問題発生で夢の猫カフェオープンが大幅の延期に
英国カンタベリー市にあるカンタベリー大聖堂のすぐ近くに、近々市内初の猫カフェがオープンする予定です。
ところが現在、設計士に関する問題で工事が中断しており、猫カフェのオープンは延期を余儀なくされています。
当初オーナーのピップ・ハリスさん(25歳)は、2021年秋の初めには猫カフェをオープンしたいと考えていましたが、現時点でオープン時期は未定とのこと。
オープンを予定している猫カフェ「Canterbury Tails」では18匹もの猫がいるところで、コーヒーを飲んだり友達とのおしゃべりを楽しむことができるそうです。
ピップさんは、「猫を飼いたくても飼えない人が猫カフェで猫との触れ合いを存分に楽しんでくれれば」と、オープンを楽しみにしていました。
猫好き女性の夢が詰まった猫カフェビル
幼いころから猫好きだったピップさんにとって、猫カフェのオープンはまさに夢の実現です。
ピップさんは貯金と家族からの援助により、大きな4階建てビルの自由所有権を買い取りました。
予定では1階と2階部分が猫カフェとなり、3階と4階は猫も自由に出入りできるピップさんの住居となります。
ピップさんは現在20匹以上も猫を飼っていますが、その中からスフィンクスやメインクーン、オリエンタル、ラグドール、シャムなど、人に慣れた社交的な子を18匹ほど選んで猫カフェに連れてくるつもりです。
夢の実現のため必死で貯金
ピップさんは大学を卒業して以来、この猫カフェのオープンに向けて貯金するためにロチェスターの実家で暮らしてきました。
一時期は仕事を3つも掛け持ちしていたというピップさんですが、貯金もすでに底をついてしまったそうです。
当初、彼女は11月下旬の26歳の誕生日までに猫カフェのビルに越してくる予定でした。ですが、ビルの工事が中断しているため現在も実家で暮らしています。
2021年7月には、猫カフェがオープンするというニュースがネット上でも大いに話題となりましたが、設計士の問題でこの計画はすでに8カ月も遅れているそうです。
ピップさんによると、新たな設計士を見つけたものの工事を再開する前に協議会の承認を受けなければならないとのこと。
夢の実現まであと一歩というところでなかなか前へ進めず気の毒ですが、早く工事が再開され無事に猫カフェオープンまでこぎつけることを祈るばかりです。