猫ニュース5選!マイクロチップ義務化、猫語翻訳アプリなど2021年話題になった猫ニュースを振り返り!

2021年の猫に関する出来事5つの振り返り

2021年も残すところあと数時間。皆さん、今年はどんな年でしたか?

猫の人気が高まりペットブームが再来している2021年は、猫に関するニュースや話題が多くありました。

さっそく、2021年の猫の話題にはどのようなものがあったのかを振り返っていきたいと思います。

2021年6月「改正動物愛護管理法」施行

2019年に改正された「動物愛護及び管理に関する法律」が2022年までに段階的に施行されることが決まりました。動物を取り扱う業者に対する規制を強化し、不適切な扱いを受ける犬や猫を減らすことが目的です。

今回の改正のポイントは以下の3つです。

・飼育管理基準の厳格化

施設の広さや従業員1人あたりの飼育数の上限、繁殖回数などに数値規制が設けられます。

・幼齢犬猫の販売規制

幼くして母親から引き離されることで健康面や社会性において問題が生じるリスクが高まることから、生後56日(8週)を過ぎない犬猫の販売が禁止されます。

・虐待への罰則強化

相次ぐ動物の虐待や遺棄を抑止する目的で、これまでより重い罰を課すことが決まりました。

ペットへのマイクロチップ装着が義務化

上記の動物愛護管理法の改正を受けて、犬猫へのマイクロチップの装着が2022年6月より義務化されることが決定しました。

ペットへのマイクロチップ装着には、迷子になった時や事故や災害で飼い主さんと離ればなれになった時に、無事に再開できる確率を高めるというメリットがあります。

マイクロチップの装着はブリーダーやペットショップで行うので、2022年6月以降に犬や猫を購入するとマイクロチップが埋め込まれた状態でお家に迎えることになります。

飼い主さんはご自身の情報を登録することが求められます。

猫の腎臓病治療に有効な「AIM」に注目!愛猫家から多額の寄付金が集まる

猫の腎臓病の治療薬開発が資金不足により中断しているというニュースが広まり、多くの愛猫家たちから多額の寄付金が集まりました。その結果、無事に薬の開発が進められる見込みです。

腎臓病は猫にとって主な死因のひとつであり、治療薬の開発は愛猫家にとっての願いです。

血中タンパク質「AIM」の活用により、猫が腎臓病を克服して30歳まで生きられる日がくるかもしれませんね。今後の研究と治療薬の開発に期待したいところです。

「YouTubeで最も視聴された猫」もちまるがギネスに認定

スコティッシュフォールド・もちまるの日常を飼い主が投稿するYouTubeチャンネル「もちまる日記」が大人気となっています。

8月には「YouTubeで最も視聴された猫」としてギネス世界記録に認定され、2021年12月時点でのチャンネル登録者数は160万人を突破しています。

コロナ禍で不安やストレスを抱えている人々にとって、可愛らしい猫を見ることが大きな癒しになっていることがわかりますね。

ネコ語翻訳アプリ「ニャントーク」がSNSで話題に!

猫の鳴き声を翻訳できる「Meowtalk(ニャントーク)」というアプリがSNSで話題になりました。

愛猫が何と言っているのかを知りたいというのは猫の飼い主さん共通の想いではないでしょうか。

「かまって」「なでなでして」など甘えている言葉が翻訳結果として表示されると、ますます可愛らしく感じます。逆に「かかってこい」のようなケンカを売っている言葉が出ると思わず笑ってしまい、それはそれで楽しめるようにもなっています。

もちろん、スマートフォンアプリで猫の正確な気持ちや言葉を100%読み取れるわけではありませんが、愛猫とのコミュニケーションが増えたり、猫の気持ちを改めて考えるきっかけになるかもしれませんね。

2021年のまとめ、2022年に向けて

ペットの需要が高まる一方で犬や猫の飼育放棄が問題となった2021年は、保護猫を支援する活動など動物福祉に関する話題も多くありました。

動物愛護管理法の改正もあり、今後は犬や猫などの動物が幸せに暮らせる世の中になるための取り組みが進んでいくことが期待されています。

2022年が、猫にとって嬉しいニュースや素敵な話題で溢れる年になることを祈りましょう。