成猫専門の保護猫カフェ、店舗移転に向けて大規模クラウドファンディングで資金を募る
千葉県浦安市にある保護猫カフェ「猫の館ME」を運営するガッテリア株式会社は、現在来年2月22日に予定している浦安市猫実(ねこざね)への店舗移転のための資金調達を目的として、大規模なクラウドファンディングに挑戦しています。
「猫の館ME」は保護猫の譲渡を目的として2013年にオープンした猫カフェで、特に里親を見つけるのが難しいとされる成猫に特化して譲渡活動を行っています。オープン以来9年間で215頭の猫に里親が見つかったそうです。
また、現在は「猫を売らない猫の店」として、保護猫カフェの運営以外にも猫用品・雑貨の販売や猫専用ペットシッターサービスなども行っています。
今回の猫実への移転はオーナーのかねてからの念願であったとのこと。名前に「猫」がつく町でのリニューアルオープンにオーナーも嬉しさを隠しきれません。
移転先には窓がたくさんあり猫の居住環境も格段に向上するとともに、最寄駅からは徒歩圏内にあるため、利便性の向上に伴う猫の譲渡数の増加が期待されます。
最近ではクラウドファンディングによる資金調達も一般的に
昨今ではクラウドファンディングによる資金集めがかなり一般に浸透し、クラウドファンディングにより保護猫カフェをオープンしたり資金難を乗り切ったりする事例もあります。
しかし、今回のように目標額が1000万円を超えるプロジェクトはそれほど多くありません。
今回のプロジェクトで集まった資金は、店舗の賃貸契約費用やリターン品の準備費用の他、普段保護活動に触れることのない一般の人々でも利用しやすい空間をつくるため。
そして、猫初心者が「猫を飼うと臭くて汚くなる」という先入観を抱かないような洗練された空間を作るための設備投資などに充てられます。
プロジェクトの期間は12月27日までですが、12月2日時点ですでに1,100万円を上回る資金が集まっており、次は最終目標である1200万円を目指して募集を進めていきます。
リターン品も支援金額に応じてバラエティ豊富に用意されているようです。「猫実の保護猫カフェ」実現に向けて、無事にプロジェクトが成功するとよいですね。