ばれていますが、その名の通り、猫が神様として祀られている神社です。また、徳島市にも猫神神社と呼ばれる神社があります。これらの神社は、なぜ猫を祀るようになったのでしょうか?猫神神社のルーツやアクセス方法をご紹介します。

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猫神神社のルーツ

猫がいる神社

神社へ行くと、狛犬が祀られているのをよく見かけると思いますが、中には狛犬が猫になっている神社もあります。猫は、古くから日本人と深い関わりがあったのですね。

猫が神社に祀られるようになった理由

猫が日本に来たのは、飛鳥時代から奈良時代といわれています。中国から仏教の経典を輸入する際、船の中で経典をネズミにかじられないように猫がつれてこられたようです。

ネズミを捕る猫は、農家などで穀物を守るために飼われていました。特に養蚕農家では、蚕をネズミに食べられてしまうので猫を大切にしていたのです。

猫は、人の役に立つ動物として大事にされ、やがて神社に祀られるようになりました。

有名な猫神神社

猫神神社として有名なのは、鹿児島市の仙厳園と、徳島市の王子神社です。これらの神社は、なぜ猫を祀り、猫神神社と呼ばれるようになったのでしょうか。

仙厳園

仙厳園は、薩摩藩主島津氏の別邸跡です。仙厳園の一角にある猫神神社には2匹の猫が祀られています。文禄・慶長の役(1592~1598年)の時、第17代島津義弘公によって7匹の猫が朝鮮につれて行かれました。

朝鮮につれて行った猫は、時計のかわりでした。猫の目は明るさで大きさが変わりますが、猫の目の瞳孔の開き具合を見て、時刻を推測したとのことです。7匹の猫は、それぞれの陣営に猫時計として置かれ、出撃の合図の際に役立ちました。

7匹のうち、5匹の猫は戦死してしまいましたが、2匹は生還しました。朝鮮から生還した2匹の猫を祀っていることで、猫神神社と呼ばれるようになったのです。猫の目を時計代わりにしたことから、6月10日の時の記念日に、猫長寿祈願と供養祭が行われています。

王子神社

王子神社は猫神神社と呼ばれていますが、もともと王子神社の御祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の第三皇子、天津日子根命(あまつひこねのみこと)で、学業成就、商売繁盛などの開運の神様です。王子神社は、阿波・蜂須賀候の家老、長谷川奉行家の鎮守神でした。

その王子神社は、猫神さんとも呼ばれて親しまれていますが、なぜ猫神さんと呼ばれるようになったかは、250年ほど前の「阿波の猫騒動」の出来事に由来します。

阿波の国の庄屋の娘であるお松が、無実の罪で処刑されてしまいました。お松は、かわいがっていた猫のお玉に、自分の仇を討つように言い聞かせて、亡くなります。それから、お玉の霊がお松に罪をかぶせた人たちを祟りました。これを鎮めるために、長谷川奉行がお松とお玉の霊を祀ったのが始まりです。

これがやがて、願いをかなえてくれる猫神さんとして知られるようになりました。猫を祀る猫神神社ではありますが、学問の神様としても定評があり、毎年多くの受験生が訪れます。その他、開運、良縁の神様としても知られています。
 

猫神神社のおすすめスポットやグッズ

猫神社のグッズ

お守り

猫神神社のお守りには、猫が描かれています。猫好きに人気のお守りです。

絵馬

猫神神社の絵馬には、猫が描かれています。飼い猫の健康長寿や、亡くなった猫の冥福を祈る願いがこめられている絵馬です。

猫屋

鹿児島市の猫神神社の隣にある猫グッズの小さなお店が猫屋です。入口では、緑色の木彫りの猫がお出迎え。猫のお札やお守り、猫神神社に奉納する猫絵馬をはじめ、ユニークな創作猫人形などがあります。様々な猫グッズがありますので、お土産にもおすすめです。

御朱印

徳島市の猫神神社、王子神社の御朱印には猫が描かれています。かわいらしい猫の絵は、季節によって変わります。

頒布されている御朱印帳にも招き猫の絵柄がありますが、表にはありませんので、お問い合わせ下さい。

王子神社では、本物の猫さんにも会えますよ。

猫神神社のアクセス方法

線路と猫

仙厳園

鹿児島市の猫神神社は、薩摩藩主島津氏の別邸跡の一角にあります。

交通アクセス

JR鹿児島中央駅より車で約20分。鹿児島空港より(姶良IC~国道10号線経由)車で約40分。桜島フェリー桟橋より車で約10分。

バスの場合、鹿児島中央駅よりカゴシマシティビューまち巡りバスで約30分「仙巌園前」バス停下車すぐです。

王子神社

猫神さんと呼ばれて親しまれている猫神神社、王子神社は、向寺山の徳島県文化の森総合公園内にあります。
 

交通アクセス

JR徳島駅前より徳島市営バス3番乗り場から「文化の森」行き、もしくはバイパス経由「市原」行き「文化の森」で下車。

徳島バス4番乗り場から佐那河内線「仁井田西」行き、または「神山高校前(大木経由)」行き「園瀬橋」下車。徒歩約10分。

JR牟岐線文化の森駅より徒歩約35分。

お車の場合、徳島県庁より国道55号を南へ約15分。「文化の森」の駐車場を利用して下さい。

まとめ

猫神社の境内

猫を祀っている猫神神社は、猫好きが一度は訪れたい人気のスポットでもあります。猫は、古くから人間と深い関わりを持ってきました。猫神神社で猫が祀られているのも、猫が身近な存在であったからこそでしょう。

穀物や大切なものを食い荒らすネズミを退治するだけでなく、猫時計としても活躍してきた猫たち。今も、私たちのそばで、癒しを与えてくれています。

鹿児島や徳島へお出かけの際は、ぜひ猫神神社へ足を運んでみて下さいね。