猫神社で猫が祀られている理由と東京都内での場所3選

猫神社で猫が祀られている理由と東京都内での場所3選

猫神社とは、猫をお祀りしている神社のことです。最近、ちまたでは御朱印集めが流行っていて、私もその1人。神社等を巡るうちに、猫の置物や絵、彫刻等がたくさんある事に気がづきました。何か深い関係があるのか?と思い、調べてみると”猫神社”という言葉を見つけました。ここでは、猫神社について詳しくご紹介します。

猫神社とは

鈴と鈴緒

元々、古い建造物や彫刻、色使い、木のぬくもりが大好きな私(年齢の割に渋いねとよく言われます)は、よく神社やお寺を訪れていました。更には、流行りにのり、御朱印集めも趣味にしました。その結果、ここ数年は神社やお寺を訪れることが、以前に比べてかなり多くなりました。そこで気づいたことがありました。

神社には猫の置物やお札やお守り、絵や彫刻・・・なんでこんなに多いのだろう、と。猫と神社には何か特別な意味があるのかな?と思い、調べ始めてみました。

まず、「猫・神社」 と検索すると早速「猫神社」という言葉がヒットしました。みなさん、「猫神社」と聞いて一体どんな神社だと思いますか? 私は、猫がたくさん集まる神社かな? 神主さんが猫ににているのかな? 猫の形をしている神社かな? 猫がお祓いをしてくれるのかな? など、面白い想像をしていました。

しかし、本当は猫をお祀りしている神社のことなのです。もっと簡単に言うと、猫が「神様」「守り神」の神社のことだそうです。知りませんでした。狛犬はよく見かけるのですが、猫が守り神となり祀られているなんて・・。

神社で猫が祀られている理由

塀で寝ている猫

日本人と猫は昔から深い関係があるようです。例えば、江戸時代、日本では養蚕業が盛んで、蚕の天敵ネズミや害虫から守るための猫が欠かせない存在だったようです。それらから大事な産業を守ってくれる猫には、神様のような特別な力が宿っていると日本人は考えてきたそうです。そこから猫が神様として神社で祀られるようになったそうです。

東京都内で猫神社がある場所

豪徳寺の招き猫

「猫神社」と聞いても、「あぁ!あそこにある!」と思いつく方は少ないのではないでしょうか?まず、東京都内で探してみることにします。

豪徳寺(世田谷区)

豪徳寺は井伊直弼で有名な、あの「井伊家」の菩提寺です。また、招き猫発祥のお寺としても有名で、中に入るとたくさんの招き猫がこちらに向かって手招いています。とてもかわいらしくて、猫好きの方にはたまらないお寺ですね。

住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7

阿豆佐味天神社(立川市)

この神社の中にある、蚕影神社(コカゲジンジャ)は漢字の通り、蚕の神様をお祀りしている神社だそうです。その蚕をネズミや害虫から守るために、猫を守り神としているといわれています。

住所:東京都立川市砂川町4-1-1

美喜井稲荷神社(赤坂)

こちらは、神社とは思えない場所にひっそりとたたずむ神社です。ビルの2階に位置していて、とても小さな神社です。通称「ネコ稲荷」と呼ばれているそうで、境内には猫が守り神として佇んでいます。 

そして、こちらの神様にまつわる面白いお話があるそうです。「こちらにお参りに来る際には、決してタコを食べてはなりません。」という言い伝えがあるそうですが、理由や由来は誰も知らない謎のお寺・・・なのだそうです。

住所:東京都港区赤坂4-9-19

まとめ

神社にいる猫の後ろ姿

ご紹介した他にも、まだまだ東京都内にはたくさん「猫神社」と呼ばれている神社があるようです。御朱印をもらったり、建物を見たりすることもとても楽しいのですが、「猫」様たちを見に行くのもまた新しい楽しみになりそうです。 守り神の「猫」様一人一人のお顔が違うのも見ものですね。猫好きの皆様はぜひぜひ足を運んでみてください。

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