災害が発生した時、被災地の猫に物資の支援があるって本当?

Q:被災地の猫を飼っている世帯に、ペット用品の物資支援があるって本当?
A:本当です。2021年8月に西日本が豪雨に見舞われた時にも、認定NPO団体・日本レスキュー協会という団体が、ペットを飼っている世帯にペット用の物資を配りました。

日本レスキュー協会の活動

日本レスキュー協会は災害救助犬の育成や派遣、セラピードッグの育成や派遣、捨て犬や捨て猫の保護などを中心に活動しています。

犬や猫といったペットも家族の一員と捉え、災害時に必要になるペットのフードやおやつ、ペットシーツ、ケージなどを状況に合わせて届けてくれます。

日本レスキュー協会の他にも被災したペットへの物資支援を行う団体はあるので、困った時には問い合わせてみてください。

ただし災害時には人命救助が優先されることが多く、すぐに物資が届くとは限りません。いざという時のために普段からペットの防災について考え、必要なものを備蓄しておくことが大切です。

日頃からの備え

ペットの備蓄品としてフードや水、トイレ用品は最低でも5日分は用意しておきましょう。可能ならば7日分ほど準備しておくと、尚いいです。

忘れてならないのは、持病があるペットの薬や療法食です。災害時こそ薬や療法食をきちんと摂取して体調を整えることが重要です。十分な量を用意しておきましょう。

避難所に避難する必要がある場合は、犬や猫を入れておけるキャリーバックやケージが必要になります。他の避難者に迷惑をかけないように、ワクチン接種や排泄場所のしつけなどもしておきましょう。

事前確認が重要

日本は地震や豪雨などの自然災害が多い国です。もしも自分が被災者になってしまった時にペットが受けられる支援について、ぜひ一度調べてみてください。

犬や猫と一緒に安全で快適に在宅避難や避難所への避難ができるように、必要なものは事前に揃えておきましょう。